海の底、森の奥

- EXOの二次創作とオリジナルのBL小説を中心としたブログです。R18表現あり。お気軽にどうぞ。

20160718

受容について 1
ふたりは去年の夏のある日、勢いでセックスをしてしまった。
ふたり、というのはシウミンとセフンのことだ。
夏。
本当に暑い日だった。暑くてなにもかもが溶けてしまうのではないかと思うほど。道路も、花も、横たわるシーツも。しかし溶けたのはことが起きる前食べかけていたアイスクリームと、ふたりの体だった。ふたりの体は溶けたのだ。本当に。
なんでその体に侵入することを許してしまったのか。問われてもシウミンには答えられない。一番正解に近いのはやはり、暑かったから。でも、それだけではない。もちろん。セフンの体がその日の暑さよりも熱くシウミンに押し付けられたとき、シウミンの耳には聞こえないはずのセミの声が確かに聞こえた。頭の中に羽を震わせて鳴く切羽詰まった生き物が息づいていた。それをシウミンは無視できなかった。若さと命をそのときもっとも輝かせているものをないがしろにはできなかった。セフンはそういう存在だった。シウミンに後ろからしがみついているとき。振り返るシウミンの目には涙がにじんでいたはずだ。名前をつけることのできない感情がめったに現れることのない涙をシウミンにもたらしていた。それを見たセフン。見たはずだ。だって目が合ったのだから。シウミンはセミの鳴き声を聞きながら、セフンの目を見たのだ。まっすぐ筆で掃いたような眉の下の目が、シウミンを欲しているのをシウミンは見、体の力が抜けたのをはっきり覚えている。それは諦めに近いが、それだけではなかった。食われる宿命を受け入れた動物の心境だった。そうして命の循環は続くのだ。
それ以来ふたりはセフンが求めるたびにセックスをしている。
シウミンは断ることができない。一度受け入れたものを、拒絶できない。
自分を見下ろす年下の大男が、見たこともないような表情で自分を見つめていると、いつでもシウミンは虎に目をつけられた兎同様だった。首に穴を開けられてがっくりと体を歯の間から落とす小動物。セフンはいつもいき急ぐ。落ち着いてシウミンに向き合えたことなどない。脱力したシウミンはむしろとても穏やかで、セフンの焦りも全て受け入れる。射精したあとどろどろになったシウミンの体を、汚れなどまったく構わず抱きしめ撫で回すセフンに、シウミンは何も言えない。ただ次会ったときもいつもと変わらぬ態度を示すだけだ。
そして今日も、セフンはシウミンの元にやってきた。
あのときは暑かったから。今は?寒いから。シウミンはそう考えて少し笑う。



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