海の底、森の奥

- EXOの二次創作とオリジナルのBL小説を中心としたブログです。R18表現あり。お気軽にどうぞ。

20170529

明星によせて 12(東方神起・パラレル長編)
隣に座ったユンホはカウンターの上を見て、チャンミンがビールを頼んでいたことを知った。
「じゃあ、俺もビール」
 そう店員に告げると、はい、ビールーという声が厨房を渡った。
冷えた背の高いグラスに白と金で別れた酒が満たされ、ユンホの元にやって来た。
「それじゃ」
 遅れてすみません、という言葉と共に、グラスを掲げた。それにチャンミンは応じながら、いいえと答え、横長の口を更に伸ばした。
 ひといきに半分ほど減らす。酒がすごく好きなわけではないが、走ったために喉が渇いていた。首の内側をころころと転がるように落ちていく泡を感じて、目を閉じたユンホは恍惚となった。
 はあーと吐息を漏らし、唇を拭う。
「すみません、汗臭くないですか」
 こんなこと男に言うのもなと思いつつ、だがユンホは聞いてしまっていた。
「うーん、少し?」
「ごめんなさい」
「大丈夫ですよ。僕もすごく汗っかきなんです。だから人のことは言えません」
「そう見えないですね」
「夏に会ってないからですよ」
 目を細くして微笑むチャンミンは、そうしながらつまみを口の間に入れた。豆腐とキムチを合えたもののようだった。
「何か他に頼みましたか?」
「えーと、サラダと、チヂミを」
「チゲは?」
「食べましょう」
 注文を済ませると、ユンホは肩をすぼめるようにしてちびちびとグラスの中身を口に運びながらチャンミンに話しかけた。
「今日、応じてくれて嬉しかったです。いきなりだったのに」
 すぐ横のチャンミンもユンホ自身も、小柄だなどとはとても言えない体を誇っており、狭いカウンターでは動くと簡単に互いにぶつかりそうになった。
「いえ、お誘いくださってありがとうございました。光栄です」
 チャンミンは台に肘を突いて肩越しにユンホを見た。もう、今までのようにとにかく目を逸らすということはなく、アルコールも手伝ったためか目尻が垂れるように柔らかくなったそれが、さりげなくではあったがユンホに向けられていた。
 途端ユンホは自分の顔の状態が気になった。汗はかいているし、この時間だともうかなり髭も伸びてきている。何も鏡など見ずに来てしまったが、もう少し気を付ければよかったと悔いた。そしてその後悔がもたげたのとほとんど同時に、今は別にデートに来ているわけではないのだと思い直す。相手はただ珍しいくらい綺麗な男ってだけだと、自分に言い聞かせた。



つづく





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