海の底、森の奥

- EXOの二次創作とオリジナルのBL小説を中心としたブログです。R18表現あり。お気軽にどうぞ。

20170622

明星によせて 36(東方神起・パラレル長編)
ナムルを見下ろしてそのようすを思い浮かべていると、チャンミンの声がした。
「チョンさんはどんな子が好みなんです」
 だいぶ赤い顔をしたチャンミンが、喉で音を立てながら七杯目のビールをもう空けようとしていた。とろりとした目の中を飲みつつユンホに捧げている。
それを受けながらユンホは開いたままの唇からあー…と声を発した。
「どうだろう」
 ふっと声を漏らしてチャンミンは言う。
「どうなんです」
「うーん。…いっしょにいて、楽しい子かなあ」
「ほお」
「……可愛い感じの子が、好きかな」
「どんなふうに?」
「…どんな…」
「色白とか、肌が綺麗とか、目が大きいとか、そういうのですよ」
「あ、目は二重が好きかな」
 見つめるその目こそ美しい二重であることに、ユンホはまた感じ入った。
目を合わせたまま囁くように言った。
「…あと…小さい子が多かったかな」 
 数秒、ただ見つめ合った。
微笑んでいたチャンミンの顔からそっと笑みが抜け出、絡んでいた視線は外された。
「そうですか」
「うん」
 その後話題は別に移った。
努力の甲斐あって、ユンホはべろべろになるということはなかった。むしろチャンミンがかなり酔っ払い、上機嫌でよく笑った。
 なんか甘いもの食べたいな、とユンホがメニューを取ると、それをさっと取ってチャンミンは溶けるような染まった顔を見せ、言った。
「うちにあります」
「へ」
「もらいものの、高級アイスクリームが」
 へろへろとした発音でチャンミンは告げ、ふふーと見たことのないような犬のような笑みを広げた。白目を大きくしてユンホはそれを真正面から受け、アイス、と呟いた。
「そうです」
 お勘定、と手を挙げ言うと、チャンミンはさっさと支払った。
「あ、金」
「あー、じゃあうちでください」
 がたがたと立ち上がると、天井に頭が付きそうになる。
「帰りましょう」
 ごちそうさまでしたー、と、シムに話しかけるときのような大きな通る声で振り返りもせず言うと、夜の街に出た。慌てて後ろをついていくユンホを、チャンミンは見もしない。
足取りはしっかりしていた。飲み慣れているのだなと、ユンホは会話を反芻する。
 ただ黙ってすぐそこのチャンミンの自宅まで、ふたりは歩いた。



つづく




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