海の底、森の奥

- EXOの二次創作とオリジナルのBL小説を中心としたブログです。R18表現あり。お気軽にどうぞ。

20160716

人さらいの条件 3
マーヴィン・ゲイのグラマラスな歌声が部屋に満ちている。
ギョンスは自分の腰の上に座っているチェンの乳首に歯を立てた。
「んあ」
ステージ上で歌い上げるとき見せるような煽情的な眉を下げた顔で、チェンが声を漏らす。
そのまま乳首を口に含み舌で舐めあげながら、もう一方のそれを指でつまんだ。
チェンは自ら腰を上下に動かしながら、声を飲み込むようにして喉の奥から音を連続して零す。ペニスの先から液が染み出すのを感じ、また背骨と腰骨の繋がるあたりに熱が集まるのがチェンは分かった。
突起から唇を外し、ギョンスは目をつむったチェンの顔を見上げた。
薄く汗をかいた皮膚、切なげな眉、ほんの少しだけ歯の見える口。
ギョンスはその上がった口角に人差し指を入れた。反射で目と口をわずかに開けるチェンを見て、人差し指をぐっと奥まで差し込む。チェンの舌が指を跳ね返す。だが受け入れもする。いつもの反発と融合。ぺちゃぺちゃと音を立ててチェンはギョンスの指を舐める。それはもう、飴を含むように。ギョンスはカイがこの指を自分の指で愛撫したのを思い出す。消毒だ。ギョンスは瞳孔を開いてにやりと笑う。
長いことシャワーを浴び続け、ようやく指の感覚が戻ったような気がし、ギョンスは浴室を出た。触感は得たが手の皮はふやけていた。縦に皺の寄った指先を見て、ギョンスは眉間にも同じものを作った。
カイはギョンスの手をさまざまにもてあそんだ。片方で持ち、もう片方でさわさわと触れたり、両手で包んでぎゅっと握ったり、掌を見つめて手相を指でなぞったりと。カイの吐息が速く、甘くなっていることにギョンスは目ざとく気付いていた。押さえているつもりだろうが隠しきれていなかった。カイの手はどんどん熱く、湿っていった。きっとカイは激しく勃起しているだろうとギョンスは思った。あえてそこは見ないようにしていた。今日履いているのが緩めのパンツであったことをカイのためにかすかに喜ぶ自分を自分で殴りたい思いだった。そんなギョンスだったが、実際、想像以上にセンシュアルな動きをするカイの手に、自身のものも反応しそうな気配があり、早く終われ、終われ、と心底願っていた。だが、終わったあと。俺たちはどうなるんだ?ギョンスは自分も息が少し荒くなりそうなのを注意深く隠蔽しながらカイのキャップのロゴを見つめ続けた。こんなことがあって、何もないように振る舞うのか。チェンとの関係を隠し続けながら、こんな秘密も抱えるなんてまったく望んでいない。これっぽっちも。ギョンスはカイを恋愛の相手として選ぶことは絶対ないと、自分でよく分かっていた。もうこれは自分自身の性質と性格から来るもので、カイのような男を自分が好きになどなるはずがなかった。ただ家族と同じように、弟として大切なカイであった。しかし彼に失恋をさせ、このようなふたりだけの隠しごとを作り、今後も一緒に暮らしていかなければならない。なんの罰なのだろうとギョンスは唇を噛んだ。もういっさい、これに関してはおくびにも出さない、これっきりだ、と見え隠れするカイの唇を睨みつけ、ギョンスは誓った。
しばらくして手を解放されると、ギョンスはそのままの言葉をカイに伝えた。
反応のないカイに、帰るけど、お前どうすると尋ねると、先帰って、という呟きが返って来た。最後までカイはその目をキャップの影に潜め続けた。
急いで会計を済ませ、ギョンスは半ば走るようにして家へと向かった。
風を切る頬が痛かった。握り締めた手は自分のものでないようだった。
掌から視線を上げたギョンスは、バスタオルだけを巻きつけ、脱いだ服を持ち、あたりを伺いながらこっそりとチェンの部屋に向かった。
チェンはいた。今日は約束の日だった。
ギョンスの格好に目を丸くし、「どうし」とまで言ったチェンに大股で近付き、ベッドの上に胡座をかいていた彼の服の下に手を突っ込んで唇を塞いだ。
すぐに舌を絡ませ、そのままチェンを押し倒した。バスタオルと服は道程に放り出されている。湿った両腕を手で優しく押し返しながら、チェンは求められる恍惚が自身を襲うのを受け止めた。
しばらくチェンの体を食したあと、彼のiPodからマーヴィン・ゲイを選んだ。
“let‘s get it on”を背景に恋人の中に入る行為にギョンスは阿呆かと自嘲した。 だがしかたない。チェンを抱くとき、ギョンスは何もかもがどうでもよくなった。あるのは音楽とチェンだけ。俺の楽器。いい声で歌え。
ギョンスはチェンにむしゃぶりついた。「わわわ」とチェンが声を漏らすほど性急に、激しく、彼を抱いた。
今日の記憶をなるべく遠くへ追いやりたかった。
弟に手だけで感じかけたことをないことにしたかった。
チェンがいっても、止める言葉など構わずまたペニスを擦り上げた。
全身をがくがく震わせ、美しい声を出す恋人と、マーヴィン・ゲイに、耽溺した。
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