海の底、森の奥

- EXOの二次創作とオリジナルのBL小説を中心としたブログです。R18表現あり。お気軽にどうぞ。

20170703

明星によせて 47(東方神起・パラレル長編)
  一ヶ月以上、チャンミンの来ない日が続いた。
後輩が気まずそうに、「私のせいでしょうか?」とユンホに尋ねた。そんなことないよと、明るく返し、だがやはりそのことが原因だろうと考えて、シムに悪いと心から思った。
きっとそうしたことをされたくないと、チャンミンは思っていたのだろうと、あのルックスから、今まで何度もそれで面倒な目に遭ってきたのだろうとユンホは結論付けていた。
胃が痛むようなそんなある日、朝シムの部屋へ行くと、彼からそのことで声を掛けられ、ユンホは戸惑いを隠すのに非常に苦労した。
「あの子、来ないねえ」
 身支度を整えるシムの横で、ベッドを直すユンホは動悸を抑え、そうですねえ、と応じた。
「お忙しいんでしょうか」
 いつもどおり、いつもどおりとみずからに言い聞かせる。
「そうかもね」
 ユンホが窓を開けると、椅子に腰掛けたシムは続けた。
「チョンさんと、あの子、歳が近いですよね」
 振り向いた格好で、ユンホは笑みをなんとか浮かべてはい、…多分、と答えた。
「あなたたちが友人になると考えると、なかなか興味深いね」
 どっくん、と心臓が鳴った。何か知っているのだろうかとユンホは頭の中がぐるぐると回る。チャンミンがもしや何か。
 自分の正面の少し上を見つめ、老人は語った。ユンホは斜めからそれを眺めた。
「…チャンミンは正直で、あなたもそうだから、もしかすると気が合うかもしれないね」
 心臓の音は今やもう耳から零れんばかりになっていた。暗に何かを言っているのか、単に自分の思うところを述べているだけなのか。判断が付かず、ただ鼓動が速まるのを感じ続けた。
「あの子はだけど気を回す性格でもあるから、多分それに自分で疲れることもあるだろうけど、あなたはそういうところがないね」
 そう言って目をユンホに向けた。
「す、すみません。俺、気ー利かなくて」
「すみません、違うんですよ。馬鹿にしたんじゃないんですよ。そういうところが人を寛がせることがあるんですよ。チャンミンももしかしたら、そうかもしれないと思ったんですよ」
 視線を緩やかに動かし、壁に向かってそう語る、笑みすら浮かべた柔らかい表情のチャンミンの祖父を見つめながら、明るい何かがユンホに射した。それは太陽だったかもしれない。だが、そうでないかもしれない。
 ふふ、と皺を深めてシムは言った。
「あの子はね、実際、すごく素直なんですよ。とても分かりやすいんです」


つづく


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