海の底、森の奥

- EXOの二次創作とオリジナルのBL小説を中心としたブログです。R18表現あり。お気軽にどうぞ。

20160823

ことの共犯 7
たまにジョンデがジュンミョンを見ていると、ジュンミョンはその場にセフンがいれば、セフンを見つめるときがあった。
それは、ジョンデが啓示を受けたようにジュンミョンの気持ちに気付く前からだった。
セフンに対して何か言いたいことでもあんのかな、とジョンデは考えていた。
むしろセフンの以前より浮き足立ったようすが気になるのだろうか、と、ジュンミョンに対して以上に、セフンとその恋愛事情に関しての心配の方が、その視線から頭をもたげた。
彼らの恋模様を知ってしまったら、リーダーであるという自覚の強いジュンミョンは、要らぬ懸念を山のように抱えるだろう。
ジョンデはそれを避けたかった。
それに、本当に誰にもこのことを、知られたくなかった。
自分だけが、心に秘めておきたかった。
だからジュンミョンがセフンに目を向けるたび、鼓動が少し速まった。
視力の悪さを補う仕草をするように、目を細めて眉を寄せ、セフンを眺めるジュンミョンのそのさまは、ジョンデの中でくっきりと残像を残した。
美しい横顔だった。
その日、見事に晴れ渡った空のもと、ジョンデとジュンミョンはじゃんけんに負け、飲み物と食べ物の買い出しに、練習の休憩時間、出て行った。
雲がもくもくと煙を巻き上げるかのように、空にうず高く乗っていた。
蝉の声がかしましい。
汗をかいていたふたりだったが、外気の温度で更に体が熱を持った。
ふくれた汗の粒を額に浮かべ、サングラスを掛け、キャップを被った青年たちは、近くのコンビニへと向かった。
ジョンデはこの機を、逃すまいと考えた。
首を汗が伝い落ちるのを感じながら、渇いた喉を、なるたけ加減して、なんの気なしに、という雰囲気を作って、言った。
「兄さん」
「うん?」
もうすぐコンビニだった。
自分の足が地面に着くのがやけに全身に響く感じが、ジョンデはした。
「最近、兄さん、どうなの」
「どうって?」
暑さからか、ジュンミョンはかすかに息が上がったような声を出した。
「誰か、…いい感じの人とか、いないの」
聞いた。
ほのかに声に笑みを混ぜて、顔なんかにやけていると言ってもいいような表情で、ジュンミョンに向かって、ジョンデは言った。
ジュンミョンは虚を突かれたように、キャップの影からジョンデを見た。
コンビニに着いた。
ふたりは誘うように自動ドアが開く中、足を止めて、見つめ合った。



つづく


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