海の底、森の奥

- EXOの二次創作とオリジナルのBL小説を中心としたブログです。R18表現あり。お気軽にどうぞ。

20160719

束の間から 7
「やめろって」
俺はさすがに唇の上の唇をはがそうと、のしかかってくるチャニョルの肩を両腕で押す。
俺より体のでかいチャニョルは、体重をかけて俺に覆い被さる。
「重いって」
そう言葉を出す唇がまた、塞がれる。
ぢゅっ、と、音が鳴る。
チャニョルの、俺より断然肉厚な唇が、俺の下唇を噛むように挟む。
ぬるりと滑るその感触に、俺の背筋が泡立つ。
なんでこいつこううまいんだよ。
俺は心中毒吐きながらも、絶対にそんなことは言わない。
見合わせたままの目をひそめ、眉をしかめて抵抗する。
ぐぐぐと肩を押しながら、すでに押し倒された俺はソファから頭を浮かせて起き上がろうとする。その顔の上からどんどんキスは降る。
基本そういう接触をお預け状態の俺は、その甘さに体の緊張がとどめられない。
…キスだけなら。
そう思ってしまう自分がいた。
そんな自分を殴りたくなるようなことが、すぐ起きる。
チャニョルは俺の口に舌を入れたまま、俺のパンツのボタンを外している。
既視感に襲われた俺は、目を開けてチャニョルの両手を掴む。
すでに解放されたそこで、チャニョルが俺の手を退け、パンツと下着いっぺんに引き降ろす。
「うわっ」
かすかに反応を示し、膨らみ始めたそこが、チャニョルの目のすぐ下にある。
「はははー感じてんじゃん」
軽く放たれるその言葉に、俺はかっとして怒鳴りつける。
「なにやってんだよ!」
そしてパンツに手を掛けようとする。
その両手を自分のそれで捉え、チャニョルは俺の頭の上に、両手首をひとつ手で押さえつけ、残った手でペニスを掴んだ。
その感触と事態に、今日も俺はぎゅっと目をつむる。
唇の隙間から舌が入って来るのを感じ、歯で噛んでやろうかと思う。
だがとろりとしたその魅力が、俺の意識をちりぢりにさせる。
握った手をチャニョルは上下に動かし始める。
俺にはそれがすぐ柔らかみを失うだろうことが、分かった。
もう完全に脱力し、俺はされるがままだった。
めちゃくちゃに暴れたら、おそらく逃げ出すことは簡単だった。
だが、チャニョルだし。
気持ちいいし。
一度、しちゃっているし。
俺のそういうことに関してのプライドなんかは砂上の楼閣だった。
それはあっという間にかたちを成さなくし、俺は寄せては返す波の上に、漂うようだった。
俺が抵抗しなくなったと判断すると、チャニョルは俺の手を離し、片手で自分のパンツを脱ぎ、尻まで出した。俺は衣擦れの音でそれを察知し、わざと目を開けない。
「ベッキョン」
呼び掛けられてもなにも反応しなかった。
そのまま片手を取られてまた、触らせられる。
熱く、硬いそれは、血管が指で認識できるほどだった。
「こすれよ」
命じたチャニョルは、腰を浮かせて俺に再度くちづけた。
最初のときの嫌悪感はまだ当然そこにあった。
しかしどうしてか、今もまた、チャニョルに悦楽の底に突き落とされていると、自動的に手が動いた。
あのとき酔っていて分からなかった、チャニョルの微妙な反射や反応が、はっきりと伝わってくる。
口をつけながら、ふう…、う…と息を溶かしていることも。
俺たちの性器は、日頃の我慢もたたってすぐでろでろになってしまう。
チャニョルは自分の先を、俺の先へくっ付けた。
「んあっ」
その独特な強い刺激に、俺は腰が浮く。
ふ、ふ、と鼻息を漏らすチャニョルも、同じく感じているようだった。
ぷっくりと膨れた先っぽの、汁が染み出す周辺を、同じものがくちづける。
えも言われぬ感触に、俺の頭はだまし絵のようなものが、かたちを変え続けていた。
俺たちはお互いの手がぶつかりながらも、その勢いを速めないわけにいかなくなった。
時折そこもキスを重ねる。
そのたび俺は、あっ、あっと声が上がった。
頭が真っ白になり、ぽっかり口が開く。
気付いたチャニョルがテーブルの上の、ポテチの横からティッシュを引き抜く。
「ぐっと強く握ってこすれ」
棒の先の穴にティッシュをくっ付けながら、俺に言う。
言われた俺は、すぐにそれに従っている。
「あっ」
チャニョルは自分の棒の先も、俺の先に持って行き、揃ってティッシュで包み込んだ。
同時に、俺たちは、射精した。
ソファ全体がぶるぶる揺れる。
「く……はっ」
俺の開いた大きな口は、なにかが喉の奥に入っていくようにそのままだった。
呼吸の荒い俺たちは、黙ったまま、落ち着くのを待った。
ソファに横になり、天井を見上げる俺を、チャニョルは見下ろし、肩で息をしながら、言う。
「……な?気持ちよかったろ?」
あれはそのときのタイミングとアルコールのせいだ。
俺は今日までそう思ってきた。
だが確かに、それは間違っていたようだった。
いつ、エンドロールまで終えていたのか、俺にはさっぱり、分からなかった。




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