海の底、森の奥

- EXOの二次創作とオリジナルのBL小説を中心としたブログです。R18表現あり。お気軽にどうぞ。

20170630

メランコリック 1(リアル短編)
エレベーターの中でふざけてキスをしたのが最初だった。
だいぶ高いところから見下ろしながら、口になんか付いてるとジョンインは言った。
ふたりで摂った昼食のあとだったことで、ジョンデは料理のカスか何かを取り損ねたのだろうと手の甲で唇を擦った。
「取れたか?」
 目を上げて問うと一点を見入られた。
「まだ」
「なんだ、どんなの?」
「黒いの」
「海苔かな」
「たぶん」
 ジョンインはジョンデの顎を掴んで親指でぐいぐいと拭った。幅の広い、端の切れ込んだジョンデのそれは歯の方へ押されて凹んだ。
「い、いて」
「取れない」
 痛みのために瞑っていた目を開けると、ジョンインの眉の間が寄せられているのが映り、耳には唸るような音がかすかに聴こえた。
「じっとしてて」
 両方のえらを掬うように抱えられ、ジョンデは返事をする間もなくジョンインの舌の先が己の膨らみ、色の付いた部分を撫でるのを感じた。濡れた感触にこれが現実であるのを悟り、触れられた場所と同様横長で端の上がった目の中で黒目が惑って転がった。
 顔を少しだけ離すと、ジョンインは瞬きながら再び今自分が舐めた箇所を見た。途端にんまり笑う。
「取れたよ」
 釣られてジョンデも目を合わせ、力なく笑った。眉頭が上がる。なんだこれはと混乱しながら、追及すべきでないと思った。
 弾力を確かめるようにジョンインはジョンデの下唇の真ん中を親指で押した。
「やわらけー」
「やめろって」
 ひひひひ、という声をもっと厚い、丸みのある唇から漏らしてジョンインはなおそこに触れていた。親指は横に動き、上を向いている端までを辿った。
おもむろにジョンデは顔の角度をまた変えられた。より鈍角に、顎の先でジョンインを指すようにされる。
まだジョンインは笑みを顔全体に乗せていた。いたずらを思いついたときと同じ顔だとジョンデには分かっていた。面倒だと案じる心としようがないと諦める心がその中に沸き起こる。分量としては半々だった。止める手立ても気力もなく、ジョンデはただジョンインの腕の関節にそっと手を触れた。



つづく


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