海の底、森の奥

- EXOの二次創作とオリジナルのBL小説を中心としたブログです。R18表現あり。お気軽にどうぞ。

20170610

明星によせて 24(東方神起・パラレル長編)
ゴールデンレトリーバーのような色合いを示す、穏やかな煙を上げるカップの面を見下ろし、ユンホは充足感が腹辺りからこみ上げてくるのをじっとして受け止めた。
 取っ手を持ちそろそろとすすると、口を利いた。
「ちゃん、みん」
 きつく渦巻く湯気を浴びながらチャンミンはカップの縁に唇を付けていた。上目でころりと黒目を向ける。
「と付き合う彼女は、幸せだな」
 カップのアイスクリームの蓋を開け、白い氷菓にスプーンを入れて、チャンミンから視線を外してユンホは言った。
「友達も」
 俺はどの立場でものを言えばいいのだろう、とかすかに不安すら感じながらユンホは続けた。
反応がないことでユンホは若干焦った。ひやりとしたバニラの味を舌に乗せると、窓を背後に座るチャンミンを視界に入れた。
「チャンミンは、彼女、いないの?」
 にかっと歯を見せ軽く尋ねると、チャンミンは目を伏せ、長いまつげを下げて唇を微笑ませ、言った。
「別れました」
「え、…最近?」
「まあ、そう言えますかね」
「あ、そう…だったんだ。…ごめん」
「いえ、言ってしまえば僕から別れたし、落ち込んでるとかないですから」
「そ、う?」
「はい」
 さく、と濃い茶の塊をスプーンに乗せチャンミンは視線を合わせた。
「チョンさんはどうなんですか」
 独特に厚ぼったい唇の合わさるところを茶色に染め、チャンミンは聞いた。
「え、…彼女?」
「はい」
「いないよ」
「そうですか」
 破顔するチャンミンを見てユンホは口を尖らせた。
「笑うなよ」
「すみません」
「お前だっていないだろ」
 言った後に、こんな口の利き方をしてしまった、とさすがにユンホは心配した。だがすぐにはきはきと言葉は返ってきた。
「そうですね。馬鹿にしたわけじゃないんですよ」
 許してください、という声には明るさが強くこもっていた。ユンホはバニラアイスクリームとコーヒーが口の中で溶け合うのと、チャンミンの輪郭と日の光が溶け合うのを全身で感じ、休みの朝っていうのはいいもんだな、とつくづく思った。



つづく



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