海の底、森の奥

- EXOの二次創作とオリジナルのBL小説を中心としたブログです。R18表現あり。お気軽にどうぞ。

20170617

明星によせて 31(東方神起・パラレル長編)
「えー!!!」
「まじで」
「まじすか」
「うん」
 激しい反応を受け、高い背を持つユンホであるのに、腰が引けて周りの皆より小さくなった。
「すごいね、誘ったの」
「あー…。いつも差し入れありがたいなと思って、それで、なんとなく」
「へえ、そうなの」
 先輩女性はなんとも言えない表情を浮かべ、コーヒーをすする。
「どんな人でした。どこ行ったんですか」
 目の光を何倍にもした若い女性の瞳を久しぶりに目にした気がしながら、ユンホは答えた。
「あー…。あのまんまだよ。もっと砕けて、ちょっと毒舌っぽくなるけど。でもすごいいい人。駅前の居酒屋行った」
「あそこ行ったんですか」
 どうしてか若干がっかりしたような顔で後輩は返した。
「うん。楽しかったよ」
「あの人仕事何してるの?なんであんな時間に来るの?」
「製薬会社ですって。なんか会議があって、その帰りに寄ってるそうです」
「へえー!お薬!」
「なんてとこ?」
「…忘れました」
「もう!駄目じゃん!」
「すみません」
「お世話になってるとこかもしれないのに」
「ごめんなさい」
「先輩頼みますよ」
 呆れた顔の年下連中がユンホを見ていた。ユンホもみずからがほんとうに情けないなとこのときはことさらに感じられた。
 休憩時間終了となり、その話題にまだ熱中している同僚を振り切るようにしてユンホは持ち場に戻った。
そしてまた日は過ぎた。
そろそろいつもなら来るのではないか、むしろもうかなり前より空いたなというタイミングであった。ユンホが彼と過ごしてから三週間ほど経過した、金曜日の夕刻。
チャンミンはやって来た。
シムさんですーという言葉を自分に向けて投げられたときのユンホの気持ちを、どう表現したらいいものだろうか。
やっと。
そんなふうにしか、言葉では表現できない類のそれであった。
ユンホは入り口へ向かって出迎えるために歩いていく自分の動きがひどく遅いような気がして、どうしたんだろうと訝しんだ。視覚効果を用いた画面を覗き込んでいるような感覚を得ながら、チャンミンの体のかたちにくりぬいたようなその玄関の光景を目に入れた。
「シ…チャ…シム、さん」
 ばたばたと口が騒いだ。ユンホを見たチャンミンは笑った。
「どうも」
 しっかりとユンホを見据える。
 ああ、あれはやっぱり夢ではなかった。



つづく


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