海の底、森の奥

- EXOの二次創作とオリジナルのBL小説を中心としたブログです。R18表現あり。お気軽にどうぞ。

20170624

スマッシュ 3(リアル短編)
はははと声を立ててミンソクは笑った。ふにゃふにゃになったイーシンがそれでも敏捷な体で小さなピンポン玉を追い駆ける姿が浮かぶ。
「俺ピンポンて漫画好きだよ」
「そんな漫画あるんですか」
「うん。日本の。映画にもなったよ。映画の方先見た」
「へえー。見てみたいなあ」
「あの感じいいよ。友達だけど本気でやり合う感じ。あと天才とそうでない人間が出てくるのとか」
「そんな話なんだ?」
「うん。読むと自分と重ね合わせるとこある」
 目を伏せてミンソクは登場人物の表情や台詞を反芻する。俺はきっとああいうときに相手の痛いところを突けないし、その前にまず、天才じゃない。あのふたりには決してなれない。
期せずしてそんなことを考えてしまい、ごく刹那ではあったが何やってるんだかと思って隣を向くと、イーシンがきっちりと自分を見ていた。目を覚ました瞬間に見た顔と同じ表情をして。
「なんだよ」
「また兄さんが兄さんぽいこと考えてるなと思って」
「えー?」
「兄さんは自己評価が低いからなあ」
 唇をほのかに微笑ませてイーシンは目線を斜め下に向ける。
「もっと自信持っていいのにさ」
「…お前みたいなの傍にいたら、そんなわけにもいかねーよ」
 笑いながらそう言うと、イーシンのまなざしがミンソクを捉えた。それは濁りのないもので、常の彼の捉えどころのない揺らぐそれとはまったく違った。
「本気で言ってるんですよ」
 訛りのある、歌っているかのような言葉。高く清澄な声は、生地の言語の特徴も相まって、発した言葉がそのまま音楽のようだ。



つづく


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