海の底、森の奥

- EXOの二次創作とオリジナルのBL小説を中心としたブログです。R18表現あり。お気軽にどうぞ。

20170613

明星によせて 27(東方神起・パラレル長編)
駅で「じゃあ、また」と言うと、垂れた眉と目で「はい」と返され、ひどくほっとして、重ねて礼を述べたあと別れた。電車に乗ると、ユンホは途端に眠気に襲われた。かなり眠ったはずであるのに、座ったらすぐに首が落ちそうに感じられるほどそれは激しく、立ったまま少しの間なんとか堪えた。
ユンホは駅から十五分ほど離れたアパートにひとり暮らしをしていた。築年数と立地で、家賃の割には広く、自分の部屋を気に入っていた。
だがその広さも虚しくユンホの城は物で溢れ、基本的に散らかっていた。しかしそこまで気にしているわけでもなかった。辿り着いたユンホは腹から息を吐き出して、うちだあ、と心の中で呟いた。ぐしゃぐしゃのベッドの上にたったっと近寄り、ダイブした。そしてそのままあっという間に夢へと落ちた。
目を覚ますと真っ暗だった。
え、と驚きのあまり声を出す。しかし間違いなく、閉めたカーテンの隙間から覗くのは黒い夜の色だった。
ずっと寝ていたことがにわかには信じられず、ユンホはしばらくベッドの上で呆然とした。こんなことは久しぶりだ。二日酔い自体、ご無沙汰ではあったのだが。
電灯の紐を引っ張り、ユンホはとりあえずと溜まりに溜まった洗濯物の山を洗濯機に放り込んだ。着ている物も脱いで入れる。スイッチを押し、床の見えるスペースに簡単に掃除機をかけた。
テレビを点け、煙草をくわえた。洗濯機が回る音がかすかに部屋を巡る。
今頃チャンミンは何をしているだろうと思った。
そうしながら腹の虫が鳴った。
「腹減った」
 声に出してみる。
冷蔵庫に何があったか記憶にない。しかし大したものが入っていないのは分かっている。
湯を沸かすくらいしか使わないささやかなキッチンに立つことは、考えるのも億劫だった。すごいなあいつ、とまたチャンミンを思い出す。
吸い終えると、テレビを消して立ち上がった。下着のパンツのみの姿だったが、服を箪笥から引っ張り出して適当に着る。ポケットに財布と煙草道具一式をつっこんだ。



つづく


にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ EXO RANKING ⊿⊿
FC2BLOGRANKING
( korea boys rank ) Kiss&Hug.
にほんブログ村テーマ BLラブへ
BLラブ
trackback (0) | comment (0) | 明星によせて(チャンミン × ユノ)
明星によせて 28(東方神起・パラレル長編) | 明星によせて 26(東方神起・パラレル長編)

comment

コメントを送る。

URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する
 

trackback

この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
  • ミス・レモン
ようこそお越しくださいました。
EXOのメンバーを登場人物にした二次創作BL小説や、オリジナルのBL小説、好き勝手なことを綴った雑記などを置くブログでございます。
内容を読んでのコメント、メッセージなど、いつでも心よりお待ちしております。
よろしくお願い致します。

最新記事

人気投票 1

人気投票 2

人気投票 3

人気投票 4

人気投票 5

ブログ村

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 韓流二次BL小説へ

人気ブログランキング

アクセスカウンター

有料アダルト動画月額アダルト動画裏DVD美人フェラポルノ動画フェラ動画美人フェラ無修正アダルト動画フェラチオ動画無修正フェラ
アクセスカウンター高画質アダルト動画無修正フェラ動画アダルト動画無修正アニメ動画海外アダルト動画
無料カウンター無修正DVDクレジットカード
無料アクセスカウンターウォーターサーバーアダルトグッズランジェリー無修正盗撮動画AV女優名教えて
ブログカウンター