海の底、森の奥

- EXOの二次創作とオリジナルのBL小説を中心としたブログです。R18表現あり。お気軽にどうぞ。

20160825

ことの共犯 9
それとなく避けられているような感じが、ジョンデはした。
自分が意識しているからそう感じるだけか、それとも本当に避けられているのか、微妙なところだとは思った。
まあ避けられてもしかたないかもしれない、と、ジョンデはかすかに暗い気持ちで納得した。
びっくりするほど鈍く能天気なところと、逆に目を見張るほど鋭く思慮深いところが同居しているのがジュンミョンだった。
ジョンデはジュンミョンと話しているといろんな意味で驚かされた。
それはジョンデだけでなく、親しい人間ほぼ全員がそうだった。
メンバーのひととなりなど、いちばんきちんと把握しているのはジュンミョンだろうとジョンデは考えていた。
さすがリーダーだと思ったし、リーダーになるべくしてなったんだなとも思った。
そんなジュンミョンだから、ジョンデが何を言わんとしているか気付いた可能性は多分にあった。
そして自己嫌悪に陥っている可能性も。
心配をかけているという時点でジュンミョンは自分を責めるだろう。
あまつさえ、その理由が失恋で、その相手がセフンだと知られているとなった日には。
もう少しスムーズに話ができるかと、今振り返るとなんと楽観的なのかと呆れてしまうと自身で思うが、ジョンデは予想していた。
しかしそんな期待はもろくも崩れ去り、残ったのは苦悩するジュンミョンとジョンデ、プラス気まずい間柄だった。
ジュンミョンはよもや自分の気持ちに気付かれているなんて夢にも思っていなかったのだろう、そう、ジョンデは考えた。
だから拒否反応が出るように、あんな態度を取ったのだと。
根気強く接していかないと駄目だ、とジョンデは自分を叱咤した。
もう、口火を切ってしまったのだ。
元には、戻れない。
おそらくジュンミョンは、何もなかったかのように振る舞うことを自分に望んでいるだろうが、こんなわだかまりを残し、彼を暗い川の淵に孤独に佇ませておくようなことは金輪際、したくない、とジョンデは強く思っていた。
ジュンミョンがセフンへの恋に破れたことはどうにもならない。
だが、何か、少しでも、誰にも言えない秘密を抱えながら、ひとり沈み、顔を青ざめさせ、日々忙殺されて心を擦り切らせるだけにならないためにできることが、あるはずだ。
別々の移動車に揺られながら、ジョンデは暗い夜道を窓の内側から眺め、考えを巡らせていた。
今日も隣では、イーシンが眠りこけている。
既に体の上にはブランケットが掛けられていた。
光るまぶたにちらりと視線を走らせ、また、窓のヘリに頬杖をつき、ジョンデはもうひとつの車に乗る、悩める兄貴分へと思いを馳せた。



つづく



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