海の底、森の奥

- EXOの二次創作とオリジナルのBL小説を中心としたブログです。R18表現あり。お気軽にどうぞ。

20160822

ことの共犯 6
ギョンスの淹れたお茶は、どんな味だと簡単には言えぬハーブのものだったが、なぜか飲み込んだあと、確かに美味しいと舌が感じるところがあった。
それをジョンデとミンソクは、よく、知っていた。
ギョンスに声を掛けられると、ほぼ毎回、お相伴に預かった。
受け取ったカップをジュンミョンに手渡すと、ジョンデはジュンミョンがそれに口を付けるまで、彼から目を離さなかった。
ジュンミョンはさすがにジョンデの顔を不思議そうに見返しながら、唇をカップに添えた。
動物が水を飲むようすをほうふつとさせるそのさまに、ジョンデは思わず眉を垂らした。
ひとくち飲むと、ジュンミョンは「あち」と呟いた。
そしてふたくち目を含もうとするのを確認し、ジョンデはほっと息をついた。
ジョンデ自身も自分のカップを顔に寄せ、匂いを嗅いで、少しずつ、飲み始めた。

思った通り、セフンが部屋に引き上げても、ジュンミョンはなかなか腰を上げなかった。
最後あたりにのろのろ風呂に入るつもりだろう、とジョンデは考えた。
これ以上今日は無理だと諦めて、飲み干したカップをシンクで洗うと、残った数少ないメンバーにおやすみを言って、自分の部屋へジョンデは向かった。
ドアを開け、暗い中を覗くと、イーシンが体に布団を巻き付けるようにして、側面を下にして熟睡していた。
口が酸素を求めるように、開き気味になっていた。
ジョンデは自分のベッドランプのみを灯すと、イーシンのベッドのそばに近寄って、上から彼を見下ろした。
タンクトップの裾が捲れ、脇腹があらわになっていた。
ためらいがちに、ジョンデは裾を指先で引っ張った。
イーシン自身に引っかかり、そこは下りてはこなかった。
少しだけ強く力を込めたが、イーシンのんん、という声を聞き、慌てて手を引っ込めた。
イーシンは体を縮こまらせるようにして、眉間に皺を寄せた。
すぐにまた全身の力は抜かれ、目元や口元は安らかな表情を見せ始めた。
ジョンデは自分のベッドから、掛け布団を一枚取り、それをイーシンの上に被せた。
俺は何度、この人に布団を掛けるんだろう、と、ジョンデはベッド脇に立ち尽くしたまま、ぼんやり思った。
しばらくそのまま、そうしていた。



つづく



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