海の底、森の奥

- EXOの二次創作とオリジナルのBL小説を中心としたブログです。R18表現あり。お気軽にどうぞ。

20170104

Eat me(リアル短編・お正月&リクエスト企画)
指を。
一本一本、口の中に入れていた。
これで四本目だった。
カーテンの引かれた窓の前、セフンとイーシンは差し向かいになって座り込んでいた、膝と膝をくっつけて。
セフンはイーシンの小指を唇、舌、口蓋、頬の内側、すべてを使って愛撫した、それはもう丁寧に。
ふたりとも、イーシンの指先、セフンの口元しか見ていなかった。そこ一点にあらゆる力が集約されていくようだった。
おやつ食べたい。
そう、セフンは言ったのだった。
口にしている言葉とは裏腹に、真摯としか言いようのないまなざしで、イーシンを射しながら。
それを聴いた瞬間に、イーシンは全身が反応した、しようがなかった、何故ならセフンのふたつの眼が言おうとしていることは明白すぎるほどであった。
寝る間も惜しんで仕事をし、ひと息ついたほんの数時間。もう少ししたら、また出掛けなければならない。
そんな中、イーシンはセフンの部屋に連れ込まれ、鍵を掛けられ、閉じ込められた、逃げられないように、彼に供されるために、彼を捧げられるために。悦びから真に身が震えた。恥ずかしく思うほど、ふたりきりになって扉に鍵を閉められたと分かったとき、性器は上を向き、鼓動は速まっていた。ごまかすように照れ笑いを作ると、頬のくぼみにセフンの親指が触れた。
溶けてしまう。
もうすぐ、泣いてしまうのではないかと勘繰られるような顔をして、イーシンは己を見つめるセフンを見返した。
カーテンの隙間から黄色い陽光が差し込む。
薄暗い部屋で、セフンの体に陰影が浮かび、イーシンは彼の美しさに息を呑んだ、信じられないと、思った。
目の前で瞳を潤ませるようにしたイーシンに対し、セフンこそ自分の体内で熱いものと冷えたものが螺旋を描いて回転している感覚に囚われ、したいことは山ほどあるのに、何からしていいのかにやはり途方に暮れた。こんなに甘い顔をした、砂糖菓子のような男は見たことがないと、改めて頭痛がしそうなくらい思った。
食べてしまいたい、今すぐ、残さず。
両手すべてをしゃぶりつくした頃には、セフンもイーシンも、下着を濡らしていた。
もうどうしたらいいのだろう、とイーシンはセフンを見た、眉はしかめられ、口からは上がった息が漏れている。セフンも射るようにイーシンの視線を受けた。直線的な眉は眉尻が上を向いていた。獰猛で狡猾な動物を思わせる双眸だった。
イーシンの脚の間にセフンは顔を埋めた。
あ、とだけ、セフンが体を屈めたときイーシンは零した、だが、それだけだった。いやともなんとも言わなかった。拒めるはずがない、だっておやつの時間はまだ終わっていないのだ。彼は満足していない。
ぷくぷくに膨らみ、先から溢れた液で濡れた亀頭をセフンは舌でべろりと舐めた。
イーシンは自分の口を手で覆った。肩が傍目から分かるほどに揺れていた、強く目をつむる、眉間の皺の深みは増す。
ちゅるちゅると音がする。そしてセフンはイーシンの足の指を空いた手で撫でさすった、寝そべりながら。
頭が変になる、イーシンはそれしか考えられない。
どんどん、どんどん、体の中からセフンの行為への当然の反応が染み出し、セフンの口内を侵していることを知っていた。たまらなかった。わずかに目を開け、イーシンはセフンを見下ろした。こんなことをしているのに、彼は優美としか言いようがなかった。セフンはいつも、彼に若木を髣髴とさせた。細くしなやかで強靭な、何より鮮烈な美を体現する存在の年若い木。体を長く伸ばしたその姿は、イーシンの目に焼きつくように映った。
 愛している、そう、苦しさの中で強烈に思った、妄執だと言われても否定できない。
だが思っただけで、口にはしなかった。
口で奉仕されながらそんな言葉をセフンに吐くだなんてことは不可能だった。心の中だけでほとんど叫ぶようにしてひとりごちた。
好きだ。
好きだ。
好きだ。
ほんとうに、死ぬほど、好きだ。
つ、とセフンの上目とかち合った。
イーシンは声に出していたかと顔から火を噴くような思いに瞬時に襲われた。
するとセフンはじっとイーシンを見つめたまま、相手の体を後ろへゆっくりと倒していった。
脚を掲げられ、膝の裏にみずからの手をあてがわれる。ベッドの上のクッションを、セフンはすばやくそして優しく、イーシンの頭の下に置いた。
されるがままのイーシンは、いったい今がいつでここがどこなのかが遠くに去っていくのをぼんやりと感じていた。かっかと体が熱く、液という液が身中を巡るのを追いながら、セフンが足の指を咥え、指を穴の中に入れるたび、あ、あ、と言葉にならぬ声を上げた。
ぬぬぬと、セフンの長い指はイーシンの尻を犯した、ひくつくそこは、実に温かく、セフンは深く息を吐く。自身もまた、これ以上ないほど身をぬめつかせていた。腰を振らぬよう少し気をつけていたくらいだった。
再びセフンはイーシンを食べた、喉の奥まで。
今度こそイーシンは大きな声を漏らしかけた、だが必死に、あっ、と言ったあと、唇を噛み締めた。強すぎる快感が腰全体を包み、鍛えられた肉体が反射で筋肉をあちこち動かした。じっとしてなどいられない、腰が浮きそうになる。セフンは好機とばかりに指を根深く埋め込み、イーシンのペニスを毛の生え際まで咥え込んだ。そのまま指と舌でかき混ぜる。イーシンは発狂寸前だった。
やめて、と言う声がさすがにセフンの耳に届いた、きれぎれではあったが。切なくかすれたそれであった。要するにセフンにやめる気など起こさせるものではなかった。がくがくと振動するイーシンを、セフンはありったけのしつこさを持って蹂躙した。恍惚としながら。
とうとうイーシンは泣いた。
うう、うう、と、高く清らかな泣き声がセフンを包む。セフンはいとしさといじらしさと焦燥で胸が張り裂けそうだった。爆発一歩手前の火薬に自分がなったように感じた。
仰向けになった、涙を流し、震えるイーシンを俯瞰し、その肌の赤さを目にすると、セフンは紅葉した見事な葉を連想した。どうしてこんな色にという、自然が生み出す神秘だった。
我慢するつもりだったんだけど、とセフンは告げた。
ようやく止まりかけた涙の張った目で、イーシンは問う。何を?ほんとうは知っているくせに。
全部欲しくなった。
そう呟き、セフンは下に履いているものをずり下げた。
イーシンの顔の上に、セフンの顔がやって来る。
太陽のかけらがセフンの、そしてイーシンの、髪の毛、顔の輪郭、鼻の頭、まつげの先を光らせる。
目と目が相手を映す。恋情と羨望と欲望を混ぜた視線。お互いがあれば何も要らないと思うひととき。
キスしてもいい?兄さん。セフンが尋ねる。そうしながら、柔らかい、それなのに硬いものを、セフンはイーシンの中に押し進めた、イーシンはまた、あっ、と、ひとことだけ零す。
もちろん、なんてことも言いたくない、イーシンは反発すら覚える。
だから代わりに、イーシンは片手でセフンの後ろ頭を寄せた。
甘い。
いつだってイーシンの唇は、セフンにとって、つきることのない魅惑的な蜜壺そのものであった。



おわり





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