海の底、森の奥

- EXOの二次創作とオリジナルのBL小説を中心としたブログです。R18表現あり。お気軽にどうぞ。

20170531

ああいう身体の人たちはそれはもう
こんにちは。
なんか、ほんと、暑くて。
フェリシティ檸檬です。

先程お話を上げました。
とうとう、企画は残りひとつです。
それはもう決定してしまったわけで、しかもそんなに心待ちにされないかもと思う作品なのですが、とにかくあれが、最後を飾ることになりました。
そんなわけで、本日は第一位、「受容について」の番外編でございました。
まだ読まれた方はほとんどいらっしゃらないと思うのですが、すでに拍手をいただいてもおりまして、ありがたいことでございます。
読み返しましたら誤字脱字が散見されまして、ひいい、と言いながら直しました。まあ、いつも直してばっかりなのですが。申し訳ありません。
読まれた方、いかがでしたでしょうか。
今回は、この話のそもそもの雰囲気を構築していたであろう性行為を全面に出していこうと決めていたのですが、そしてそうしたのですが、セフン視点にしたことで、いつもと若干印象が変わったなあということを思いました。
シウミンがツンツンツン…デレ?みたいな感じで、甘さ控えめって感じだったでしょうか。
彼の中の困惑や恋情を追わないと、この受容のふたりはかなりそうした側面が出てくるのかもしれないな、なんて今更ながら思いました。
これを好まない方がいらっしゃるやも知れぬ…とは思うのですが、なんと言いますか、私も誠心誠意書きましたので、後悔はないのでした。
私がいつも気をつけたいと思っているのが、こうした方が気持ちよくなれるから(書いた方も読んだ方も)、という理由での、関係性のねじ曲げを行わないということでして、ストーリーにとってということもそうなのですが、真実から遠ざかる(それは私が書くふたりにとっての、でございますが)ことはしないぞという、意識から来ております。
彼らがこうなったら、きっとこうだろうという、そうした想像から離れてしまうことはしたくないのです。
当然萌えを求めてこうしたものは書き、読むのですが、やはりそれだけでは、物語、お話というのは駄目だと、私は考えてしまうのです。
それを好んでくださるか、いやいや、やっぱりこういうのじゃな、となるのかは、人それぞれでございまして、皆様のご自由であります。
少しでも多くの方に楽しんでいただけるといいなあ、と心から願ってはもちろんおりまして、毎回大変悩みます。

人気のカップルで、私も長編、短編(リアル・パラレル)で、何度も書いてまいりました。
しかし主にセフンに視点をおいての話を書いたことは先述しましたとおりあまりなく、新鮮でございました。
ただ、パラレルで、サラリーマンのふたりを、セフン視点で書いたことが一度ございましたね。
そのときも確かにシウミンはツンデレでした(笑)
やはり、シウミンはセフンに完全にめろめろな態度を見せるという想像が余り私には浮かばないようでございますね。
きっと女性と付き合っていたらば、そうした面を見せる気がするのですが、年下の男相手、しかも自分が抱かれる側、ということを、完璧に受け入れるということがなかなか難しい方な気がし、いくら感情では相手を思っても、表現するのに二の足を踏むように思うのです。またセフンが相手である、ああいう性格の男が対象であるということで、こうなっている気がします。
それが描写で出てまいります。

しかしやはり、彼らの性行為は拳を作ってしまうようなところがあって、熱い気持ちが注ぎ込まれております。←
その部分、今回の企画では、そこまでセックスシーンというものがなかったと思いますので、楽しんでいただけるといいなあと思います。
セフンがぺちゃくちゃ喋りながらしているのはなんだかエロくていいなと自分では思っております。シウミンかわいそうですが。

さて、明日で最後となります企画でございます。
お付き合いいただいた方々皆様に、厚い感謝を申し上げます。ほんとうにありがとうございました。
どうか明日の分も、お目を通していただけたらなと思っております。よろしくお願いいたします。

本日の一曲

Destiny's Child 「Bootylicious」 マイケル・ジャクソン30周年記念コンサートトリビュートパフォーマンス


はあ。私は毎回これを見るたびに鳥肌が立ってしまうのです。
ビヨンセがメンバー内で飛びぬけた才能を持っていると如実に示してしまうパフォーマンスでございますね。
このときインシンクも出ておりますが、ジャスティン・ティンバーレイクも同じことになっておりました。
私は彼女の曲がものすごく好みであるかというと少々違うのですが、パフォーマンスにおいては他の追随を許さないところがあるとずっと強く思っております。
顔と体、そして素質が、すべてひとつところを目指している感じと申しますか。
全身これバネといった体からは、女、それも、アフリカンの女性の血といったものを強く感じ、彼女らのすばらしい遺伝子をまざまざと見せつけられる思いがします。
彼女のようなパフォーマンスを今後他の人から見ることはなかなかないのではないかなあという予感もあったりいたします。
ビヨンセの真似というか、彼女の影響を受けたパフォーマンスや、曲そのものをやったりもよく韓流の女性アイドルはされますが、ほんとうに難しいですね。
やはり彼女はあの体あってこそのものなのだということをものすごく実感させられます。貧弱さばかりが目につくのですね、アジア人だと。白人でも同様です。
だからむしろ、渡辺直美氏のパフォーマンスはしっくり来たりもいたしますね。彼女はすごいなと、いつも感動します。


企画が終わりましたらばスホ生誕祭をささやかながらできたらなと思うのですが、まだはっきりとは申し上げられないといった感じです
フェリシティ檸檬





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20170531

明星によせて 14(東方神起・パラレル長編)
チャンミンのピッチは早かった。
強いらしく、どんどんビールの杯を空けた。
対してユンホは弱かったが、飲まないではいられず、甘いサワーを頼み、会話するごとに口に運んだ。
 仕事の詳しい話はきっとちんぷんかんぷんだろうと思ったユンホだったが、それでもこれは聞きたいと顔を向けた。
「シムさん、来る時間って…、いっつもだいたい同じくらいですけど、会社…あれくらいに終わられることがあるんですか」
 呂律が怪しくなっていたが、肘を突いて半目になったユンホはなんとか質問を口にした。
「あ、伺う時間ですか。そう、いつも、行くときって、薬についての会議と言いますか、進捗の報告や相談なんかを行う際に出掛けることがありまして、その帰りに寄らせていただいてるんです。で、そのまま直帰してるんです」
「おうち…お近くなんですよね…?」
「祖父に聞きました?」
「はい」
「そうなんです。駅の逆側です。すぐですよ、ここから」
「お勤め先も…?」
「はい。もっと奥の方ですけど。祖父、ここのホームに決めたの、きっとそれもあると思います。何も言いませんけど」
 そう言ってほわっと笑った。もともと色の濃い皮膚がいっそう濃くなっており、膨れた頬の高いところがつやつやと照明を受けて照っていた。
「そうですかあ…」
「チョンさんは?」
「俺…俺は、二駅隣に住んでます」
「近いんですね」
「はい」
 半ば隠れた目をチャンミンのそれと合わせていたが、大きな瞳がふいに離れてするすると自分の体の上を這ったのがぼんやり分かった。よく見る、何かを我慢しているような、眉と口角の上がった顔をしている。
「チョンさんの私服って初めて見ましたけど」
「え?…はあ」
「そういう感じなんですね」
 こらえきれないというようにチャンミンは大きな笑みをこしらえユンホに尋ねた。
へ?と首を傾げるユンホの体は、真っ赤な上に雷のようなマークが斜めに走るシャツと、黒いハーフパンツに包まれていた。
何をどう答えたか、ユンホは覚えていない。そしてそのまま、記憶は途切れた。



つづく




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20170531

乞う青年(「受容について」番外編・人気投票御礼企画12)
 キスをするのに飽きることなんてない。
白い体は上気して全体に桜のような色合いを示し、すぐそばからそれを見下ろしていれば、くちづけの衝動は否応なく湧いた。
「兄さん」
 耳の縁に唇を付ける。
セフンはミンソクの耳のかたちをとても彼らしいと思い、愛していた。舌を溝に沿わせようとすると、体を引かれた。
「やめろ」
 くすぐったそうに、そして少しだけ本気でいやそうに肩をそびやかす相手を見て、それならばもっとしたいと思ってしまう。自分の悪い癖だなとセフンは省みるが、しかし直そうと言う気は実際はそれほどなかった。
「こっち向いてよ」
 ヘッドボードに寄りかかったふたりは、膝を立て顔をくしゃりと歪めるミンソクと、彼に覆いかぶさろうとするセフンという格好になった。こうした状況ならば、たいていがそうだった。
「もうしただろ」
「足りないよ」
 そしてミンソクもほんとうは足りていないだろうとセフンは考えていた。なぜならばこうしたことはひどくご無沙汰だったから。
「せっかくこんなとこまで来たっつーのに」
「こういうことをするためにこんなとこまで来たんだよ」
 大きな、部屋の一面すべてに設置された窓の外は曇りの空が広がっていた。すぐそこにそれはあり、手で触れることもできそうで、ミンソクは顔をそちらに向けて眠たげにまぶたを下ろす。
「は…」
 セフンの顔、特に唇がミンソクの首をなぞって胸まで下りた。丸く色付き、尖った先をそれでつまむ。
「…あ」
 筋肉のよく発達した体ではあったが、硬いだけということがないのがミンソクだった。常にほどよく脂肪が乗り、セフンは掴むと女のそれとはまったく違うその手応え自体に今では反応するようになっていた。
脇腹を両手で挟むようにすると、上半身を捻るようにしながらミンソクは言った。
「くすぐって」
 眉と口をひしゃげるミンソクの表情は、彼のどのそれもそうであったが、妙な無垢さが溢れており、セフンの胸の中をそわそわと引っ掻いた。
 尻の割れ目に両の指を入れ込みながら、更に下った体の、真ん中にあるほのかに大きさを常態より増している部分を、ためらわず口にする。
「あっ」
 先刻ここから、ミンソクはたっぷり溜めていたと推測できる量の精液を吐いたのだった。セフンがあらかじめ紙を先にあてがっていたが、取るとき糸を引いてかなりシーツに垂れた。ミンソクは見なかった振りをして横を向いていた。だが行為のためだけでなく耳は赤く、セフンは零れたそれを全部舐めてしまいたいと一瞬思った。だがただ黙って拭き取った。
そこは再び硬く、上を向き始めていた。
セフンの口は小さく、あまりこれが得意ではなかった。好きであり、もっとしたいと欲したが、顎がどうしても言うことを聞かない。だから効果的に如何に気持ちよくミンソクをさせるかをセフンは気にした。アナルに中指の先を揉むようにして優しく入れる。ずず、ずず、と侵入を深めつつ、舌先で裏をくすぐった。
「は…は、は…」
 我を忘れた声を上げることはミンソクにはほぼなかった。数回しか、そうしたことはセフンの記憶にはない。何度かふたりは離れ、また戻りを繰り返していた。その戻る際、ミンソクは生まれたばかりの赤子のように泣きながら声を出した。そうされると、セフンは頭が変になりそうだった。なんでこの男を手放そうとしたのかと、自分が自分で理解できないとショートした脳みそでかろうじてみずからをなじった。
ああなって欲しいとセフンはいつも願っていた。体を求めたとき、応えてくれるミンソクが、それだけでなく、無我夢中になって自分にすべてをさらけ出して欲しいと。初めの頃はそんなことをこれっぽっちも望まなかったし、考えすらしなかった。けれど関係が深まり、付き合いが長くなるにつれ、むしろそうした欲求がセフンに取り付き、離れなくなった。ミンソクをどうしたら完全に自分のものにできていると思えるのか、セフンは知りたくてたまらなかった。
体を震わせて快感に堪えているミンソクからは、やはり声はほとんど出ない。熱い息を吐き、それが時折音になるだけだ。
もうセフンの口のすぐそこにあるミンソクの一部は、反り返らんばかりになり、ピンク色を誇っていた。赤を多めに落とした花の色のそれは、熱く、硬く、セフンの顔に微笑みをもたらした。
「まだまだやる気じゃん」
 スマイルマークのような目をミンソクに注ぐと、まぶたの被った瞳を授けられた。
「…そういうこと…言うな…」
 解き放たれたことで肩で息をしながらなんとか言葉が紡がれる。
「嬉しくて」
 そう言いながらセフンは手でぎゅっと握る。
「うっ」
 不意打ちにうめくような声をあげ、ミンソクは目を強くつむった。
口で愛撫していると自分も感じてしまうことをよく自覚していた。セフンは自身がミンソクを指すように向いているのを分かっており、それをさらすように膝立ちをしたが、ミンソクは薄目を開けながら何も言わなかった。
「ほら、兄さん」
 手を差し出す。無言のままミンソクはその手に自分の大きくはない掌を置いた。
ぐっと引っ張り、セフンは勃起したペニスの上にミンソクの体を下ろした。つぶすようにミンソクの股が膨れたところを圧迫し、セフンは濃い、直線のような眉を若干曲げた。肉の触れる感触がしびれるように全身を抜けたためだった。
ふたつの性器を重ねるように座らせると、セフンはいっしょにこねるように擦った。
 片手でミンソクの腕を自分の方に回させ、気持ちよさにまた顔を落とし目を閉じる彼の顔をじっと見ながらそれを続ける。にゃ、にちゃ、という音だけが部屋に転がった。
「気持ちい?」
 聞かずとも分かっていたが、聞かないではおれなかった。セフンはセックスの間も会話しないではいられないたちだった。ミンソクはそういった意味では正反対で、言葉を掛けられるたびむっつりとほとんどを首の動きだけで返した。もしくは無視した。
「ねえ、気持ちいい?」
 亀頭をなぶるようにふたつくっつけて揉むと、どちらの穴からもとろとろと中身が出た。溶け合う液が自分の指やそこ全体を汚していくのはほんとうに楽しいとセフンは思い、笑みを浮かべてミンソクの顔を覗き込む。眉がふわりと浮いたミンソクは、まぶたの上を白く輝かせ、唇は力なく下が落ちていた。
そこをセフンは唇で弱く噛んだ。吸い、舐め、舌を入れる。
反発なく相手のそれも受け入れ、上も下も、体内から湧き出る水分でくちゃくちゃと音が鳴った。
 息を抜きながらセフンは言った。
「兄さん…兄さん」
 するすると汗を噴きはじめた背中に指を這わせるとびくりと肩が揺れた。首に置かれた腕に力が込められ、顔と顔がより近付く。
「はぁ…あ、は」
 呼吸のために口を大きくしようとするミンソクをセフンはずっと見守っていた。そのいやらしい顔がそうしたときに現れると知っていたから。
「入れたいよ」
 唇を外してこめかみや頬にくちづけてセフンは言う。塩辛さが舌に乗る。脇の下に手を入れてミンソクを持ち上げた。
自身で先を彼の割れたところの最奥へと当てた。体重で徐々に飲まれるようにペニスは消える。
「あ…は」
 双方が息とも声ともつかぬただ粘度の高い音が口から零れた。敏捷な体を持つミンソクの内は、それを表して、毎回セフンの性器をこれでもかと締め付けた。何度しても慣れないその窮屈さは痛みを伴った悦びで、関係が途切れたとき、女を抱いてもこうした感覚になることはないことをセフンはどうしても思い出した。たとえ後ろの穴に入れたとしても、そうだった。
すべてを隠すようにミンソクが腰を下ろすと、セフンはそのまま腰を揺らし、ミンソクに囁いた。
「動いて。できるでしょ?」
 わずかの間逡巡がある。プライドや、その他のいろんなものを混ぜたその戸惑いが顔をよぎる。セフンを見てはいなかったが。
しかしミンソクはその指示を拒まない。ゆっくりと、その弾む体をよくしならせて運動は始まる。斜め上を向いた自身のものがセフンの腹を突いていることに気付かない演技をしながら。
「兄さん、あ」
 兄の動きはセフンのそれとはまったく違い、ばねがついているようだとことあるごとに思わせられる。ベッドのきしむ音までが興奮をあおった。
 再度口を貪りながら、湧き上がる血がますます腰にかけて集中していくのを感じた。セフンの腹はすっかりぬるぬると汚れており、そのことがミンソクをあっという間に高めていることを知っていた。
指先を先刻より尖りを強めたふたつの乳首に持ってくる。きゅうと強く引っ張ると、びくびくと相手は揺れた。
「んん、んんーっ」
 塞がれた口から抵抗するようなこもった音が漏れた。だが意に介さずセフンはもっと強烈にそこを引いた。
「んんん、んっ」
 達しかけているのを知っていたためセフンはミンソクをさっと倒した。その衝撃で開いた口からミンソクの大きな声が吐き出された。
「あああっ」
 脳を直撃するような快さがセフンの中を駆け抜けた。ああ、もっと、もっと。もっと聴かせて。激しく腰を突きながらミンソクのペニスに彼の手を沿わせると、擦ってと早口で告げた。
ぱんぱんぱんぱんと、しんとした部屋には不釣合いな音が満ちた。シーツを掴んだミンソクは言われたとおりに自分をしごく。
「あ、いく、いく、兄さん」
 中で出すことをひどく嫌う(当然だが)ミンソクであったが、外に出せ、と言われないことでセフンはそのまま腰を速め、これ以上入らないというほどに奥まで突っ込むと、そこでほとばしりをすべて出した。その瞬間ミンソクの動きが止まり、ふあっという声と共に彼も射精した。きゅううう、と中もその部分も収縮し、セフンは食い千切られる妄想が頭を占拠するほど破裂しそうな大きさになっていたそこ全体を圧してくる感覚に歯を食いしばった。ミンソクの脚が交差して腰に巻きつく。びくびくとまだ痙攣する体は、より白い汚れであちこちが光っていた。
濡れた額を手で触れると、うっすらと目が開き、セフンの顔を映した。ず、ずず、と腰を引いたセフンが完全に体から抜けると、あっ、と、小さな声が喉のあたりから零れ出た。
しばらく並んでベッドに倒れこんだあと、サイドテーブルに置いておいたペットボトルをセフンは手に取り、喉を鳴らして飲んだ。
「口移しする?」
と笑って問いかけたセフンをにらむようにして、
「貸せ」
と言ってミンソクはボトルを取った。
 喉を潤すと、ミンソクはまた窓を向いた。全体が灰色がかった風景が、相変わらずどこまでも続いている。見慣れぬ、山の中の、淋しいような、またどこか安堵をもたらすような、霞んだ景色。
「なんでここにしたんだ?」
 ぽつりとミンソクはセフンを見ずにそう聞いた。
「ここ、雪よく降るんだって」
 セフンも窓を向いていた。青々とした木々が山肌を覆うさまはこれからの暑さを予感させている。
 振り向いたミンソクは呆れたように言った。
「お前な。今何月か知ってるか?」
「うん。でも、初雪を見たふたりは、って言うじゃん」
 にこにことミンソクを見返すセフンは、冗談なのか本気なのかといつもミンソクを訝しく思わせる弟そのものだった。
「とりあえず来てみて、よかったらまたその頃来ようと思って」
「初雪狙って?」
「うん」
 なんと答えていいか分からなくなり、ミンソクは背中を掻いた。セフンが付けた跡があちこちかゆかった。
「それに兄さんは、人の多いとこよりこういうとこのが好きかと思って」
 並んで、まるで雪を眺めているかのように窓を向いたふたりは、長い間黙り込んだ。自分たちが自分たちの体から出たたくさんのものでまったく心地いいものでなくなっているということを忘れ、絵のように、映画のように視界いっぱいに迫る雲や山、そこここにある家屋、飛び退る鳥、そして見えないはずの雪を見て、じっと、座っていた。



おわり



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20170530

夏が似合う男といつでもどこか涼しげな男
こんにちは。
暑いです、夏って感じです。
フェリシティ檸檬です。

先程、今日分を更新いたしました~。
なかなか、くたびれました。
本日分は「ボナペティ」でございましたが…、また、未完のもの、そして拙ブログ唯一の(今現在連載中の東方神起の「明星」を抜かし)パラレル長編のものでして、これも今回の企画で気になっていた作品のひとつでございました。
T様とはこのお話について何度かやり取りさせていただいていて、T様がこのお話を好んでくださるのはすごくよく、特にお付き合いを深めさせていただいてからは分かりますし、そういうふうに感じていただけることを嬉しいなと思う作品であります。
なぜかと申しますと、非常にオリジナル作品にやはり近いところがあり、それに彼ら、ディオとチャニョルを選んだというのは、私の本来の志向を示しているなという意識がありまして、確かに二次らしさというものを入れてもいるのですが、これを好んでくださるというのは、私の書くものを好んでくださるんだなあ、という喜びが常以上に湧くところがあるのです。
そして今回番外編を書いておりましても、やはり大変楽しく、書いてよかったなあ、この企画をしてよかったなあという気持ちになりました。
読まれた方は、どうお感じになるのかなと気になります。

昨夜、鍵コメTM様から初めてコメントをいただきました。
まことにありがとうございました。
新たなお客様というのはほんとうに嬉しく、朝からほくほくいたしました。
それに気がおあいするようだなと思いまして、末永くお付き合いさせていただけたらなと祈るような気持ちになりました。
本日のこのお話も、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
TM様のお気持ちで奮い立って、やる気を持って臨みました(いつもやる気はあるんですけども、それ以上に!)

もう少しでこの企画も終わりでございますね。
なんだか終わらないような気さえする始まりでございましたが、何事にもこうして締めくくりというものは訪れるものでございまして、ほっとした気持ちが私の胸に溢れつつあります。
残りのものも、どうか皆様に楽しんでいただけるようなものになるよう、精一杯書かせていただきたいと思います。

本日の番外編に関連してお話しいたしますと、私は以前、ファッションの話などでも触れましたが、白黒柄というのに非常に惹かれます。
色の白い方が、黒々とした髪や眉をしているのを見るのがとても好きですし、うちの女の子の方の猫もそうなのですが、ああいった柄の動物に大変心を掴まれます。
その子を見るたび、なんて可愛いんだろう、と思ってしまい、それを口にもするのですが、もちろんもう一匹の方の子はまた違った可愛さがあるのですが、何かもう、黒いところから白い毛に移り、そこがふくふくしていると胸がいっぱいになるんですね。
犬ですとボーダーコリーをいいなあ、と思うわけです。
彼らは賢く、朗らかですし。
そうしたことをディオにも思うところがあります。
それは見た目だけでなく、彼から漂う雰囲気でございますね。きっと似たものを多くの方が感じるのではないでしょうか。
私は映画を観たり撮ったりするとき決してモノクロを好む、ということはないのですが、それは色彩というもののある種の奴隷であるところがあるからでして、ですがやはりそれでも白と黒、というのは、ココ・シャネルの語るように何か無限の魅力があるのです。
そうしたところがわずかばかりでも伝わる話になっていることを祈ります。

本日の一曲

Dynamic Duo 「guilty」カバー D.O.&チャニョル&クリス



彼らのカバーの中でこの曲がダントツで好きです。
元の歌が大変よくできているというのが何よりもあるのですが、彼らの声質やもろもろに非常に合っているのがよく伝わってくるのが大きいと思います。
それぞれのよさが大変際立っているパフォーマンスでして、ディオの反応と声のよさ、クリスの大人びた個性、チャニョルの音楽への情熱、などを存分に堪能できます。
そもそものオリジナルよりもこちらの方がいいなと思います。
好みといったらそうなのですが、内容をご存知の方ならああ…とお察しいただけるかとは思うのですが、こういった男の泣き言めいた歌というのは決して好むところでないのですが、ディオによって、清涼な物悲しさが、クリスによって切なさが、チャニョルによってまっとうな男っぽさが付け加えられ、ただ、ああ、失恋の良曲である、といった深い味わいしか残らないからです。
何度も何度も何度も聴いているのですが、やはりいいです。
こういった歌をアルバムに入れてもらいたいものです。
以前も少し書きましたが、ディオとチャニョルのコラボがもっともクリエイティビティーを感じます。当然ではありますが。
それをもっと伸ばしていく何かがあるといいなと、日ごろよく思います。


音源化して欲しい…
フェリシティ檸檬





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20170530

明星によせて 13(東方神起・パラレル長編)
「目、悪いんですね」
 おそらく鞄にしまったのだろう眼鏡の存在を思い出し、ユンホは聞いた。
「ああ、はい。でも近視じゃないんです」
「え?」
「あ、えーと、遠くが見えづらいんじゃないんです」
 足元に置いた仕事用鞄を漁り、チャンミンは先程ユンホの手の中にあった銀縁の眼鏡を耳にかけた。大きな目がより大きく、迫るようにユンホに向かった。
「分かります?」
「えー…と」
「これ、遠視用なんです」
 元から人より目立つ、目自体も、黒目も大きいそこは、常以上に広がり、いっそ珍獣に似た趣さえたたえていた。
 外したチャンミンにユンホは言った。
「老眼鏡と同じような眼鏡ですか?」
 苦笑したチャンミンは返す。
「そうです。仕事に要るんです、これ」
 鞄に再びしまう。
そのようすを眺めてユンホはずっと気になっていたことを口にした。
「シムさん」
「はい」
「仕事って…」
「ああ」
 名刺渡してませんでしたね、と言いながら、胸ポケットにチャンミンは手を入れた。
「どうぞ」
 両手で受け取ったそこには、製薬会社の名前と、チャンミンの役職と名前が連なっていた。
「…薬の?」
「そうなんです。多分うちの薬を使ってらっしゃる入居者の方、いらっしゃると思います」
 照れくさそうな表情でビールを干したチャンミンは、厨房に向かって同じもの、とグラスを持ち上げた。そして上着を脱ぎ、椅子の背にかける。
「あっつ」
 薄く香水の香りがした。
いちばん上のボタンを外し、ネクタイを緩めると更に香り、ユンホは意外な感に打たれた。
「作ってるんですか、薬」
 前を向いてそう問うと、だいぶリラックスした姿になったチャンミンは答えた。
「はい、研究してます。だからだいたいずっと会社の研究施設にいます」
「そうなんですか」
「顕微鏡とか見てますよ」
 お代わりがやって来る。首肯して受け取るチャンミンがまた、その麦の酒を気持ちよさげに体の中に落としていくのをユンホは左側面で感じていた。



つづく




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20170530

Monochrome des résidents(「ボナペティ」番外編・人気投票御礼企画11)
 空と雲が互いをくっきりと分けだす季節が訪れようとしていた。
お買徳で買い物を済ませ、リーボックに包んだ足を目的地に向けると、爽やかな風が抜けた。
チャニョルは思わずキャップを取って被り直す。
髪の間を数秒だけ通っていった涼風は、彼の鼻の中をまだくすぐっていた。濃い緑の香り。ここらへんは駅から距離があり、畑や田んぼ、庭の大きい家が点在し、首を回せばすぐに地球をはたから見たときにこの星はこういう星だという印象を決定付ける何色かの内のひとつが目に入った。
チャニョルは植物が好きだった。動物も。
自然が作り出したものはなんとも言えぬ魔力があると常に考えていた。自宅に帰れば顔を合わせる人間以外の種類の生き物たちすべて、見るたびすばらしいものだと思った。人工交配でそうしたかたちになったとしても、体内まで人間の手が及んだわけではない。彼らの美しさは絶えずチャニョルを魅了し、たまらない気持ちにさせた。
だが都市というものや、人工物にもまた同様に惹かれた。
歩きながら頭の中であるフレーズや、旋律が回転をし始める。
きらびやかな装飾や、人が作ったあらゆる娯楽にチャニョルはしょっちゅう感銘を受けた。こうしたことを自分もしてみたいという欲求は、かなり幼い頃から胸の内に湧いた。
獣医か、バンドマンになりたい。
彼はぼんやりとそんな夢を中学に上がる頃には抱いていた。どちらも無謀とは言えない気がした。文集に書いたこともあった。読んだ両親はそれはがんばらないといけないね、とだけ言い、賛成も反対もしなかった。きっとそうだろうと思っていた。チャニョルの父も母も、彼を押さえつけるということが皆無な人たちであったから。唯一多少押さえつけてくる―――彼女の愛情表現の一環ではあったが―――のは姉だけで、だがしかしチャニョルは彼女の聡明さや美しさを内心ひどく誇りにしていたことで、何を言われてもいったんは怒るが、あとあと投げ掛けられた言葉をひとりでぐるぐると考えた。
音を基本とした何かが、どこからか勝手にやってきてはチャニョルを占領した。それを姉は勘付いていたらしく、「それ、なんとか付き合っていかないといけないね」と視線を違う方向に向けて言われたことがある。そうしたことは他人はあまりないのだとそのとき初めてはっきりと知り、付き合うとはどういうことだろうと夜、布団の中で思った。
アパートの階段を登るチャニョルの体内を流れる音たちは、彼にとって自然物なのか人工物なのか判然としなかった。その中間のもの―――と言うか、それこそが生物の創作というものなのかもしれないと、なんとなく考えていた。かたちをしっかりと成さないままのそれを放って、呼び鈴を押した。
餃子を作るとギョンスが携帯に送ってきたことで、今日、ふたりはキッチンに並んで皮をこねることと、具をこねることをしていた。
にちゃにちゃとチャニョルは大きな手でよく肉の粘り気を出そうと努めた。工作の時間、粘土をこねることに夢中になったことが鮮明に思い出される。唇には無意識ながら微笑みすら浮かんでいた。
皮を揉みこむギョンスは、いつもどおりのほぼ無表情であった。白い生地に白い手が埋まる。チャニョルは横目でそのさまを見下ろし、もういいんじゃね、と言った。
「もう少しだな」
「そっか」
 窓は全開、扇風機が首を回し、ふたりの服をひらひらと撫でた。
しばらくしてから、ギョンスが皮を丸く形成すると、その中に豚挽き肉にしょうが、にんにく、葱、キムチ、オイスターソース、醤油、塩、砂糖、ダシダを混ぜたものを包む、という作業をチャニョルがし始めた。
双方手先は器用な方で、相当できばえよくトレイの上に大きめな餃子がごろごろと並んでいった。
「こりゃうまいな」
「まちがいねーよ」
 すべて出来上がると早速焼いた。
ごま油の香りが部屋中に溢れる。
ぱりぱりに焼いたそれをどんどん皿に乗せ、買ってきたサンチュとビールをお供にテーブルに向かって食べ出した。
「うめー」
「やばいな」
 油に照る青年たちの唇は汚れが取り去られることはなかった。
まだ明るい光が世界をしっかりと見せているのに、彼らは美食とアルコールですっかりいい心地になった。
 チャニョルが嘆息しながら、テレビ下にある黒く四角い箱のような機械に目を留めた。
「これまさか」
 と言いつつ巨大な目を凝らすと、やはり、という表情をこしらえ振り向き言った。
「ビデオデッキじゃん」
「うん」
「見れんのか」
「そりゃ見れるよ」
「なんでこんなの持って来てんだよ」
「ビデオって結構あるだろ」
 何言ってるんだ、とまったく動じずギョンスは答える。
「あると便利なんだ」
「DVDプレーヤーは買わないのかよ」
「そのうちな」
 グラスに残ったビールを飲み干すギョンスから視線を離し、デッキ横に並べられたビデオのタイトルをチャニョルは眺めた。
「なんだよこれ」
「講演とか、いろいろだよ」
 数本あるひとつを手に取ったチャニョルは、その見慣れない文字を追った。
「なんだ、…タ…カラ…ヅカ…?」
「うん、宝塚。宝塚歌劇団花組公演」
「は?」
「日本の劇団だよ。その舞台」
「なんでこんなの持ってんだよ」
「親戚が日本にいるんだよ。その中のひとりがすごいファンなんだ。母親がその人からもらった」
「へえー」
「ミュージカルみたいなものだよ」
「お前がなんで持ってるんだよ」
「結構面白いんだ」
 ぱくりとまたひとつ、餃子を口に放り込むギョンスに断りもせず、チャニョルはビデオをデッキに差し込んだ。
 ウィー、と、奥に入っていくそれに目をやり、ギョンスは見るのか、と聞く。
「ちょっと興味ある」
 そして始まった。
買って来たビールはあらかた空になっていた。
完全に酔ったふたりは、夕暮れに染まり始めた外の日を浴びながら小さな画面に釘付けだった。
「なあ」
「あ?」
「これみんな女?」
「今頃かよ、お前」
 ずっと、違和感はあった。だがそれよりも化粧に気を取られ、そしてストーリーにのめり込み、どこか聞くタイミングを逃していた。
「すごいな」
 あらゆる感想すべてをまとめてチャニョルは呟いた。
 エリザベートがいよいよ美しくなり、人々を幻惑させていく姿を見つめながら、ギョンスは言った。
「お前みたいな顔してるよな」
「は!?」
 勢いよくチャニョルは横を向く。
そこにある顔は夕焼けを受けてオレンジ色に輝いていたが、目にした者には何故か陰影のみで映った。
「なんだよ」
「俺みたい?」
「そうだよ」
 交互に視線をテレビ、ギョンスとやりながら、なおも問うた。人差し指で自分を指しながら。
「俺がこの人みたいだって?」
「うん。お前鏡見たことないの?」
 片眉を心持ち曲げてそう聞き返すギョンスは、やはり白と黒と灰で構成された、絵や何かの中にいる人物のようにチャニョルに見えた。時折確かに、そうなった。
 反対に、チャニョルはどんどん色を増した。ビールと脂肪でかっかとした体がおかしなふうにその感覚を増幅させ、息が若干荒くなった。
「俺、こんな顔じゃねー」
「こんな顔だよ」
「どんなだよ」
「目がでかくて、その中がきらきらしてて、鼻と口もきれいで、目立つ。遠くから見たって、すぐチャニョルって分かる」
 化粧してなくても、とギョンスは続けてサンチュをかじった。
灯りを灯さない、テレビの中からの光だけになった、日の落ちた室内は、チャニョルが顔をゆでだこみたいにしているのをなんとか隠した。ふい、と顔を背け、劇に意識を再び集中させようと試みた。
「…お前はこういう化粧、似合いそう」
 仕返しではないが、正直な気持ちもあいまって小さく告げた。
「そうか?」
 驚いた顔をして今度はギョンスがチャニョルを見た。
 そんなふうな反応と予想していたわけではなかったチャニョルは、かすかに慌てて言葉を返した。
「うん、そう思う」
「そうかな、結構俺、男っぽい顔だと思うけど」
「男っぽいだけじゃないよ。なんか、どっちつかずな感じある」
「そうか?」
「うん」
「初めて言われたな」
 会話しながら、チャニョルは話していることが自分の口から出ているということに言い知れぬむずがゆさを覚えた。自身、そういうことを思っていると、そのとき自覚したのだった。
「高校の」
「ん?」
「高校の同級生で、化粧がめっちゃくちゃ似合うやついたよ」
 ことさら声を張って笑っているようにチャニョルは言った。
悲劇―――それはえてして甘美な幸福にも満ちている―――はふたりの前でひたすら進み、チャニョルはまるでオペラ観劇に来たイタリア貴族の若者であるかのような感覚に浸りながら説明した。
「イベントとかで冗談で化粧したりすんじゃん。それがすっげー似合って、名物化してたんだよ」
「へえ」
「歌うまくて、いっしょにライブやったりしたな」
「お前のバンドのメンバーだった人?」
「いや、あいつもまた別に組んでた。たまにいっしょにやってただけ」
「いいな、楽しそうだ」
「うん、楽しかったし、あの顔は見ものだった」
 少し前の記憶が蘇り、チャニョルの脳内の友人と出演者のさまが被った。
舞台上で満場の拍手の中スターたちが頭を下げているのを見守ると、伸びをしたギョンスが尋ねた。
「どうする?帰るか?」
「うーん。とりあえずなんか飲み物買いにいきてーな」
「お茶でなくてか?」
「うん、炭酸入った、酒じゃないやつ」
「分かった、俺も外の空気吸う」
 連れ立って外に出た。
少しだけ肌寒い気温が皮膚に嬉しく、ふたりは深く息をした。
ざり、ざり、とサンダルの底がアスファルトと触れ合う音が大きく響き、夜を迎えたことを強く意識する。
「…草のにおい」
 口を突いて出た言葉に、ギョンスが返した。
「そうだな。ここ、それもあって選んだんだ」
 ギョンスは決して、言われたことをただの冗談や小さなこととして捉えない。必ずまっすぐ、真剣に、取り合った。そしてそのことがチャニョルはひどく嬉しかった。
 お買徳が見えてくる。
その看板の白い灯りがギョンスをぼうっと浮かび上がらせた。
高いところから連れを俯瞰し、その気配に気付いた相手が自分を見上げ、目が合った。
「どうした」
 毛と、目の丸は黒。目の残りは白。肌も、少し灰がかった白。
ギョンスはキャンバスに木炭で描かれた少年のようだと、チャニョルは改めて思う。静かな世界。その中にいる彼の賢明さと誠実さは、一目見ればすぐに分かる。
初めて顔を合わせたときから、知っていた。
「炭酸買うんだろ」
 自動ドアが招くように開いている。
ただ、帰りたくないとチャニョルは願う。
泊まってもいいかといつ言おうかと、来るたび考えることをまた、考えながら店に入った。



おわり




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20170529

セルフコントロール
こんにちは。
週の始まりでございますね。
フェリシティ檸檬です。

まだ同居人の人は帰ってきておりません。
もうしばらくするとおそらく、という感じでございます。
それまでにこうして話を上げることができ、よかったなと思っております。

そういうわけで、お話二本、更新いたしました。
番外編は、「グレーゾーン」のものでございます。
これは…友人の一押しでございまして、当初からずっとこれと人さらいが彼女のお気に入りでして、それが変わったことはございません。
また、こちらにコメントをくださる可憐な読者様もお好きだと、ほんとうに素敵なコメントをはじめにくださって、それからお付き合いさせていただいているわけでして、このお話は書くときに感じていた以上に何か私にたくさんのものをもたらしてくれる作品であるなと思っております。
この番外編が、果たしてその方たちの満足のいくものになっているのか…それについては正直確信が持てませんで、書く前も、かなり悩みました。

そもそもほんとうにこの話自体がグレーゾーンと言うか、長編の中でこれほどまでにBL要素なるものを抜いたものはなく、言ってしまえばブロマンスものでして、それから逸脱させるべきか否かというのは、非常に迷うところであったのです。
それを読む方が望んでいるのかどうかもよく分からないなと思い。
私自身は、やはり本編を連載時、そういった気持ちがどんどんと失われていったのでした。
初めはそういう部分もあっていいのでは…というような感じだったのですが、いやいや、テーマはそこじゃないだろうと、完全に切り替えて完結させた流れでした。
私は本編でスホがタオが出て行った際打ちのめされた姿を描きましたが、確かに人というのは精神的に参るとこうなるものだとよく自分でも思い出します。
冨樫義博「幽☆遊☆白書」における戸愚呂最終形態変身時(100%時)と言いますか(見た目)、目から鼻から口から水分が漏れて、布団に包まるしかすべはないといったような。
つい先頃私自身もそんな状態に陥り、死ぬかもしれないなとぼんやり思いました。風邪のせいということでなく。
きっと私は今後何かあるたびにこのスホを思い出すことになるかと思います。
そして、こういうふうまでではなかったかもしれませんが、確かにスホはほんとうにきつい、なんかもう地獄、みたいな瞬間を多々乗り越えてきたろうなと、本気で思います。

タオについては、数日前同居人の人からジャッキー・チェンの映画に彼が出るらしいよ、と聞き、おお、よかったなあ~よかったなあタオ、夢の実現だなあと、大変嬉しくなりました。それが話の中に少し出てまいります。
私は彼がカンフー映画に出たい、という話をするたび、それがほんとうの本気であるなとよく感じており、そうなるためにはどれくらいかかるだろうかと考えていたのですが、こんなにも早く叶い、まことにめでたいことだと思います。
きっと私はリアルタイムで彼のその話をじっと聞いていましたら、この子は長くこのグループにいないかもしれないな、と思ったかもなと今、考えたりもいたします。
それほどあの夢について語るタオは、それに向かって努力してきた人であり、私は彼の語ることが実現することを応援したいと強く思ったのです。そういう力がありました。
タオに関してはルハン同様、複雑な思いを、このスホのように抱いている方が多いだろうと思います。
そしてそんな方にとって、やはりこの番外編のようなタオは、ちょっとカチンときたり、何かもやもやしたりするものであるかもしれないとも思います。
しかしもしできましたら、スホのように、でもこの子はやはり可愛い子だと、思っていただけるといいなと、願っている次第です。

本日の一曲

ジャネット・ジャクソン「リズム・ネイション」


私はお兄様の方が断然、好きなのですが、彼女もまたいろいろな魅力がありますね。

170529

ほんとうに顔立ちが兄弟の中でいちばん近く、双子のようで、そして彼らにそうしたスター性があるということは、やはり顔立ちというものの大きさを感じずにはいられません。
この兄妹は世の男性・女性パフォーマーにどれだけの影響を与えたかは語りきれぬほどでして、彼らが韓流アイドルの起源であると言っても過言ではありません。
マイケルの真似、というのはよく見かけますが、ジャネットの明らかな真似、というのはなかなか目にしないような気がするのが興味深いなと思います。
安室奈美恵氏が完全に彼女への憧れからこの世界に入ってらっしゃいますし、近年でも似たMVを作っていることから、まだ影響下にあるのだなあとよく考えますが、それ以外に目立って踊り歌う方でこうした雰囲気を出す方というのは少ないなと思います。
まだ柔らかい、女性らしさを強調した曲ならあるのですが、なんといいますか、尖ったものになると、ただ悪ぶっているだけ、といったものになりがちで、この独特な自律精神みたいなものは希薄です。
こうした歌い手が多く出てくるといいなと、私は強く思います。


終わりが見えてきましたね
フェリシティ檸檬




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20170529

明星によせて 12(東方神起・パラレル長編)
隣に座ったユンホはカウンターの上を見て、チャンミンがビールを頼んでいたことを知った。
「じゃあ、俺もビール」
 そう店員に告げると、はい、ビールーという声が厨房を渡った。
冷えた背の高いグラスに白と金で別れた酒が満たされ、ユンホの元にやって来た。
「それじゃ」
 遅れてすみません、という言葉と共に、グラスを掲げた。それにチャンミンは応じながら、いいえと答え、横長の口を更に伸ばした。
 ひといきに半分ほど減らす。酒がすごく好きなわけではないが、走ったために喉が渇いていた。首の内側をころころと転がるように落ちていく泡を感じて、目を閉じたユンホは恍惚となった。
 はあーと吐息を漏らし、唇を拭う。
「すみません、汗臭くないですか」
 こんなこと男に言うのもなと思いつつ、だがユンホは聞いてしまっていた。
「うーん、少し?」
「ごめんなさい」
「大丈夫ですよ。僕もすごく汗っかきなんです。だから人のことは言えません」
「そう見えないですね」
「夏に会ってないからですよ」
 目を細くして微笑むチャンミンは、そうしながらつまみを口の間に入れた。豆腐とキムチを合えたもののようだった。
「何か他に頼みましたか?」
「えーと、サラダと、チヂミを」
「チゲは?」
「食べましょう」
 注文を済ませると、ユンホは肩をすぼめるようにしてちびちびとグラスの中身を口に運びながらチャンミンに話しかけた。
「今日、応じてくれて嬉しかったです。いきなりだったのに」
 すぐ横のチャンミンもユンホ自身も、小柄だなどとはとても言えない体を誇っており、狭いカウンターでは動くと簡単に互いにぶつかりそうになった。
「いえ、お誘いくださってありがとうございました。光栄です」
 チャンミンは台に肘を突いて肩越しにユンホを見た。もう、今までのようにとにかく目を逸らすということはなく、アルコールも手伝ったためか目尻が垂れるように柔らかくなったそれが、さりげなくではあったがユンホに向けられていた。
 途端ユンホは自分の顔の状態が気になった。汗はかいているし、この時間だともうかなり髭も伸びてきている。何も鏡など見ずに来てしまったが、もう少し気を付ければよかったと悔いた。そしてその後悔がもたげたのとほとんど同時に、今は別にデートに来ているわけではないのだと思い直す。相手はただ珍しいくらい綺麗な男ってだけだと、自分に言い聞かせた。



つづく





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20170529

密会の色(「グレーゾーン」番外編・人気投票御礼企画10)
揺れるたび光を受け止めるそこをどうしても見てしまう。ジュンミョンはみずから贈ったものであるのに、そのピアスを初めて目にするかのように何度も目の前に座る男の耳たぶをいっとき凝視し、また目を下ろした。
もうもうと煙がのぼっていく。
薄く灰色がかったその向こうに、タオが唇の片端を上げて肉に見入っている。並べるのはジュンミョンで、タオは何もしなかった。
「タオ、お前な」
 声を掛けると犬のような反応を示す。ぴょこと顔を上げ、口に出さずとも次に発する言葉が顔に浮かんでいる。
「何?」
「もう少し目立たない格好で来いって」
 言われてタオは自分の体を見下ろした。黒を基調とした、いつものタオのファッションだった。シルバーアクセサリーがあちこちで鈍く存在を主張している。
「地味にしたよ」
 きょとんとした表情でタオは見返し、受けたジュンミョンはまぶたを半ば下ろして乾いた笑いを唇に乗せた。
「足りない」
「うそー」
「嘘ついてどうする。意地悪言ってんじゃないんだぞ。ばれるだろーが。つーかきっとどっかにばれてる」
「そんなことないよ。気を付けたもん」
 へへーと笑うタオは本気だ。と言うより割とどうだっていいと思っている。自分がこの兄と会うのになぜこそこそしなければならないのか。そう考えていることをジュンミョンは知っていた。
「何書かれたり言われたりするか分かんないんだぞ」
 しかめ面を作ってみせる。
高級焼肉店の個室はそんなに広さはないが調度はしっかりしており居心地がよく、タオは眉間に軽い皺をこしらえ肉を見つめるジュンミョンをいとしげに見下ろすと、顔をいたるところへ向けて満足の溜め息を漏らした。
「ここまた来たーい」
「タオ、話聴いてるか」
「聴いてるよ。ね、また来よう」
「まだ食べてもいないんだぞ」
「おいしそうだよ。だからきっとおいしいし、僕こういうとこ好き」
 じゅうう、じゅうううう、という音を縫って届くタオの韓国語は、会うまで間を置くとすぐにひどく子供っぽい、頼りないそれになる。長く会話をしているとだんだんと思い出すようで、帰り際にはかなり流暢になっているが、再び会うときにはまた片言に近くなる。その繰り返しだった。
ジュンミョンは確かにこの店をタオが好きだろうと思った。ここを選んだのはそれもあった。タオはとにかく綺麗だと感じるものを愛していた。華やかであるとか地味であるとかそういったことでなく、そこに美があるかどうかを非常に気にした。
「…気に入ったならよかったよ」
 仏頂面をどうにか浮かべてジュンミョンは呟いた。そして、ほら、焼けたと言い、カルビを皿に盛ってタオに渡す。
「わーい」
 両手を軽く叩き、笑顔のタオは受け取った。
箸を取って早速食べ始める姿を眺め、ジュンミョンは彼の親であるかのような妙な気分に常と同様またなった。
絶えずぱちぱちと炭が自身を焦がす。その中は紅に染まり、燃え殻となった周りの灰色は時折くたりと身を崩した。
「おいしーい」
 ふふふふ、と咀嚼しながら笑うタオに、行儀が悪いぞと、しかし笑ってジュンミョンは諭した。
「もっと食べたい」
「待てって」
 網の上をぎっしりと肉で埋めながら、ジュンミョンは尋ねた。
「明日、仕事ないのか?」
「うん、オフ」
「次の仕事はなんなんだ」
「えー」
 にやーと目を線のようにし、片側の頬だけ特に上げて笑みを作るタオの顔の派手さに、ジュンミョンは久しぶりに目をわずかばかり見開き、返答を待った。
「映画ー」
 んーふふふふーと両足をばたつかせるタオは、心底からの喜びを全身で発散していた。
「アクションか!?」
 その歓喜の度合いから、ジュンミョンはすぐに悟る。
「んーそうー」
 タオはその大きな体を前後にふらふら揺らしていた。猫の心地よさげな寝顔に似たその面を、炭火の方に向けながら。
 ひっくり返しながらジュンミョンは目を上下と忙しく動かした。
「やったなー!やったなタオ、よかったなあー」
 自分でも不思議なほどジュンミョンは胸がいっぱいになった。何か体の奥の方から沸き立つように感情が生まれ、まだひとくちも食べておらず、アルコールも取っていないのに、焼き肉の熱のせいでなく白い肌がふわっと照った。
「ありがとー」
 ジュンミョンのそのようすはタオにとってはなんら違和感を抱くものではないようだった。兄さんなら当然だと思っているのがジュンミョンに伝わった。それに対し、ジュンミョンはほんとうのところ複雑な思いだった。だがそんなことは押し隠し、続けた。
「お祝いだな、今日は」
「えー、やったー」
「まあもともと俺のおごりだけど」
 どんどん食え、という言葉に、うん、食べるーとタオは応じる。
「映画の他は?なんかあるのか?」
 豚や鳥の肉を次々と皿に乗せ、せっせと渡してジュンミョンは更に聞いた。
「えーとね」肉を口に運びつつタオは言う。「バンドをね、しないかって言われたりしてる」
 熱そうに口をひしゃげるタオを、手を止めたジュンミョンは見下ろして聞き返した。
「バンド?」
「うん。そういう話があるってだけだけど、まだ」
「へえー」
「分かんないんだけどね」
「お前したいのか?」
 頬を大きくしたタオは視線を上に向けて顎を掻き、考え込む仕草をした。
「うーん。僕がいいな、と思える曲ならしてみてもいいかなと思う」
 苦笑してジュンミョンは言った。
「お前はほんとにそういうとこあるなあ」
「なーに」
「納得してないことしたくないんだろ」
「え?だってそうでしょ、普通」
 意味が分からないというふうに白目を広げるタオと目を合わせ、ジュンミョンは眉頭を上向け、薄く小さい唇にはかない微笑みを添えた。
「俺はお前のそういうとこ、嫌いじゃないよ」
「嫌いじゃない?好きって言ってよ」
 はははと笑って目を逸らす。
「それはどうだろうなあ」
 新たな肉がまたあぶられるため金属の上にやって来る。そうしているジュンミョンは黙って手元だけに目を落としていた。
「やっぱりおいしいねーここー」
 皿の上を片付けてまた次の分を待っているタオは、レモンを絞ったサワーをこくこくと飲んだ。
 ここここ、と炭酸と氷の戯れる音にふと、ジュンミョンは目をやる。
「…彼女と韓国旅行でもしたときに、来ればいいさ」
 何気なくそう言うと、タオは途端食いついた。
「いいね!それいいねー!そうしよー!」
「今、付き合ってる子、いるのか?」
「うん、いるー」
「中国人か?」
「うん、そー。すごいかわいーよ」
 頬杖をついたタオはまたとろけるような、甘い菓子の夢でも見ているような顔でジュンミョンを向いた。
「そりゃーよかったな。同業者か?」
「どーぎょーしゃ?」
「ああ、歌手とか、女優とか、そういうのしてる人か?」
「ああ!えーとね、モデルしてる」
「おおー、お前らしーな」
「うん。もうすっごいきれーだよ。脚とかすごいきれー」
「いいなあ」
「にーさんは?」
「俺?」
 かっと一瞬火は朱を濃くし、そしてわずかに鎮まった。ほろほろと灰は知らぬ間に増えていく。
「別れたよ」
「えーなんでー」
 唇を尖らせるタオを目に映し、ジュンミョンは笑った。
「いろいろだよ」
「にーさんすごいいい男なのに。ハンサムで優しくて」
「まーな」
「僕、にーさん女の子だったらいいなってよく思うのに」
 間の抜けた顔をしてジュンミョンはタオのそれと相対する。
「は」
「ほんとだよ。僕にーさん女の人だったら、結婚したい」
 まだ唇のいちばん高くなったところを突き出すようにしてタオは言った。
「何言ってんだよお」
 肩を落としたジュンミョンは、焼けた肉を皿を持ち上げたタオにひょいひょいと渡していった。
「ほんとーだって」
「俺の気持ちってもんがあるだろ」
「にーさんだって幸せだよ」
 大盛りにされた肉に幸せそうに箸を寄せて、耳飾りをきらめかせるタオは告げた。
「僕たちがいっしょにいたら幸せに決まってるよ」
 血の巡るように赤々と火は内部で燃える。
炭は完全に熱を宿さなくなるまで、長く、長くかかるのだ。
タオが食べているうちに自分の分もとジュンミョンは我に返り、また大量の牛、豚、鳥の肉を、きちんきちんと並べていった。



おわり




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20170528

デュエットについて書くとどうしても一条ゆかり「プライド」を思い出します
こんにちは。
日曜日になりました。
フェリシティ檸檬です。

本日はわたくし、ひとりでございます。
今度は向こうの結婚式の出席があるのです。
昨日いろいろとひと騒ぎして準備をし、ようやっと向かいました。

少しお伝えしておりましたとおり、やはり昨日は何も上げることが叶いませんでした。
しかし友人にやっといろいろと読んでもらえ、感想を聞き、夜から朝にかけてまた別に読者様から拍手をいただいたりし(YK様でしょうか^^)、私は幸せな思いをさせていただきました。ありがとうございました。

そうそう、今朝方見た夢に、ベッキョンが登場いたしました。
以前も彼は私の夢にお出になりまして、私の祖母の家に何故か招き、古いキッチンに立った祖母に、私が「この人は韓国では大変なスターなんだよ」(今思いますと日本でも十分スターなんですが)と説明しているというものでした。
そして今回は、何故か私たちは高校生であり、隣のクラスにいるベッキョンの元を昼休憩に訪れた私は、にこにこと笑っている彼に、「どうしてそんなに笑っているの?」と話しかけておりました。
そうしますと弁当を見せ、彼は「これ友達たちが作ってくれた」と言いました。
その友達というのはそこにはいないのですが、私はそのメンバーを知っているらしく、それはよかったねと言ってその豪勢な弁当を見つめました。
そんなわけの分からない夢ではありましたが、ベッキョンと会えて嬉しいと、私は目を覚まして思いました。
これはY様の彼の夢を見た、という話のためなのか、友人とベッキョンのエロさについて語っていたせいなのか、何故なのかは分かりませんが、やはり夢というのは実際会えた気になるようなものでして、私は既に何度かベッキョンと会話しているような思いでおります。←
それは冗談でございますが、今日のベッキョンは、ここで先日も少し触れた、同じカテゴリに属されているEXOのお話を書いてらっしゃる書き手様のパラレル長編の中の彼を少し髣髴とさせるものでございました。
そのお話はまことに素敵なものでして、こちらにいらっしゃっている方の中にも愛読者様がいらっしゃるのではないかと思うのですが、その方のそのお話のベッキョンとチャニョル、特にベッキョンのある種のリアルさにはほんとうに感銘を受けまして、わたくしその熱い思いをコメントとしてしたためさせていただいたことがございます。
あれこそ、パラレルの醍醐味が詰まっているという作品でございまして、私はまた、あの方のパラレルの何かを読みたいものだなあと密かに強く願っているのです。

ベッキョンのことばかり書いてまいりましたが、本日の番外編は「シング シング シング」のものでございました。
ディオ×チェンでございます。
N様、まだお読みになってらっしゃらないかもしれませんですが、お楽しみいただけましたでしょうか。
こんなふうに話しかけたからと言って無理にお答えいただくことはございませんので、お気にされないでくださいませ。
私のこのブログにおいての処女作でございまして、思い出深く、また心惹かれるカップルのお話でございます。
以前も何度か申し上げておりますとおり、私はメインシンガーたちのカップルが好きでして、それは理由がいろいろあるのですが、書きますと複雑な萌えが体を支配いたします。
T様のこれに関連したお話、是非お聞きしたいところでございます。(お待ちしております!余裕のあるときに!)
先日友人が企画でディオとスホを書いており、私は彼女の書くディオに大変萌えるのですが、もし私があのディオであるとか、自分の書くディオを目にしてしまったら、溶けるか爆発するかしそうだなとよく思います。
そんなふうに思うのは彼に対してだけであり、そういう意味で、やはり私にとりましてディオというのは特殊な位置づけの方であります。
あの目と、表情の感じでございますね…。
ディオとどうこうなりたいなどと思わないのでございますが、友人の話の中のように追われたら、もう私はただ転び、彼を見上げて固まるだけでございますね。
いっさいがっさいが遠く離れていくような感覚に陥るでしょう。
もちろんそんなことを私にディオがするわけはないのですが、そうした妄想をしますと、驚くほど困惑する自分がいたりいたします。

チェンの気持ちは、だからよく分かります。←
私はこのふたりを書くと、チェンが実際よりかなり殊勝げな感じになりまして、その按配に苦慮します。
それはチェンがディオに惚れているからということになりますが、けれど彼には高いプライドとプロ意識があることも常に頭にありまして、恋愛感情とライバル意識の揺れみたいなものがこの話にはたまに顔を出したりいたします。
チェンというのは、カイと同じく私には見る方によって結構受け取り方の異なるメンバーだなという印象があります。
非常に穏やかな、優しい人ですが、私は彼には、いちばんに野心と言うか、前に出て行きたい、という意思を感じます。
だから自信家でもあると思います。
彼はかなり自分の顔をはじめとしたルックスも悪くない、と思っている気がしますし、おしゃれが好きでもあるでしょう。指輪をはじめとしたアクセサリーを欠かさない、今あまり他にEXO内にいないタイプの人でもありますね。
女性が相当好きだろうなというふうにも思います。
私は彼の気の使い方というものを見るにつけ、私自身はこの人とそんなに仲良くはなれないだろう…と思うのですが、それは悪い意味ではなく、これは単に私の性格の問題であります。
私は周囲にすごく気を配る、という感じの方より、すごくマイペースな印象を抱くタイプの方の方が仲良くなりやすい傾向があるからです。
そんなチェンにディオというのは実際かなりいいんじゃないかなと思う部分があります。
チェンはよくシウミンと仕事を共にしていますが、彼らの相性より、このふたりの方が実はそれはいいんじゃないかなとよく考えます。
おそらくシウミンはベッキョンとの方が馬が合うでしょうし。
そういう意味ではCBXはちょうどいいのかなと思ったりもいたします。

本日の話を、少しでも多くの方に楽しんでいただけるといいなと思います。

Y様、いつもコメントありがとうございます。
Y様とはよくパーソナルなことをお話しさせていただいていて、私などに僭越だなあと思うのですが、それがまたとても嬉しいなと感じております。
お話に対してと言いますか、ブログに対してのお言葉は、光栄でございますが、そんなに気にされないでくださいませね!
Y様が楽しんでくださったとお聞きできるだけで幸せでございます。
D様、いつもながらすばらしいひとことで(笑)
顔文字も初めて拝見したもので、なんとすばらしいのだろうと見惚れました。

先日お話しし、先ほども少し触れました友人の、彼女のブログの愛読者様へのお誕生日祝い企画におきまして、東方神起、EXO、スーパージュニア、Shinee、そして北村一輝←とジョンヒョン(CNBLUE)の短編が上がったのですが、ご覧になった方はいらっしゃるでしょうか?
お話しましたとおり、私は特に東方神起のものとEXOのものと、なんと言いましても北村一輝とジョンヒョンのものが好きでして、皆様にもご紹介したいなと思いました。

もしよろしければ、是非。
↓クリックすると記事に飛びます。

夢の続き「僕らの恋した貴方へ」シリーズ

1.東方神起「男のパートナー」
男のパートナー

2.EXO D.O.、スホ「夜の散歩」
夜の散歩

3.スーパージュニア シンドン、ヒチョル「南国の恋」
南国の恋

4.Shinee ミノ、テミン「恥ずかしがりやの君へ」
恥ずかしがりやの君へ

5.北村一輝、CNBLUE ジョンヒョン「All night long」
All night long

北村一輝氏
17052801

CNBLUE ジョンヒョン氏
17052802

北村一輝のものは、私久しぶりに二次BLというものの、エロを読みまして、たぎりました。
ほんとうに、おおう…と言いながら笑みがこぼれたシーンがございます。
それにまた、少しわたくしたちシンクロをしておりまして、すごいものだなあ、とも思いました。
彼女のすさまじい説得力に満ちたこの一作は是非読んでいただきたいものだと強く思います。

本日の一曲
ナット・キング・コール&ナタリー・コール「Unforgettable」


今日の番外編で登場させた名曲でございます。
チェンとディオは以前ラジオで確かジャズをデュエットしていたと記憶しておりますが、あれを知らぬままわたくし「シング」を書きまして、その後映像を見まして、そうそう、こういうことなのよ、と思ったものでございました。
またああいうのをやってもらいたいなと思うのです。
ナット・キング・コールの声は最高です。


友人と豚足を山のように食べた思い出がよみがえりました
フェリシティ檸檬



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