海の底、森の奥

- EXOの二次創作とオリジナルのBL小説を中心としたブログです。R18表現あり。お気軽にどうぞ。

20160719

束の間から 5
男とキスしたのは初めてではなかった。
経験はあった。だが、そんな過去のものとは比べられるものではなかった。これは。
チャニョルの唇を唇の上に感じ、俺は目を見開き、次の瞬間はぎゅっとつむって両手でその体を押し戻そうとした。
が、唇の上下の間に舌がぬるぬると触れ、それから中に入ってきたことに驚いて、俺は体が固まった。酒臭いその舌は決して快いものではなかったが、俺のそれも同じようなものであることは間違いなかった。…そんなことを考えられたのは、ほんのいっときだった。目を開けるのがなんだか怖く、俺は力を込めて目を閉じたまま、チャニョルがその器用さを発揮して俺の口内を快感で満たしていくのをしびれた頭と体で受け止めた。本当に、気持ちがよかった。久しぶりのキスだった。しかも、俺が今までした中で一番感じる、それだった。
俺は瞼の力を抜いて、はあ、と息を漏らした。
するとチャニョルは片手で俺の前髪を無造作に搔き上げ、額に大きな手を置くと、そのままぐっと顎を反らせるように壁に押し付けた。
今まで男としたキスなんていうのは、ふざけ半分のただ唇の上を撫でるだけのものだった。
今、しているのは、…なんだ?
頭を押し付けられてキスされるなんてことも、これまでなかった。
こんなふうに力任せに強引に、好きなように、リードされてくちづけられるなんてことは。
酔いと興奮が混ざり合い、体の中をめちゃくちゃに信号が飛び交った。
俺はいつしか、自らの口の中からびちゃびちゃと唾液の跳ねる音と、ふ、ふ、という甘い声が聞こえるようになっているのに気付いた。
自分から、チャニョルの舌を捕まえに行っていた。
瞼の裏をぐにゃぐにゃと悦びが踊る中、チャニョルの片手が俺の下半身をそろりと触れた。
さすがにびっくりした俺は、目を開いて腰を動かす。
そこには俺を見据えるチャニョルの目があった。口を離す気配はない。
チャニョルは自分の胸を俺に押し付け、額の手もそのまま力を抜かず、俺の膨らんだ前を確認するように揉んだ。
俺は恥ずかしさに顔の熱を上げ、またも目を閉じやめろと言うためにチャニョルの口の中でうーうー唸りながら、広い肩を両手で叩いた。
そんなことをしているうちに、またも器用さを発揮したチャニョルはその長い指で俺のパンツのボタンを外した。ジッパーを下ろし、下着のパンツを勢いよく前だけ下ろす。
すっかり先走りに濡れたペニスが、姿を現した。
俺はそれを見下ろせず、空気に触れたそこが、チャニョルの手で包まれるのを止めることは叶わなかった。
大きな、男の手で、すっぽりとそこを握られ、舌を強く吸われながら俺は事態にまったくついていけなかった。
だがなにをやらせてもたいていこなせてしまう、手先の扱いのうまいこの男は、俺のものをあっけなく更に硬くさせることに成功してしまう、動きをする。
経験したことのない快楽の波に飲み込まれ、俺は全身の力が抜けた。
くちゅくちゅと鳴るチャニョルの掌の音が、遠くに聞こえた。
額の上の手が外された。
そして下からかちゃかちゃいう音が聞こえたかと思うと、俺の片手をチャニョルは取り、自分の方へと持って行く。
指先に、覚えのある、感触を得る。
俺はまた瞼を上げた。
目を閉じたチャニョルは、自分のペニスに俺の手をあてがっていた。直接。
全身が総毛立った。
そんなことはできないと思った。無理だ、と。
俺は力を込めてチャニョルのそこから手を離そうとする。が、チャニョルの手はそれを許さない。
舌と手をひっきりなしに動かし、俺の理性を奪おうとする。
確かにこれを今やめられるのは、なにより辛かった。
とにかく、続けて欲しかった。
今だけ。
今だけだ。
俺は抵抗をやめてチャニョルの手に導かれた。
俺のものより大きなそれは、俺以上に濡れそぼっていた。
内心の驚きを隠し、ゆっくりと瞳を隠した。
俺は自分のものを愛でるときのように、チャニョルのそれを愛撫した。
始めてしまうと、またチャニョルのテクニックに俺は溺れ、無意識にチャニョルへのしごきを速めてしまう。
手の中が液にまみれ、ものすごいすべりのよさだった。
自分でしているかのように、俺の手は動いた。
チャニョルが突然唇を解放し、…あっ、と言いながら、長い腕で後方にあるティッシュを抜いた。俺の性器を掴んだまま。
自らのものの上にティッシュをあてがい、チャニョルは片手の中のものをぐっと握り締め、体を屈めて放出した。
「う、ううっ」
俺は目を開け、チャニョルの手の温度を感じながら、そのようすを口を開いて見ていた。
顔を俯けて体をびくつかせるチャニョルの髪の毛が、俺の鼻をくすぐる。汗の匂いが漂った。
はー、はー、と息をしながら、チャニョルは顔を上げた。
その、顔。
俺はチャニョルをじっと見た。
うつろな目と、開いた口で。顎にはよだれをつけて。
チャニョルはいきなり膝をついた。
なにが起こったか分かる間もなく、俺の立ち上がったものはチャニョルの口に入れられた。そのまま力任せに亀頭を吸われ、ずっとそこにある手がその下をこすった。
信じられない展開と感触に俺は目を瞼の奥に隠すと、顔の上に指が来た。
唇を触り、歯をこじ開け、チャニョルの指が俺の口を犯す。
舌の上で踊る指を、なぜだか夢中で舐めてしまう。なにかおいしいもののように。
激しい刺激に俺はもう我慢がきかなかった。
言葉を頭で作る前に、背筋を電流が抜けた。
「ああっ」
チャニョルの指をくわえたまま、よだれを垂らして俺は腰を折った。
チャニョルは体を引かなかった。
どくどく動く口の中のものを、その格好で受け止めた。
気持ちよさにめまいがしながら、俺は瞬きを繰り返して上体を起こした。
まだ、びくんびくんと体が揺れる。
チャニョルは立ち上がり、洗面台に向かった。
水道をひねって手洗いとうがいを始める。
俺はごそごそと服を元の状態に戻す。
水を止め、手と口を拭い、パンツの前を留めると、チャニョルはこちらを向いた。
「……お前な」
軽く睨んでくるその目を俺は見返し、気まずさを押し込めてごめん、と呟く。
「言えよ。出るって」
「……勝手にお前がくわえたんだろ」
「サービスしてやったんだろーが」
「頼んでねーよ」
「最高だったろ?」
「…んなこた言ってねー」
はは、と笑うチャニョルは、お前も手、洗えよ、と言って、ぺたぺたと足を鳴らし、洗面所を出て行った。
俺はすっかり呆気にとられ、よろよろと蛇口に手をつく。
………………なんだ?今の。
水の中でごしごしと手をこすり合わせながら、そうだ、顔も洗わなければと、ぼんやり思った。



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