海の底、森の奥

- EXOの二次創作とオリジナルのBL小説を中心としたブログです。R18表現あり。お気軽にどうぞ。

20160720

グレーゾーン 3
うまく行っているのは行っているのだが、ここのところスホは彼女とまったく会う時間を持てていなかった。時間があるときスマートフォンを介して連絡を取るのみになってしまっている現状はもちろんスホも辛かった。非常に優しく、おっとりしたタイプの娘で、不満など微塵も伝わってこなかったが、スホはいつも彼女に悪いと思っていたし、スホ自身彼女に会いたかった。セミロングの髪の毛から漂う香りを吸い込んだり、目元にあるホクロに唇を付けたり、整えられた桜色の爪を自分の指でなぞったりしたかった。彼女の空気を含んだ高い声がころころと笑みを含むのを、自分とまったく違う、遠くなってしまった世界のようすをその声が話すのを、時間を気にせず楽しみたかった。セックスだってずっとご無沙汰だった。が、スホは性的な面で決して欲求の強い方ではなかった。メンバー内でからかいの対象になるくらいだった。生来非常に真面目であるため、性に関する事柄もごく真面目に取り扱うのがスホだった。マスターベーションさえ体に悪いから、という理由で行っている節があった。女性は大好きだし、セックスをしたいとは思う。だが女性と実際交わるとき、その体に没頭するということが難しく、マニュアルにあるような手順を踏み、女性が満足を得ているらしいという感触があるかどうかをどうしても優先してしまう。だからスホはセックスのあと、疲れきっていることが多かった。彼女のことを考えるときも、セックスに至る前までの方がスホに幸福な感情をもたらした。その先はちょっとした義務と修行であった。快楽も含まれてはいるが、それとともに登らなければならない壁がたくさんあった。
ベッドに横たわりながら、スホは彼女とメッセージを送り合っていた。
今日も疲れたよ。
お疲れ様。大丈夫?体。
うん。平気だよ。
無理しないでね。
ありがと。
風呂を済ませてくたくたの体をベッドに預けたスホは、もうすぐにでも眠りに落ちそうだった。
明日も早朝から撮影だ。
本当は就寝前に飲むとリラックスできるハーブティーを胃に納めてから寝たかった。ギョンスがいたら頼めば作ってくれるかもしれない。いや、あいつも撮影が終わったばかりで疲れてるのだから、そんな我儘は止めよう。目の下を濃い青紫に染めたスホは、手の中のスマートフォンが滑り落ちていくのに気付かなかった。休息の世界へ落ちて行くさなか、スホはギョンスがハーブティーをきちんとカップとソーサーに淹れ、盆に乗せ持ってくる姿を見た。渦巻く湯気の向こうに心配そうな顔をしたギョンスと、その両肩に手を置いてそれ何!?と盆の上を高いところから見下ろしているタオがいた。
スホは本当に幸せだった。夢だと分かっていても。




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