海の底、森の奥

- EXOの二次創作とオリジナルのBL小説を中心としたブログです。R18表現あり。お気軽にどうぞ。

20170710

星間旅行記 前編(「明星によせて」番外編・東方神起・パラレル短編)
鍵を閉めてください。
中に入ると、スーツを脱いでハンガーに掛けているチャンミンにそう言われ、ボクサーパンツから伸びた毛の生えた生の足にびくっとしたあと、目を逸らしたユンホは窓に向かい、その鍵を下ろした。耳の下がどくどくと打つ。渇きが喉だけでなく体中に渡り、とりあえず何か飲ませてもらおうと振り向きかけると、チャンミンの顔が斜め上にあった。
後ずさろうとしたが背後は窓だった。チャンミンが腕の長さを生かし、その体勢のままごくゆっくりとカーテンを引いた。シャー。体と体がほぼくっつくような格好で、窓に押し付けられそうになりながらユンホは髪や背中や踵に布地が触れるのを感じた。
 額のすぐ傍に顎がある。下を向いたユンホは、もはやごっ、ごっ、ごっという音を立てて自身の心臓が首のすぐ下辺りで鳴っているのを聴いていた。
両のえらに指が触った。
耳を掬われるようにしてユンホはチャンミンに上向かされた。目が合ったと思うや否やすぐ唇は塞がれた。さっき痛いと言われたことを思い出しユンホはいたたまれない思いがする。だが構わず、チャンミンはユンホの唇を開いた。
は、は、と息を漏らしてチャンミンはユンホの頭を窓に時折ぶつけた。ユンホが仰け反ってしまうほどに覆うようにチャンミンはくちづけた。きつく目を閉じたユンホは窓に寄りかからないようにするのに必死だった。しかしチャンミンにしがみつくのも気が引けた。だからただひとり膝ががくがくしながらも踏ん張った。
その踏ん張りが利かなくなり、と言うよりもチャンミンの上からの力に耐え切れなくなり、ふたりして膝を折り、床に座り込んだ。それでもキスはやめられなかった。チャンミンは唾液を執拗に送り込んだ。こんなに奔放なキスを、ユンホはしたことがなかった。女の子だったら壊れてしまうかもしれないと加減するところを、リミットを外したかのようなそれだった。
床に手を付いたユンホから、ふいにチャンミンは唇を離した。半目でユンホが彼を見やると、
「こっちに」
と言われ、尻をずって、指されたベッド前に移動した。
 マット側面に背中を付けると、チャンミンはユンホの二の腕を掴んだ。
「やっぱり」
「え?」
「痩せましたね」
 揉むように触れるチャンミンの掌の感触で鳥肌を立てながら、ユンホは頷く。
「…ちょっとだけだけどな」
「いや、だいぶ痩せましたよ」
「そうかな」
「ダイエットしたんですか?」
 からかうように笑うチャンミンは置いた手を上下に擦る。毛が生えているだろうと思うと、またユンホは申し訳なさが滲む。
「ううん」
「体調崩したとか?風邪引きました?」
「いや、というわけじゃないんだけど」
 ユンホはチャンミンの喉仏あたりを見ていた。
「…もしかして、俺が行かなかったから?」
 何故チャンミンはなんでもかんでも俺のことを当てるのだろう、とユンホは驚くと共に恥ずかしさで何を言ったらいいか分からなくなる。
「そうなんですか?」
 手の動きは止まっていた。掴む力がより強まる。
首肯することさえできなかった。黙って半袖の下着の襟を見ていた。
「チョンさん」
「なんだよ」
「腹減ってるでしょ」
「は」
 思わず視線を上げた。
 しかしそこにはふざけているようすなど微塵もない真顔のチャンミンがいた。少し怒っているようにすら見えた。この顔を向けられるとユンホは身動きが取れなくなった。
「だけどちょっと待ってください」
「え」
「さすがにもう無理なんで」
「なに、が」
「空腹は少し我慢してください」
 いっそ悲しげにユンホの目に、チャンミンは映った。
指を、チャンミンはユンホのTシャツの裾に入れた。両方の手のそれは、勢いよく布をたくし上げ、ユンホは腹と胸がいっきに外気に触れた。
「ちゃ」
 だいぶ肉の落ちたそこはもともとの地肌の黒さを強調し、顔や腕を見るよりもっと彼を夏に生きる青年のように目にした者に思わせた。さらされたそこをチャンミンは凝視し、ユンホは耐え切れず顔を横に向けた。幻滅されるとしか思えなかった。
「触ります」
 反応する間もなくチャンミンは両手で体全体を撫ぜた。ただ皮膚の表面で擦るように、そしてだんだんと指の先に力が入り、痩せても脂肪の乗りやすい体は柔らかみを残して掴むのはたやすく、彼はだからそうした。肉を揉むようにされ、あまりそうしたふうに触られたことのないユンホは未知の感触に混乱した。
胸を広げた指で揉みこまれる。羞恥によってすさまじい速さでユンホの顔が染まった。
相変わらずチャンミンの顔を正面からは見られなかったが、黒目を横にしてそっと窺った。するとチャンミンは見たことのない表情をしていた。熱があるような、風邪をひいたような顔。息苦しそうで、呼吸が荒い。
「チャンミン」
 呼ぶと目をユンホに向けた。呆けたその顔は口が若干開いている。
「だ…大丈夫か」
 いくつかの意味を込めてユンホは問うた。
鎖骨のところまでくるくると服を丸められ、肌を撫で繰り回されながら、ユンホはこれからどうなるんだろうと思った。まったく予想などつかなかった。
「駄目です」
「え」
 吐息を混ぜるようにしてチャンミンが零し、ユンホが目をうろうろさせると、視界いっぱいに髪の毛が訪れた。
 すい、と乳首を吸われた。もう片方は、指で摘まれる。
「はっ」
 衝撃で大きな声が出た。ユンホの色濃いそこは、今まで彼女たちも好んでそこまでくちづけなかった。それにひどく感じるというわけでもない。ただチャンミンの濡れた粘膜を皮膚に得たことで、めくるめくような快感が爪先から脳天までを抜けた。
唇を逆の方に移したチャンミンが、両手でユンホの腹辺りをごそごそとやり出した。
くすぐったさと、場所の危うさに腰が引けそうになるユンホであったが、逃げ場はない。
ハーフカーゴパンツのボタンが外され、膨らみを見せている前をどうにかジッパーは下ろされた。
まさか、まさか、まさか。
確かにそれを望んでいる。しかし現実のこととなるとこんなことをされてもいいのかと改めて惑う。下着ごとパンツに手を掛けられ、顔を上げたチャンミンに「腰上げて」と言われ、抗うこともできずにすっと上げると素早く下ろされた。
ユンホはもう、何も見ることができなかった。
尻が出るほどまでパンツが下がり、膝を立てたユンホの脚の間で立ち上がったペニスが揺れていた。パンツに染みができている。そして先もすべては拭われず、まだ光っていた。
「み、見んなっ」
 震えた声が漏れた。両腕を交差させて目の前を隠す。まぶたも下ろし、奥歯を噛み締めてチャンミンの言葉を待った。
けれど声はなかった。その代わり衣擦れが聴こえた。訝しんでいると、脚を掴まれ、より開かれた。
そして腰を引き寄せられ、そこにチャンミンの体が近寄ったのが分かった。
「チョンさん」
 落ち着いた声だった。
 ゆっくりとユンホは腕を下ろし、その上から目を覗かせた。
「……なに」
「病気持ってませんよね」
「…びょうき?」
「性病です」
 頭がすぐには付いていかなかったが、しばらく考え、答えた。
「……先輩が施設でどんな検査も受けろって徹底させてるから、そういうのも受けてるよ。別れてから、受けたよ去年」
 ぼそぼそと話す。
「何よりです」
 温かな声音で、ユンホは緊張が少しだけ解かれた。
「俺も大丈夫ですから、安心してください」
 にっこり笑った顔が見えた。
と。
ユンホの性器にチャンミンの手が触れた。そしてなぞるように上まで滑ると、粘った穴に指が入った。
「あっ」
 事態の信じられなさにユンホは目を閉じることもままならなかった。チャンミンと見合って、行為を受けた。
 液を伸ばされ、広げられる。棒全体がぬめりを持つ。
人の手でそうされる甘美さを急激に体が思い出した。
声が、男の前で出したことなどない類の声が出そうになり、開いた状態だった口をきゅっと結ぶ。唇を噛む。
そのさまを見守るチャンミンは微笑んだ。
「気持ちいいですか」
 答えることなどできはしない。その間動作の激しさは増す。
上、下と手は動き、痙攣しそうになりながらユンホは堪えた。息が熱くなったことをいやというほど感じていると、粘膜に粘膜が触れた。
身を汚していると分かる、同じものが自分のそれにくっついていた。見ずとも知った。チャンミンはまだユンホを見、ユンホも呆気に取られてチャンミンを見た。
寄り添ったそのふたつがチャンミンの手によっていっしょくたに擦られた。
「うあ」
 とうとう声は零れた。だらしなく開いた口で、苦痛を得たかのようにユンホはああ、ああ、と言った。
 チャンミンも眉間を寄せ、息をときどき声にした。近距離で吐かれるそれは、ユンホのものと同様、熱い。
冷房はつけないままだった。
気温だけでなく、興奮によって上がった体温で、とにかくユンホは暑かった。チャンミンも、額やこめかみに汗の玉を浮かべているのを、ユンホは顔をひしゃげながらも目で捉えた。
夏に。
ああ、夏に会っている、俺たち。
そう思うとユンホはそれまでよりいっそう、相手とひとつになるかのように硬く、ぐたぐたになっている部分に血が集中した。
 はは、とチャンミンが笑う。
「すっげ」
 手の中で膨らんだのを感じ取られたと知り、ユンホはもう、恥ずかしがるのなど馬鹿らしくなってきた。
空いた手で後頭部を引かれた。
 唇が再度重なる。すぐさま舌が舌と絡む。
快さの度合いが跳ね上がり、股間に制御しきれないほどの衝動がこもった。
目を瞑ったユンホの耳に、しゅっしゅっという紙の音が聴こえた。中が溢れるところに、ふさりと被さるものがる。
直後、ユンホは体をびくつかせ、射精した。チャンミンの舌を噛みそうになり、ううっと、口の中でうめいた。
それを受けたチャンミンは、達したあとのユンホのペニスを合わせて掴んだまま、自身のものもいっしょに手でごしごしと擦り上げた。
「やめっやめ」
 ごぼごぼとチャンミンの唇に囚われた口で拒絶の言葉を発そうと、手でチャンミンの肩を押し、その訴えを伝えようとするが、体重を掛けられて背をベッドに押し付けられ、その行為は続けられた。
強烈過ぎる刺激がユンホの脚を震わせた。脚だけではない。肩も振動し、頭の中が白く飛んだ。
 口の前で、あっという声が吐かれた。
 再びティッシュを抜いたチャンミンが、ユンホの肩に額を乗せて前後に体を揺らし、吐精していた。運動のやんだユンホは、ぜんそくのような呼吸をしながら空を見つめた。
鼻をつく精液特有のにおい。そして汗と、香水の。
だがこれは自分だけのものではない。目の前の男のものも混じった、それなのだ。
しばらくチャンミンの頭がユンホの肩に乗ったままだった。ふたりとも、息が落ち着くのをじっと待った。じっとりと、ユンホのシャツが湿っていった。
眉を八の字にしたチャンミンがユンホに顔を見せた。そして言った。
「メシ食いましょう」
 返事をすることもできず、ユンホはチャンミンを食い入るように見つめた。



つづく




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