海の底、森の奥

- EXOの二次創作とオリジナルのBL小説を中心としたブログです。R18表現あり。お気軽にどうぞ。

20170630

首を曲げ、肩を傾けるたび
こんばんは。
連日SHINeeを見ております。
フェリシティ檸檬です。

困ったことでございますね。
久しぶりにこんなふうになりましたね。
オニュを見るたびに喉元まで何かがせりあがりますよ。
昨夜夢にまで出てきたような気がします。あまり記憶にはないのですが。
皆様たくさんお持ちでらっしゃると思うのですが私にも男性の好きなポイントというか好みというものがありまして、それは目のことを先日書きましたし、何度かいろいろと触れてまいったと思うのですけれども、今回わたくし思いましたのは、肩から背中の傾き加減に惹かれる部分があるのですね。
これ説明するのが難しいのですけれど、簡単に申しますと若干猫背の気味に見えるということでしょうか。
これはマイケルなのですけれども、こんな感じであるとか。
マイケル

これはディオなんですけれども、こんな感じであるとか。
ディオ

何かいい写真がないので諦めましたけれども、オニュもこんなニュアンスがあるのですね。

しかし「prism」を見てしまうとですね…、こんなふうなものを見せてくれてありがとうと言いますか、この感動に匹敵するような作品なぞできるわけもなしと言いますか、そんな気持ちになりまして、今ちょっと話を書くのが停滞しております。
これは繰り返しになりますがほんとうにパフォーマンスを全面に出してくるような曲だなどとこれっぽっちも思っておりませんでしたので、より感銘を強く受けたのですね。
言うなれば「cloud9」や「They Never Knows」をものすごい本気でダンスとして魅せる感じ、と言いますか…曲調やBPMはまったく違うのですけれど、心意気的な意味でと申しますか。
私は常々そういうものを望んで生きておりますので、こんなものを見せてくれてほんとうにありがとうという感謝の気持ちでいっぱいです。また嬉しいのが彼らは基本生歌ですしね。オニュが動きながら「OH」というたびやばいのですよ。

私がよく思いますのは、ダンスやパフォーマンスに関し、例えばチャニョルやチェンがあまり、というようなことを書く方や思う方(特にチャニョルは)多いと思うのですが、確かにチャニョルは追って見ておりますと私もよく笑ってしまうのですが、それでもそんなに気にはならないという部分がありますのは、彼らはリズム感自体は悪くないからなのですね。
それはオニュにも言えまして、それにオニュはその解釈がかなりいいなと思うところ多々でして、チェンなどもそうなのですが、魅せるということを理解しているなと感じ、全然下手だなどと思わないのです。
むしろ気になるのはスホやミノでして、しかし彼らも今はずっとよくなりましたね。
運動神経がいい(スホはよく分かりませんけれども)、ということと、リズムやグルーヴに敏感である、ということはまた違うのだなとよく思います。

そんなことをつらつら考えておりまして、疲れも溜まっているものですからちょっと小休止といったところなのですが、しみじみ、萌えということについて思いを馳せました。

今私はオニュにめろめろでして、ほんとうにめろめろとは言いえて妙と申しますか、そんな感じなのですが、そんなとき私は彼のお話が書きたい、というふうにならないのですね。ディオや、誰が相手であっても同じなのですが。
これはもっと直接的な欲求が湧いているということで、萌えというのとはまた若干違うのですね。
こんな男の人はそうそういるわけはなく、見るだけしかできないのが辛いなあ、みたいな気持ちになりまして、嘆息しますね。そもそも仲良くなれたりなんだりできるのかどうかというのは措いておきましても。
私は腐女子と言えないかもな…とことあるごとに思うことをまた思ったりいたしました。
別にオニュやディオと付き合いたいとか思っていないですのにこんなふうな気持ちになってほんとうに不毛ですね。
ぶつける相手が違うということになりますけれども、何かそういう問題でもないと言いますか。
人というのはとかく面倒くさいものですね。

こんなどうしようもない話にお付き合いいただき申し訳ないと思うのですが、何か書いてはやめ、また書き、とこうしてここまでまいりました。
皆様はこうしたときどうお過ごしなのでしょうか。

いちばん手っ取り早いのは夜の街に繰り出す、ということでございますかね。←
いや、ほんとうにそうですよ。
金曜日でございますし。

本日の一曲

SHINee 「Love Sick」



この曲も大変好きですね。
ほんとにオニュの声にあった出だしで。
この出だしのすばらしさというのは曲と相性のよかったときのディオと同じでございますね。一瞬でとりこです。
「prism」もそうなのですが。
にこにこしてパフォーマンスする、ということに私は幼い頃からあまり興味がありませんで、そんなわけで何かwinkも好きだなと思ったりするわけでございますが←、表情というのは舞いを取り入れたことすべての鬼門だなと死ぬほど思います。
ほとんど無表情でもいいのではないかと私はよく考えます。ほんの少しの何かだけで。
でもこの皆の笑顔にはぐっと来ますね。ミノの目尻や大きな口に本気で癒されます。


自分の首から鎖骨フェチに割と本気で辟易する
フェリシティ檸檬



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20170630

メランコリック 1(リアル短編)
エレベーターの中でふざけてキスをしたのが最初だった。
だいぶ高いところから見下ろしながら、口になんか付いてるとジョンインは言った。
ふたりで摂った昼食のあとだったことで、ジョンデは料理のカスか何かを取り損ねたのだろうと手の甲で唇を擦った。
「取れたか?」
 目を上げて問うと一点を見入られた。
「まだ」
「なんだ、どんなの?」
「黒いの」
「海苔かな」
「たぶん」
 ジョンインはジョンデの顎を掴んで親指でぐいぐいと拭った。幅の広い、端の切れ込んだジョンデのそれは歯の方へ押されて凹んだ。
「い、いて」
「取れない」
 痛みのために瞑っていた目を開けると、ジョンインの眉の間が寄せられているのが映り、耳には唸るような音がかすかに聴こえた。
「じっとしてて」
 両方のえらを掬うように抱えられ、ジョンデは返事をする間もなくジョンインの舌の先が己の膨らみ、色の付いた部分を撫でるのを感じた。濡れた感触にこれが現実であるのを悟り、触れられた場所と同様横長で端の上がった目の中で黒目が惑って転がった。
 顔を少しだけ離すと、ジョンインは瞬きながら再び今自分が舐めた箇所を見た。途端にんまり笑う。
「取れたよ」
 釣られてジョンデも目を合わせ、力なく笑った。眉頭が上がる。なんだこれはと混乱しながら、追及すべきでないと思った。
 弾力を確かめるようにジョンインはジョンデの下唇の真ん中を親指で押した。
「やわらけー」
「やめろって」
 ひひひひ、という声をもっと厚い、丸みのある唇から漏らしてジョンインはなおそこに触れていた。親指は横に動き、上を向いている端までを辿った。
おもむろにジョンデは顔の角度をまた変えられた。より鈍角に、顎の先でジョンインを指すようにされる。
まだジョンインは笑みを顔全体に乗せていた。いたずらを思いついたときと同じ顔だとジョンデには分かっていた。面倒だと案じる心としようがないと諦める心がその中に沸き起こる。分量としては半々だった。止める手立ても気力もなく、ジョンデはただジョンインの腕の関節にそっと手を触れた。



つづく


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20170630

夏の虫 3(SHINee・リアル短編)
「腹減ったよ」
「食べましょう」
 青梗菜と卵の乗ったインスタントラーメンと、鶏肉のキムチ炒めと豆腐にごま油を垂らし海苔をまぶしたものがローテーブルに並んでいた。
「酒は?」
「ビールでいいですか」
「うん」
 冷蔵庫で冷やしておいたものを取って踵を返す。既に置いておいたグラスに泡が綺麗に乗るように注いだ。
「乾杯」
 兄らしくジンギは先に杯を上げた。キボムもそれに続く。
飛び出た喉仏を上下に動かし、音を鳴らしてジンギはグラスを縦になるほどあおった。ほとんどを呑み干し、たん、とテーブルに置く。
「飲みますね」
「喉乾いた」
 早速ジンギは箸を取り、ラーメンを食べ始めた。
そのさまを目の端に入れながらキボムも口に料理を運ぶ。どれもまあ合格だな、と思える味で、こくこく頷きながら箸を進めた。
やはり静かだった。カーテンが緩やかに踊る。食器が小さく鳴る。ふたりが食べ、飲む音が浮かぶように空間にはある。
ジンギは缶を数本空けた。キボムもそれほどではないが呑んだ。
肌に色のない双方は照るように中から色付いた。
ひと通り食べ尽くしてもジンギは酒を呑むことはやめなかった。どこか一点を見つめ何も言わずグラスに唇をたびたび付ける。
キボムは膝を抱えて同じくグラスを持っていた。片付けをしようか、と考えていた。
夜気から、夏を感じた。背後には夜の黒い空がどこまでも続いていることだろう。たとえ灯りが下で瞬いていても、夜空は夜空だ。うっとりするような闇が背中を覆うような気がした。
いつの間にかジンギがキボムを向いていた。視線がぶつかり、キボムは唇を結ぶ。
この兄は酔うとしらふのとき以上に次の行動が読めなくなった。だがこのときキボムは何が起こるかを知っていた。


つづく


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20170630

明星によせて 44(東方神起・パラレル長編)
スタッフルームにチャンミンが顔を出した。ユンホを見付け、顎を引く。
彼に近寄り、玄関に向かいながら話をした。
「前来たとき、薬の話を女性のスタッフさんにしたんですけど」
「うん、聞いた」
「どうやら薬変えたのよかったみたいなんで。祖父から聞いてるかもしれないんですけど、とりあえずお伝えしておこうと思って」
「そう、よかった。確かにシムさん、前より調子いいって一昨日くらいに言ってたよ」
「そうですか」
「うん」
 扉の前に立つと、下りてきた日が振り返ったチャンミンの背後を黄色く射した。
顔のすぐそばに、顔がある。少しだけ、高いところに。縁が淡く光って、溶けていた。
「チャンミン」
「はい」
「あのさ」
「はい」
 目を泳がせてユンホは吐き出すように言った。
「女の子紹介するって言ったら、どう?」
「…は?」
「いきなりでびっくりしたと思うけど、実は………同僚に頼まれて」
 はは、と笑いを零す。
「いやならいいんだけど、あの、こないだ、チャンミンがその、薬の話した人だよ」
「…ああ…」
「どう…かな」
 チャンミンの顔を見ることができなかった。話しながら、自分が話しているのではないかのような妙な乖離した感覚がユンホにあった。まったく本意でないことを、何故か無理に頼んでいる。一体全体これはなんだ。
「会うだけ、になると思いますけど」
 さっと顔を上げると、チャンミンは横を向いていた。表情は何もない。眉もまっすぐ、何も語らない。
「それでもよければ」
「…うん。もちろん」
「頼まれたんですか、彼女に」
 どこか嘲るニュアンスを含んでユンホを向かずチャンミンは言った。
黒目が左右にぶるぶると揺れていると、みずからに思いながらユンホは呟く。
「…悪い」
「いいですよ、別に。…じゃ、今日はこれで」
「あ」
 大きな歩幅で、チャンミンは門に向かって歩き出した。二の句の告げないユンホは立ち尽くし、その後ろ姿をただ見送った。
「先輩先輩!!」
 スタッフルームに戻ろうとするユンホに、興奮した後輩が駆け寄った。
「どうでしたか?」
 期待を込めた顔を見下ろし、力なく笑ってユンホは答えた。
「今は、ちょっと無理って」
 どうして嘘が口から転がり出るのだろう。
「…え………そうですか………」
 空気の抜けるようにしょぼくれる後輩が俯くと、気にすんな、と言葉を続けた。
「だいたい、背の高い子が好きって言ってたし」
「…えー。そうなんだ」
 はあーと溜め息をつき、ショックーと言う彼女が体の向きを変えると、ユンホは何故こんなことが口を突いて出たのかと、わけが分からなくなりながらその後ろをついて行った。



つづく



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20170629

まさにプリズム(ちょっとした追記あり)


わたくし昨年もう少し彼らを追っていればよかったですねー。
まさか「prism」をテレビパフォーマンスにしているなどと夢にも思っておりませんでした。ものすごい野心と意欲ですね。これもきっとジョンヒョン、そしてキー、続いてみんなという感じで彼ら自身が頑張った結果じゃないでしょうかね。これで行こうと。
とにかくどびっくりいたしました。
ちょうどマンション工事の始まった頃と被ってテレビがあまり見られなくなっていたかもなとも思うのですが、しかし惜しかったです。録画しておきたかったなあ。
このオニュはやばいですね。見ているとぞわぞわします。
先日デビュー時くらいの必死のディオを見てもううっ、となるくらい欲情したんですけれど、←彼にもおわお、となってしまいました。余計な情報でございますね。
お気付きかと思うのですが私はいちばん彼のルックスが好きです。
目の横に長い、あまりぱっちりしていない方が私は好きですし、彼は唇の感じも非常に肉感的で美しくていいですね。セクシーな顔だなと思います。
というか総じて彼らはセクシーですね。
いちばんそういう魅力に乏しいのはミノなのですが、これはもう目の大きいハンサム君の宿命のようなものですね。チャンミンしかり、チャニョルしかり。背も高くてほんとうにかっこうのよい人たちだろうと思いますが、あまりに整い、かつ可愛らしさを含む顔というのは性的な魅力に乏しくなりがちですね。
しかしこのカムバックでのミノはそういう点でも頑張っていると思いますね。
私がこのグループでBLが書きにくいと言ったのは、彼らがほんとうに女性と普通に付き合っているだろうことがめちゃくちゃに伝わってくるということがひとつ大きな理由でありまして、別にそれはどうだっていいんですけれど、つまり彼らがそういう志向がないということは彼らとかけ離れたものを描くということになるわけで、それがなかなかにチャレンジングなのですね。
彼らの、特に私がいいと思う楽曲群はほんとうに女性に語りかけている側面が強く、それはジョンヒョンが非常にそういったタイプの作曲家である〈女性と接することを好み、女性に捧げるように音楽を紡ぐ)ということが大きいと思うのですけれど、そういったこともBLから遠ざけておりますね、彼らを。
こういう曲ってあまりないんですよね。似てるのあるんじゃない?と思われたりするかもしれませんが、そうでないのです。繰り返しのようになりますけれども洗練と、そして新奇性がそこにはあります。これこそ良質なポップであるなと思います。甘く、軽く、深く、優しく、官能的である。
彼らはもともと稀有な部分がありましたけど、よりそうなれてきたという意味でも私は近年の躍進がほんとうに嬉しいですね。

これを言いたくてしかたなくなってしまい今日もSHINeeについて語りに参った次第でした。


追記
やはりこの曲ジョンヒョンが参加してたんですね。
歌詞知りたいなと思い今調べましたら←、そう書いてありましたです。
歌詞も参加しているのかもなあ、という印象でした。
彼は視覚的なことに大変敏感な感じがいたしますね。



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20170629

call my name 4・終(リアル短編)
口を開けて自分に乗って上下している相手を見上げると、彼の方が長身であるかのような錯覚に陥った。耳がこちらを向いている。ディズニーの古いアニメを思い出し、北米の家が脳裏をよぎった。
Your forehead wrinkles sounds cute.
このときだけ目にできるそれをクリスは口角を上げて眺めた。反り返った、咥え込まれた部分にほとばしりが集中するのを感じながら、もっと時間が欲しいと願った。
射精するときぐしゃりと紙を潰したような顔になるのを見ると、キスをせざるを得なかった。自分も達しているのに口を吸いながら更に犯した。兄さん、と呟かれ幕引きを意識する。兄に戻らなければならない。
小部屋を出るときは体がぎしぎしと痛み、だが活力が戻っていた。彼といるとそうなった。たとえ行為に及べなくとも。
「今度はもっと加減してよ」
 自分が体勢を変えずに耳に言葉を注ぎ込んで来れる人間は多くない。そんなひとりが驚くほど低い声を操りそんなことを言う。また手を引いて元いた場所に戻りたくなる。こうしたことが繰り返された。

彼のことよりも自分の将来と環境の方を優先した。そうする自分だということをクリスはしっかりと知っていた。だから後悔は微塵もなかった。
しかし今こちらを見て来るその石は、やはり心なしか糾弾しているようにクリスには感じられた。あの青年を、クリスは光と黒という印象で捉えていた。艶やかな黒。もともとの髪色や目の色、好きな服装、声の質から、そう思った。見ていて飽きることがなかった。
この石は浄化作用があるんです、という、先刻の男の声が耳に響いた。
起き上がり、クリスは冷蔵庫の炭酸水を取って栓をひねりながらテレビを点けた。ニュースが流れ、天気予報を教えていた。高気圧の影響で晴天となるでしょう、と完璧な化粧を施した若い女性が語っている。喉を泡が落ちながら、画面はCMに変わった。
アイドルたちが青空の中駆けて行く。共に暮らしさえした面々。そしてそのうちのひとりは昔の恋人である。海に向かって姿は消える。
高気圧を引き連れるようにして自分の横で笑っていた。上を向いた目尻を更に上げ、並んだ小粒の歯を見せ、白い頬を照らせて。眩しく、目を細めたくなるほどであるのに、サングラスなど掛けたくなかった。
兄さん。
その低音がクリスをいまだに離さない。
そしてまだ、そう呼ぶなと伝える自分が当然のように心中にいた。



おわり


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20170629

夏の虫 2(SHINee・リアル短編)
まだエアコンは付けていなかった。喉のためにも極力我慢するのが常だ。開いた窓から、カーテンを揺らす風が時折吹いた。ちらりと目をやるとジンギの髪がそよそよとそれを受けていた。横に長い切れ目を入れたような目は相変わらず宙を向き、キボムの愛読しているファッション誌が彼の顔を灰色に染めている。
 ジンギがこうして突然訪問するのは珍しいことではなかった。
たいてい夜、やって来た。食事は済ませてあったり持って来たり今夜のように作るよう言って来たりとさまざまだった。自身の仕事のあるなしは関係なく、ただキボムが家にいるということを確認して何も言わずここまで来た。
キボムは出掛けていることが多いのに、ジンギにほとんどの場合捕まることが大変に不思議だった。野生の嗅覚というものかとひとり首を傾げることが多々あった。そして捕獲されたからにはもうどうしようもないとあっさりと諦めた。
食事はせずとも、必ず酒は呑んだ。
ビールや焼酎のストックをキボムは切らすことがなかった。彼が来ればたいていそれを減らされる羽目になる。ジンギが自分で買ってくることもままあったが、酒ある?と聞かれ、そのまま供するというパターンが圧倒的に多かった。
無言のままキボムは調理し、ジンギは雑誌に飽きたのか目を閉じていた。寝るかもしれないとキボムは思った。ジンギは気付くとすやすやと眠っていることがよくあった。何をするにも彼には前触れというものがない。それでたいそう驚かされ、だがそういう人だと状況を速やかに受け入れる癖がいつの間にやらか付いていた。
間接照明に照らされたジンギの顔は黄色味を帯びていた。どこから見ても同国人のそれであるのに、その色によって少し異国の青年のように目に映り、食卓の支度を済ませたキボムはしばらくじいっと瞳を隠した顔を見下ろした。
「メシできたの」
 唇だけが動いてそう質問し、キボムは小さな目をばっと開いた。
「起きてたの」
「寝てねーよ」
「あ、そうだったの」
 ぱちりとまぶたを上げたジンギの目の中は、白と茶にくっきりと分かれていた。一重の目元は、見る者にそこから思惑を読み取らせない。ただでさえ思考の流れが把握しにくい人であるのに、これのせいでもっと難しいとキボムは心中げっそりした。



つづく



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20170629

明星によせて 43(東方神起・パラレル長編)
それからシフトがいっしょになると、彼女からの無言のメッセージが伝わってくるようになった。まだ?まだですか?
そちらを見ないようにしながらユンホは弱った。これは早く聞いてしまわなければならない。だがこんなことで電話をしたいとはとても思えなかった。
だが服を返すという口実は変わらずある。その用件と共に切り出せばいい。
それでも彼女を紹介しなければならないということに尻込みした。理由は分からないが、言うところを想像すると喉が詰まったようになり、声が出せない気さえした。
チャンミンと二度目に過ごした日から十日あまり経った頃、その当人が現れた。
前よりも間が空かなかったことで、早いなとユンホは思った。だがペースとしては、そんなに狂ったわけではなかった。
嬉しさと、そして気詰まりを感じた。ちょうど後輩もその日仕事に出ていたのだ。
出迎えながら、頼まないわけにはいかないと、背中に視線を痛いほど浴びてユンホは思った。
「どうも」
 ずっとチャンミンの態度や声音に親密さが増したことをユンホは実感した。そのことで体がおかしなふうになった。ふわふわと浮くような、じりじりと疼くような、持て余す心地に侵食され、今は仕事中だと自身を叱った。
「これ、皆さんで」
 袋を渡される。また、大きい。通常通りだ。
「ありがとう」
「いーえ」
 連れ立って歩き出すと、視界の端を後輩がよぎった。訴えるような熱い目でユンホを見ていると、一瞬で分かる。
部屋に案内すると、シムは開口一番言った。
「もう忘れ物するなよ」
 ごめんごめん、とチャンミンは答える。
「チョンさんにえらい迷惑を掛けているよ」
「うん、ほんとうに」
「お礼言ったのか?」
「当たり前だよ」
「困ったやつだな」
 そんなやり取りの合間に、僕は全然、とか、気にしないでください、とかユンホは挟んだが、シムは手を振ってそれをかわした。
「気を付けなさい」
「はい」
 眉を少しひしゃげ、そして笑みも口に添え、ユンホはしずしずと後ずさった。
部屋を出ると、そこには後輩が立っていて、ユンホは驚きで体が跳ねた。
「先輩」
 お願いします、と口には出さなかったがすべてが伝わった。
億劫な気持ちは今となってはすさまじいものがあった。断ればよかったと後悔した。
いらいらしながらチャンミンの帰る時刻を耳の後ろを掻きつつ待った。こんな気分で彼に接するなんてと、ユンホは苛立ちと共に悲しみすら湧いた。



つづく



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20170628

皆、音楽と結婚しなくちゃ
こんばんは。
皆様お元気でらっしゃいますか。
フェリシティ檸檬です。

今フォースターの「ハワーズ・エンド」を読んでおりまして、これはジェイムズ・アイヴォリー監督の映画も非常に好きなのですが、その中の一節を読みまして何かお話ししたいなと思い出てまいりました。特段それについて語るわけではなく、なんとなくそういう気分になったということなのです。
その一節というのは、

「昼食時の一時間と夕方の半端な時間くらいで、幼少の頃から確実に読書し続けてきたであろう有閑婦人に追いつくことがどうして可能であろうか。彼の頭脳は人の名前で一杯かもしれず、彼だってモネーやドビュッシーのことくらい聞いたことがあったかもしれない。困ったことに、彼はそれらをつなぎ合わせて文章にすることができず、それらに『物を言わせること』ができず、盗まれた自分の傘のことをすっかり忘れることができなかった。そうだ、傘は現実的な心配であった。モネーやドビュッシーの後から、間断なくドラムを打ちながら傘がつきまとってきた。」

というものでして、非常に切なくなったのですね。

コメントをくださった方々、ここでお礼と簡単なお返事を申し上げます。
ほんとうにありがとうございます。まことに励みになっております。
拍手コメントH様、最高とは最高のお言葉でございます。ちょっと萌えのある回でございましたね、会話においては珍しく。引き続き上げた際はお楽しみいただけると幸いです。
今しがたコメントいただきましたY様!いつもほんとうにありがとうございます。
相手は、明日きっとはっきりとお分かりになると思います。Y様のお望みの方ならないいなとわたくしも本気で思います。
そしてオニュとキーをお好きだとお聞きできてすっごく嬉しかったです。数日続きますので、是非お目を通してくださいませ。

さて、本日からSHINeeの短編を上げてみております。読んでくださり、拍手などしてくださった方々、どうもありがとうございます。大変嬉しく思っております。
SHINeeは、以前からずっと書いてみたいという気持ちがあり、しかしいざ書くとなるとなかなか難しいメンバーのグループで、それはいろいろ理由があるのですが、ともかくそんなわけで延ばし延ばしになっていたのでした。が、読者様であると同時に大変優れた書き手様でらっしゃる方のお話を読んだ際(もちろん友人の彼らの話もいつもほんとうにすばらしくてううっとなっているのですが)、タイトルに以前のアルバムのタイトル「Odd」が使われており、そのアルバムから、彼らの音楽はたいそう、ほんとうにすばらしくなったよなあと思い出しまして、最近そういった楽曲を毎日聴いていて、書きたいという意欲が強まったのでありました。
私は以前も少し触れたかと思うのですがSHINeeは何と言っても「View」でようやく彼らの何かを掴んだというように思っておりまして、それはジョンヒョンの事務所における音楽に関する立ち居地がかなり明確になってきたことと関係していると考えているのですが、彼のセンスというのが全面に出たことでその楽曲が非常に洗練されたのですね。
日本で作られる楽曲群は以前のような、なんと言いますかダンスにとにかく特化した強さのある、似たものばかりとなっている印象で大変残念なのですが、韓国で出す曲はどれもすばらしいですね。「1 of 1」を通して聴きましたところ感銘を受けました。特に後半がよく、おそらくジョンヒョンがかなりプロデュースをしているのではないでしょうか。
コンセプトもいいなと思いました。90年代を意識しているのでしょうかね。ファッションの感じも、懐かしくありつつ新しさもあって、MVの女の子たちには、これも以前も書きましたけれども私は胸キュンいたしました。韓国女性の本来の美しさがたいそう出ていましたね。

私は「MARRIED TO THE MUSIC」がとっても好きでして、それは見た方、聴いた方ならすぐ分かると思うのですがあれはマイケルの「スリラー」をこれでもかと意識した作りでして、それはそのタイトル曲だけでなく、あのアルバムの世界観そのものと言っていいものでして、これは彼らでしかできないと言った意味でも、なんとも素敵な着地であると感動したものでした。
この年はすごかったですね…「CALL ME BABY」と「LOVE ME RIGHT」、「View」と「MARRIED TO THE MUSIC」が流れまくっていたということですからね、韓国は。すごいことでございました。
その後もこの2グループは「LOTTO」と「1 of 1」と続けられたわけで、このいい流れを失わないで欲しいと思います。ほんと日本で出す曲を聴くとぎょっとしまして、どうしたどうした大丈夫かと一気に冷や汗が出ますので、それで惑わされて不安になるのですね、いつも。勘弁していただきたいです。

そう、EXOの短編シリーズも続いておりまして、既に来週まで予約投稿が済んでおります。今はクリスたちのお話ですが、次まで書き終えているわけです。
先日終えた「スマッシュ」が、また何かタイミングがあれでして、レイが参加しないということに打ちのめされた私なのですが、もうこれは書いてありまして次々と上がったわけですが、皆様どんな風にお感じになったのだろう…と思ったりいたしました。
真実、辛いですね。彼の声とダンスがアルバムに加わらないということは。
この悲しみをどうしたものかと考えてもしようのないことを考えたりしております。

7月に入ってから割とすぐにWOWOWさんで「シン・ゴジラ」を放映してくださるそうでして、とても嬉しい私です。これは傑作でございまして、皆様ご覧になられましたでしょうか。近年でもっともクオリティの高い日本映画でございます。見てらっしゃらない方は是非。気の抜けたところが1カットたりともない、ヒットも納得というかしなかったら泣けるという日本に希望を感じられる1本でございます。
繰り返し見に行きたいくらいだったのですがそうできなかったので、こうして見れて幸せです。その映像表現の分かってるな感を十分に何度も堪能したいと思います。

本日の一曲

SHINee 「MARRIED TO THE MUSIC」



このMVとてもいいですねー。
あえて感がすべてから出ていましてそこがすごく魅力的ですしクレバーです。
こういう楽しさこそ、音楽でしか感じられないものだなとも思います。
私は彼らの楽曲ではデビュー曲が非常に好きです。それは今回お話でも取り上げましたオニュの声質の良さを最大限に活かしたものであると同時に大変洗練されているということが理由としてあります。
この曲のようなよさが近年、ジョンヒョンの才能によって再度彼らに戻ってきたなと思います。
彼らは声が基本甘いのですね。高いですし。それをどう活かすかというのが勝負どころであるのです。それをジョンヒョンは自身の特性と好みとセンスと経験によって理解し、判断した上で実行しているというのが伝わってきて、私はとても嬉しいです。
これからまちがいなくSMを引っ張っていく制作陣のひとりとなるでしょう。

「1 of 1」の内、1曲目の「prism」、6「Don't Stop」、7「SHIFT」、8「U Need Me」がほんとうに素敵です
フェリシティ檸檬



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20170628

call my name 3(リアル短編)
人数があまりに多く、そういう機会は限られた。休みもない。だからマンションの、作業部屋やクローゼットでことに及んだ。体の大きなふたりには苦行であったがしかたがなかった。
「兄さん」
 そう呼ばれるとクリスは苛立ち、やめろと言った。この文化にクリスはいつまでも慣れなかった。誰が何個年上で誰が何個年下。馬鹿馬鹿しい。ほんとうにくだらないと心底思い、それが変わることはなかったが、ついぞそうはっきりとは言わなかった。そうするほど愚かでも子供でもなかった。だが本心はそうだった。
キスを、セックスをする目の前の青年が自分を兄と呼ぶのがクリスはいやでたまらなかった。そういう習慣を持った国の相手であると理解していても。俺はお前の兄貴じゃない。俺はお前の恋人であって、兄さんと呼ばれたくなど決してない。
「名前で呼べよ」
 低くかすれた声でくちづけの合間にクリスは告げた。みずからのそれより肉厚で弾力のある唇は甘く、すばらしい歯並びと桃色の舌は食べたことのない逸品のようであった。
 息を漏らして相手は囁く。
「ク…リス」
 目と目がぶつかりそうなほどの近さにある。眉が少し歪んでいる。苦しいのかと訝しむ。
「そうするんじゃない」
 年下の彼を指南するようにクリスは導くことがよくあった。唇の振る舞い、舌の扱い、呼吸の作法。色の付いた髪の毛をかきあげると鼻を鳴らした。無意識のうち愛しさから微笑んだ。
「うん、いいよ」
 そう言うと肩に回った腕に力が込められた。後頭部の髪を握るようにされ、そうしたことをされてもまったく気にならないとは珍しいことだなと不思議と冷静に思う自分がクリスの中にいた。
一度や二度ならあったが、継続的にこうして同性とセックスを含む関係を持つのは初めてだった。ひとたび寝ると、やはり女性の方をより性的志向として好むということを認識し、あとが続かないのだった。だがそのときは違った。状況も確かにあった。出会いこそすれ、時間も場所もない。だがメンバーとは四六時中一緒だ。恋愛せずにはいられないクリスにとって行き着く先はひとつであり、そして本人が思う以上に、彼らのことを才能やルックスから誇りに思い、惹かれてもいた。だから何かきっかけがあれば、そこから先はあっという間だった。基本クリスはセックスにそこまで重きを置かない。話し、共に過ごし、触れ合うことが重要だった。だがその相手とはそうしたことだけでは満足ができなかった。可能な限り交わりたいと思わせられた。キスをしたらペニスに触れ、触れたら入れる。そうせずにはいられなかった。若かったとは言え、とクリスは反芻する。だがきっと、今もしあいつとそうなったら。また同じようになるのではないかと思えた。
手足の長さが邪魔だと思ったことはあまりなかったが、このときばかりはそうだった。自分にも相手にも、何故こんなに大きいのかと舌打ちした。より体を縮込める組み体操にトライするかのようにいつも汗をかいてふたりはした。



つづく


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