海の底、森の奥

- EXOの二次創作とオリジナルのBL小説を中心としたブログです。R18表現あり。お気軽にどうぞ。

20161021

ときめきを待っている
こんにちは。
あまり間をおかずやって参りました。
フェリシティ檸檬です。

そしてまた、オリジナルを上げてみました。
どうしてかと申しますと、パソコンが故障したのです。
よってこれはタブレットで書いています。
手を付けていたものの作業を進められず、それじゃあ、と思い、再び短編に着手してみた次第です。
おいおい、なんでEXOじゃないんだよ、と皆様思われたことでしょう。
申し訳ありません…。
今しばらくそちらの方はお待ちくださいませ。

オリジナルも読んでくださった方、まことにありがとうございます。
ほんとうに嬉しいです。
読者様からご感想をいただき、大変感激いたしました。
またちょいちょいと思い付いたときに上げるかと思いますので、もしよろしければお暇つぶしにお使いくださいませ。

昨夜私はあることで非常に落ち込み、そして読者様からのコメントで非常に励まされ、浮き沈みの激しい夜を過ごしました。
あることというものの詳細は省きますが……、皆様それぞれご経験があるかと思うのですが、なぜにこんなことに?的な売り物っていうものを目にしたり聞いたりすることがございますよね。
私はそれを見たのです。
これを……誰が……いったい……どうして……という。
具体例は上げませんがわたくしはおそらくいちばんポップミュージックでそういう気持ちになりますです。
映画もなるときがございます。
そういうものでございました。
なんだか困ったことになってしまったな、と思い、鬱々とした気分になりました。
口直しに違うものを目にしたり、目をつむってうたた寝をこいたりしたわけですが、そんなさなかお言葉を頂戴し、ほんとうに胸に沁みました。
とにかくまあ、どうにもしようがないことなわけでして、自分は自分なりに頑張らないといけない(今日の話のように)と、今日目覚めて心を新たにいたしました。パソコンは壊れておりましたが。

そう言えば遊びに行かせていただいているブログ様にて、EXOのペペロというポッキーのようなお菓子のCMの話題を目にし、ほほう、それは……と思い実際を見てみますと、うーむ、これ、ガチなやつを是非……と思いましたです。
やっぱりベッキョンとディオはいいですね。
なんでふたりが付き合っていないんだろう。違うか。

そんなこんなで、少しでも皆様にお話を楽しんでいただけることを祈りまして、ここでお暇させていただきます。


猫と猫がくっつきあって眠る季節になりました
フェリシティ檸檬


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20161021

焼き焦がす(オリジナル短編)
波の白がこちらに繰り返し忍び寄るようすを飽かず見ていた。
空はうす青く、全体に紗のかかったように雲が覆っていた。風はなかった。波の背はごく低い。
大勢の人間が泳ぐせいで特段海は澄んでいなかった。
空気中に潮と人々の甲高い話し声と絶え間ない波音が混ざり、時折かもめの鳴き声もそこに加わった。スピーカーから流れ出す注意喚起の言葉も。
尚史(ひさし)は麦藁帽を被った頭を少しだけ仰向けた。
サングラスの奥の目を細め、いっしょに浜辺にやって来た、海水浴を真剣に楽しむ連れを見つめた。
もう何時間もああして一心不乱に泳いでいた。延べにして何キロも。
運動が好きだとは知っていたが、実際それに集中しているさまを目にするたび、ただただ驚くばかりだった。
中学生の時分、体育教師が運動能力は全部遺伝子によってあらかじめ決まっていると話していたことを思い出す。要するに出る結果に差が出るのは当然だが、それでもそれぞれ自分なりに頑張ることが大切だと若い教師は続けた。なんだか不思議な感触の話だなと頬にいくつかニキビの浮いた幼い尚史は思ったが、今では彼がかなり優秀な教師だったことがよく分かる。その通りだ。あいつはどんなに泳いでもへいちゃらなのに、俺はわずかにばしゃばしゃとしただけでへばってしまう。が、それはDNAの差だ。尚史は尚史なりに海を楽しんでいた。泳ぐのだって好きなのだが、いかんせん体力が続かない。電池切れになるすれすれまで海に浸かり、今はこうしてシートの上で膝を抱え、視界いっぱいに広がる多様な青と、そこに混じる白の観賞に耽った。海坊主のように時々頭をひょっこり出す真文(まさふみ)以外の人間は除いたすべてを、つまりは夏の海を、尚史は全身に浴びていた。


しばらくしてようやく真文が尚史に向かって体から水を滴らせながら歩いてきた。
額に黒いゴーグルを上げ、相当色の付いた肩や胸からだらだらと海の残りを落とし、顔をしかめて尚史を見下ろした。
「あちい」
12時を回り、太陽はみずからをもっとも燃やし、ここにあるもの皆焦がしていた。
「腹減ったな」
尚史が手渡したタオルを受け取り、体のあちこちを拭きながら真文は呟いた。
真っ黒いサングラスをかけた尚史は肌の水分を減らしていく真文を見上げ、遮光の弱さから眩しさに眉間を寄せ口元を歪めて言った。
「なんか食うか?」
「うん、海の家行こうぜ」
おう、と答えて腰を上げ、貴重品だけ持ち、ふたりは連れ立って掘っ立て小屋のような夏にだけ開く店に歩いて向かった。


てりてりとソースの色に輝く焼きそばをどちらもが食べた。
青海苔がふんだんに掛かっており、尚史も真文も顔を見合わせて声に出さず賞賛した。歯につくかもしれなかったが、 四十を過ぎたおっさんふたり、そんなことよりも味の満足の方がずっと大切であった。
「お前サングラスのかたちに日焼けし始めてる」
「まじか」
「うん」
もぐもぐ咀嚼する間に顔を晒した尚史を上目で見つつ真文は言い、軽く笑った。
「間抜けだな」
「帽子被ってんだけどな」
「もっと日焼け止め塗っとけよ」
「そうだなあ」
会社のやつらに笑われんな、それだと。
水と焼きそばを口に交互に運びながら、心底おかしそうに真文は破顔した。
「別にいいけどさあ」
尚史は筋肉質な真文に比べて締まりのない体をしていた。
特に太っているというほどではないが、二の腕や腹回りは年々たるみ、とにかく柔らかそうであったし、実際どこまでも柔らかかった。この夏ほのかに焼けてはいたが、こんがりと火の通ったような真文と比較すると、軽く刷毛で色を塗った程度であった。どこから見ても中年の体を尚史はしていた。ただ肌だけは、それこそ中学時代できたような吹き出物とはここ何十年も無縁であった。しみそばかすも、皺も目立たず、母の肌質を受け継いでいるらしいことを年を経るごとに実感した。母は今だひどく若く人の目に映った。それはたくさんの艶やかな髪と光る肌のおかげであった。尚史も髪と肌に関しては成人してから周囲が気に病むような問題に頭を悩ませたことはなかった。その点真文は特に髪は、口にこそしないが気にしているのを尚史はなんとなく知っていた。しかし薄くなっているとはいえ、不快感を他人に与えるものでは決してなかった。魅力を彼から削ぐようなものでも。
少し長めに伸ばし、撫でつけた髪の毛はたとえ量が減っても性的魅力を放っていた。高校生がそのまま大人になっただけのような自分とは大違いだと尚史は心中羨ましかった。羨ましいだけにとどまらなかった。そうだったらどんなによいか。
「食ったらまた泳ぐわ」
発泡スチロールでできた皿の中はほとんど空だった。紅生薑がうねうねと白の中に浮き上がって見えた。
「お前ももう少し泳げ」
ぐびぐびとビールを干すように真文は水を飲んだ。上下する黒い喉仏を尚史は口を開けて見た。
「そうする」
視線を外し残った焼きそばを口に運んだ。
気温の上昇はとどまるところを知らない。


同僚として働き出して十年以上経つ。
部署や役職は変わったが、付き合いは変わらず、それどころか年月を重ねるごとに深さは増した。
週に一度は必ず飲んだし、こうして遊びにも共に出る。独り者同士。
それぞれに彼女がいることもある。だがお互い、交流の頻度や内容は女たちに変えさせなかった。
尚史は何をどうすればよいのか途方に暮れていた。知り合ってから今まで、ずっと。
海に入り、仰向けに浮かんで、サングラス越しにこちらに手を伸ばしてくるような太陽を見た。
自分の豊かな髪が海藻のように波に揺られているのを感じる。
子供っぽさの漂う唇を半開きにして、体じゅうが海の生き物になったと思い込み、瞳を隠した。
閉じたまぶたの裏に、体を濡らした真文がいる。
海水パンツは体に沿ったタイプのもので、かたちがそれとなく伺える。
するするとひっきりなしに水分が体を伝い、肌や毛を潤している。
駄目だ。
うす目を開けて尚史は思う。
脳は人間のままである。欲に駆られてどうしようもない。
ごぶりと潜ると、あてもなく熱を持った下半身を海で冷やした。


酒は一滴も口にしていなかった。
だが酔ったように熱の回った頭で、ふたりは海岸沿いを駅まで歩いた。
からん、からんと、真文の履いた下駄の音がゆったりとリズムを刻んだ。
昼下がりから夕刻までのねっとりとした雰囲気があたりにあった。
「ビール飲みながら夕焼け見るか?」
下駄の音の合間を縫って尚史は尋ねた。
「そうだなあ」
鼻緒に挟まった足の甲も、くるくると裾をまくった麻のパンツから伸びたくるぶしも、きれいに焼けているのを尚史は目に映す。
思案している気配はあったが、結論を出さぬまま真文は歩いていた。
「あ」
首を横に向け海を眺めていた尚史は、声と共に特徴的な足音の止まったことに気付き、出しかけた足を止めた。
振り向くと俯いた真文がみずからの片足を見ている。
「…鼻緒、切れた」
サングラスを上げ、相手の左足の親指と人差し指の間を注視すると、確かに根元から板を抜け出ていた。
「あれま」
「縁起悪りぃー」
首の後ろに手をやる真文の顔は心底いやそうであった。
「迷信だ迷信」
しゃがみ込み、相手の指の間をここぞとばかりにじっと見た。
硬そうな毛がすべての指に満遍なく生えている。人差し指が親指より長い。指の隙間は砂だらけだ。
「どうすっかな、これ」
「俺のビーサン履けよ」
体勢はそのままに、尚史は自分の荷物の中から海岸で履いていた白いビーチサンダルをがさがさと取り出した。
「ほら」
「サンキュー。まじ助かった」
真文は尚史の肩に手を置き、下駄を脱いだ。掌から伝わる温度と体重が、すでに太陽によってさんざん熱をこもらせた尚史の皮膚をまた、焼いた。
差し出したビーチサンダルに履き替えさせる瞬間、わざと尚史は手の親指で真文の足の親指をそろりと触れた。毛と爪の硬度を親指は知る。
「なあ」
まだ腰を上げず、尚史はビーサンを履いた男の大きな足を見つめながら言った。
「ん?」
「やっぱり帰ろう」
顔を上げ、まっすぐ真文を仰ぎ尚史は提案する。
「うち、来いよ。飲もう」
真文は若干の動揺を目の中に覗かせた。それが何によるものなのかまだ尚史には分からない。だが、きっと。
「いいだろ」
決定事項のように尚史は告げた。
「……うん」
ぐっと足を伸ばすと、尚史は踵を返した。
「じゃ、ビールとつまみ買って帰ろうぜ」
もう、下駄の音はしない。
今日聴き続けた波の音と、客の嬌声があるばかり、そしてやはり、たまにかもめが鳴いていた。



おわり




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20161019

喫驚
こんばんは。
お久しぶりでございます。
フェリシティ檸檬です。

さて、突然、ほんとうに突然ではございますが、短編を上げました。
オリジナルの。
ほとんどのここにいらっしゃる読者様方にとって、ええええええー!?EXOじゃないの!?というお気持ちになるできことでしょう。
まことに申し訳ございません。
EXOのお話しかお読みになる気がないお客様は、もちろんスルーしていただいて結構でございます。
重々わたくしも承知してございます。
ここはもともとEXOのBL小説を置いているブログを謳っておりまして、その前提と外れた行為を私がしてしまっているわけでございますことを。
連載の続きを待ってらっしゃる皆様には会わせる顔がございません(と言いつつこうして出してございますが…)。

もしも読んでやってもいいな、と思われた方は、お暇なときにでも、お目を通していただけると幸いです。
思いつきで、ちょっとした気分転換に書き始めたもので、楽しんでいただける自信がたっぷりあるとは言いにくいのですが、自分なりのいくつかの指針を持って仕上げたものでございます。
何か感想などございましたら、お寄せくださると大変嬉しく思います。

テレビのCMではどうなっているのかよく分からないのですが(地上波を見ませんもので…)、YouTubeのCMで時折流れるノンエンジェルの曲がとっても好きです。
あれほんとうに欲しいです。
いろんなものをごちゃまぜにして作った曲や映像ですが、奇跡のバランスで魅力に溢れています。
最初に見たとき、何にも知らなかったもので彼らはいったい誰なのかと釘付けになりました。
歌唱力からたぶん本物の歌手ではなかろうとは思いましたが…。
でも声は結構いい声です。
本日たまたまイヤホンで聴いたら細かく細かく音作りされたすばらしい楽曲だと改めて分かりまして、ひとりにやにやいたしました。


最近いろいろと考えすぎまして、あと秋花粉にやられまして、頭が基本ぼーっとしている
フェリシティ檸檬


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20161019

春雷(オリジナル短編)
夜は足元を這うように訪れる。
顔を上げると手元を照らすテーブルランプのみが部屋の中の唯一の灯りであった。
伸昭《のぶあき》はパソコンの表示ではなく壁に掛けられた四角い時計を仰いだ。午後八時過ぎ。しびれるような目の奥に直接触れるかのごとくまぶたの上を指で押した。
そろそろやってくるかもしれない。
薄暗い部屋の中、座布団に座ったまま玄関の方を見やった。風通しがよいのを好む伸昭は、あらゆるドアを開け放しているため、玄関の茶色い扉が今いるリビングからでも目に映った。煙草を吸いたくなった。だが手元にはない。そもそも禁煙しており、ストックを避けていた。代わりに冷え切ったコーヒーを口に含み、苦みを舌の上で転がした。
喉の底へとコーヒーと言うよりコーヒーだったものと言っていい液体を落とした瞬間、チャイムの音が、静まり返り、機械類のモーター音だけが満ちていた空間に響き渡った。
コ、とカップを置くと、伸昭はよいせと立ち上がった。座りっぱなしだったせいで足の感覚がおかしい。運動不足だ、と毎日思うことをまた思いながらもう一度鳴ったチャイムの方へと向かった。
玄関の、丸い、橙の灯りを灯す。鍵を開け、ドアを開いた。
少しだけ上に相手の目はある。心持ち上目遣いで伸昭は来訪者を見た。
「毎日くんなよ」
 ドアノブを掴んだ男は、既に中に入り姿を消しかけている伸昭の後ろから滑り込むようにして部屋へ侵入した。がさりがさりと音を立てて。
裸足でフローリングをぺたぺたいわせ、元いたところへ戻ろうとしていた伸昭は、背後から聞こえるビニール袋の音に振り向いた。
オレンジ色の光の下で、紺の細身のスーツを着た男は靴を脱ぎながら自分の手からぶら下がっている仕事用の鞄と白い袋に目を落とす伸昭を見た。
「これ?」
 部屋に上がり、大きな足音を立てつつ伸昭に近付く。下にまで聞こえる、と何度目かの注意を伸昭は相手に伝えながらも、視線は目の高さに掲げられたビニール袋に注いでいた。
「なんだと思う?」
 にっこり微笑み、スポーツマン然とした色黒の顔を崩す博喜《ひろき》を伸昭は見上げた。
こうしてここにこの男が訪れるようになってから、ひと月が経っていた。


そこは居心地のいい飲み屋だった。
ほとんどバーと言ってよかったが、つまみが豊富で、バー特有の気取りがなかった。
しかしきちんと清潔でほどよく洗練されており、正体をなくした酔っ払いでも二軒目や三軒目などに来るにはさすがに及び腰になるようなたたずまいがあった。
伸昭は常連だった。
仕事に疲れ、食事の準備をするのも億劫だと、シャワーを軽く浴びましな格好に着替えるとマンションを出、よくそこに行った。眼精疲労から来る頭痛と肩凝りがうまい酒と肴で多少ほぐされた。
春、真夜中、雷が遠くで鳴っていた。
春雷か、と伸昭はひとりごちた。
長野の日本酒を飲んでいた。雷のせいでよけい辛く、うまかった。
烏賊の刺身を大葉でくるんで口に運んでいると、隣の席の男の靴が目に入った。
その男はサラリーマンらしい風体で、ふたり連れ、同僚と思しき男相手に一生懸命身振りを交えて話していた。
まだ若く、二十代半ばから後半と伸昭は判断した。
しかし靴は若さを感じさせるそれではなかった。
その日は締め切りを終え、疲れが尋常でなかったせいもあり、酔いが回るのが早かった。構わず小さなグラスに升の分を空け、喉を焼く酒をこくこくと干した。そうしながら鈍く光る男の靴からは目を離さなかった。
男の連れが手洗いに立ったらしかった。伸昭はすっかりアルコールに浸った頭で、赤茶に光る先の尖ったビジネスシューズを眺めながら、口の片端をくいと上げた。
「鰐皮か…」
 心のうちだけでなく、ほんとうに声に出していた。
ふい、と男が伸昭を向いた。
カウンターに並んだふたりは、お互いの顔を見合った。
スポーツマン風サラリーマンは自分の足に目を向け、また顔を上げて伸昭を見た。
「そうです。鰐皮です」
 かすかに赤みを持った、しかし地の色のせいで茶色みが増したようにしか見えぬ顔を緩ませて男は言った。
呆気に取られ、伸昭は口に隙間をこしらえたまま男の淡い笑顔を見るのみだった。
「はい、舞茸のてんぷらー」
 店主の太い腕が伸昭の前に伸びてきた。ほぼ反射的にその皿を受け取ると、かりっと揚がった黄色い衣を見つめて男は呟いた。
「わ、うまそー」
 そして伸昭に、ね?と言うように視線を戻した。目に柔らかな照明が反射してビー玉のようだった。髪も眉も瞳も黒く、濁りがなかった。
 連れが戻り、そろそろ行こう、と男に告げた。ああ、うん、と言って立ち上がり、ジャケットに袖を通して鞄を手にすると、座った伸昭に男は目を落とした。
ぱちぱちと瞬いて伸昭は男に顔を仰向けた。
「ここ、よく来るんですか?」
「…え?……ああ、まあ」
「そうですか」
 じゃあ、と言い残すと、不審げな表情の連れの方へと体の向きを変え、ゆっくりと歩き去った。
一連のできごとに虚を突かれ、伸昭は狐につままれたような心地で箸を手に取り、冷めないうちにとてんぷらを齧った。常と変わらず、ここの店主はてんぷらを揚げる腕もなかなかだった。


その後何度か足を運んだのち、あるとき再び店の引き戸を開けると、あの男がカウンターにいた。まったく同じ席に。
以前隣り合った際腰掛けていた席が伸昭の定位置だった。店はかなり混んでいたし、他の席に行くのはなんだかしゃくだった。
しかたなく男の隣に腰を下ろすと、つい、と男はなんのためらいもなく伸昭を向いた。伸昭と分かると、前回見せたのと同じ笑顔をまた作り、あ、来ましたねえ、と言った。
 当然戸惑いながら、伸昭はほとんど無意識に、店主に向かっていつもと同じ注文をした。
「今日も履いてますよ」
 ビールがカウンターに置かれると、男はほら、と言って視線を下げ、椅子の下の自分の爪先を上げた。
こいつ何か勘違いしてるらしいな、と伸昭は考えた。面倒臭くて盛大なため息を漏らしそうになる。
「鰐皮、好きなんですか?」
 グラスに手を伸ばしながらしぶしぶ伸昭は問うた。
「うーん、そういうわけでもないんです」
 芳ばしい香りと味が伸昭の鼻と口を通った。
「これ、なんとなく気に入って」
 趣味悪いな、ともう少しで言いそうになるのをビールの力で押しとどめた。
「でも初めてこないだそれを言われて。なんか嬉しかったんです」
 男は食べかけのごま油のかかったサラダをむしゃむしゃと口に入れた。食べることの似合う男だと伸昭はぼんやり思う。
 グラスの底近くを掴んでいた指を離し、お通しに手をつけようと箸を取ったとき、
「爪」
と、男が魅入られたような黒目で伸昭の手を見ながら言葉を発したのを聞いた。
「え?」
 箸を持った手を宙に浮かせていると、声は続いた。
「爪、すごくきれいですよね」
 箸の挟まった右手の爪を上に向け、伸昭はまじまじとおのれの指の先についた硬い部分に視線を落とした。
「そう、ですか?」
「はい」頬杖をついた男はやはりビー玉のようなまなこであった。「前舞茸を取った手を見て、にせものみたいにきれいだと思ったんです」
 夢でも見ているかのような声音と顔のさまで、伸昭はまた、なんと言ったらよいか分からなくなった。言葉を扱う仕事に就いているというのに。


何か、ふたりの間にあったわけではない。
ただ、再会した夜、男は伸昭の家についてきた。そして泊まり、朝仕事にそのまま行った。
繰り返すが、何もふたりには起きてはいない。具体的、肉体的な行動では。
そして幾度も同じことが繰り返された。
男の名は、小林博喜。不動産業。二十九歳。
みずからそう名乗ってくるので、伸昭もしょうがなく返した。
平田伸昭。翻訳家。三十七歳。
博喜が自分の後ろをてくてく辿ってくるのを、伸昭は止める手立てがなかった。彼に相対すると、何故か毒気が抜かれ、怒るのが馬鹿馬鹿しくなった。だから放っておき、好きにさせた。
きれいな爪だ。
口癖のように博喜は言った。ほとんどひとりごとだった。
資料が詰まれた伸昭の住むマンションの一室は、他人が訪れることなど稀で、久々に自分以外の人間がいることに伸昭も部屋も慣れるまで時間を要した。
だいたいどうして、この若造は、俺と差し向かいで酒を飲んだり、食べ物をつまんだり、うちのシャワーを借りたり、ソファで眠りこけたりしているのか。
眠りから覚めベッドを抜け出すと、出社した男の走り書きと、彼の作った朝ごはんがテーブルに置いてあった。
よくしゃべる男だった。
仕事にも有効だろう、きっと向いた職なのだろうとひとり得心するほど、男らしい朗らかさが全身から溢れていた。自分にはないものだと伸昭は博喜の姿や声や話すことにさらされるたびどこか恥ずかしくなった。学生時代、似たような気持ちを抱えたことがあったような気がした。
この訪問はいったいなんなのか。
質問を投げかけたい思いと、それをするのが怖いという思いが伸昭の中で相克していた。
酒が少し入り、伸昭の爪から始まり、伸びた癖毛や生っ白い肌、垂れた目尻やぼこりと浮き出た鎖骨、裸足のかかとなどをあのビー玉の目玉に博喜が映し出すと、伸昭は金縛りにあったようになった。虎に目をつけられた小鹿が震えてその場に一瞬立ち尽くすテレビの映像が毎回頭をよぎった。俺はバンビかよ、とその都度自分に突っ込みを入れた。
しかし視線だけで、言葉では決して何も、博喜は語ってこなかった。お互いの間も一定の距離が必ずあった。
だから逆に、伸昭には何もなすすべがなかった。博喜のビー玉に吸い込まれながら、彼の話に耳を傾け、思うところをぽつぽつと話すだけだった。


玄関に通じる廊下にふたりは棒立ちになったまま、ビニール袋を挟んで視線が絡んでいた。
「当ててよ」
 まだにこにこと博喜は笑みを浮かべていた。
「わかんねえよ」
「駄目だな。直感で勝負しないと」
「いいから教えろよ」
 いらいらした。
こんなしようもないやりとり自体にも、毎夜のように通ってくる、平安時代の男にも似たふるまいをしている自分より年下のサラリーマンとそれに振り回される自分自身にも、伸昭はいらいらした。裸足の足の裏が床の表面にぺとりと接着されたようだった。
「分かったよ」
 さ、と袋を持った筋肉質な黒い腕を伸昭の方に差し出し、見てみなよ、と博喜は言った。
不承不承指に輪の部分を引っ掛け、伸昭は中を覗いた。
「……舞茸のてんぷら」
「じゃーん」
 声が降ってくると同時に、頭のあたりに何かが掲げられた気配を感じ、伸昭は目を上げた。
顔の一寸先に、黄色い粉の塊ようなものが先にたくさんついた植物の束が、あった。
さわやかなにおいが鼻を抜けた。
「ミモザ」
 それは光を飛ばしていた。
太陽のかけらをぱらぱらと全身から。
「駅で売ってたから、どっちも。てんぷらはあの店みたいなきれいなきつね色じゃないから、なんか物足りなくてこの花見て、思わず買った」
 花の向こうにいる博喜を呆けた顔で伸昭は見た。
「……お前」
 上下の唇が擦れる音まで聞こえてきそうであった。
「…お前、何したいんだよ」
 腕を放るように博喜は花を持った手を下げた。笑いは一掃されていた。
「……爪」
 また、目はただのガラスでできた潤んだ玉になった。
「爪、触りたい」
 首から耳にかけておそろしい速さで熱が駆け巡るのを伸昭は感じた。そんなことは久々で、突然風邪をひいたかのような錯覚すら覚えた。
 ひた、と靴下の足を博喜は一歩伸昭に寄せた。
花束とビニール袋と仕事鞄を片手に持ち、もう一歩、足を進めた。
伸昭が相手の忍び寄る足を俯瞰すると、その奥にある光るあの靴が目に入った。
濃い毛の生えた指が伸昭に向かって伸びた。
「代わりに」
 人差し指を握られながら、伸昭は顔を落とした状態で弱弱しく言い放つ。
「代わりにあの靴、もう履くな」
え、と零し、博喜は四角い溝のたくさん走ったお気に入りの靴を一瞥する。
彼の苦悩を体現したようなわしゃわしゃの頭を向ける伸昭を向き、あれ、嫌いなの、と尋ねながらくっと掴んだ指に力をこめた。
びくりと体を震わせ、
「……うん、嫌いだ」
と駄々をこねる子供のように伸昭は答えた。
「…分かったよ」
 でもそれじゃあ、と続けた博喜に、伸昭はおそるおそる顎を上げた。
爪だけじゃ足りないな。
そう博喜が宣言し、ほんとうの夜は始まった。


                 おわり




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20161015

個人の趣味
こんばんは。
眠いです。
フェリシティ檸檬です。

いやほんとに眠くて、なのにこんなものを書いておりまして、自分でも不思議です。
今日もなぜかたくさんの方がこちらにいらっしゃってくださいまして、しみじみ疑問でございました。
ですがとにかく、ありがとうございます。幸せです。

幸せと言えば。
人気投票、ありがとうございました!
キリのいい数字になりまして、感慨深かったです。
皆様のお好みはばらばらであるということにも改めて感じ入りました。

本日先ほど久々に「ルパン三世 カリオストロの城」を見ました。
まあもう何百編も見ておりまして、セリフもカット割りもほとんど記憶しているくらいでございます。
先日読者様からのコメントの返信でも申し上げたのですが、私は宮崎駿監督をはじめとしたジブリ出身の監督作がものすごく好みかと言うと少し違います。
大変愛着は強く、影響も強く受けてはいるのですが。
特に宮崎駿監督作品において好きな部分と言うと、その圧倒的な映像感覚でして、見ているとそういう官能を感じられるのが素敵です。
あとまあ誰もが思うことでしょうが食べ物が美味しそうですね。
ただ私は少年少女の物語にあまり興味がないところがあるというか、特に少女に対する憧憬のようなものがはっきり好きでなかったりして、なんとなく微妙な気持ちにもなります。
クラリスが好きではないということではなく、クラリスに執着したり彼女をものすごく貴んだりする感じが好みとは違うんですね。
それでもとても楽しみますが。
先日のヒーロー願望症候群に通じるお話になってくるのがジブリ、ことに宮崎駿監督というわけでございます。

ああ、少し眠気が覚めてきました。

そして今はなぜか平野耕太の漫画「ドリフターズ」のアニメ化を見ております。
彼がこの漫画家が好きだから付き合って見ているわけなのですが。
私は特別好きではありません。
アニメは映画ですと「君の名は。」がすごく人気のようですが、私は近年のアニメに基本食指が動きませんし、特にこの君の名はなんかはもう、まったくと言ってもいいほどでございます。
でもすさまじい興行収入のようで、私はそういうことを思うたびに肩身がせまいような心地がいたします。
なんでこのところのアニメがあまり好きでないかといえば以前もつれづれで書いたような気がいたしますが、私はセル画が好きでして、パソコンの色味があまり好きではないのです。
これはフィルムが好きでデジタルカメラがそこまででないというのと近いです。
心がそこまで絵によって揺さぶられません。
あとここ数年で顕著になった声優の声質や話し方がすごく苦手だったりもします。
歳を取っているということなのでしょうね。
音楽の趣味もそういうところがございますし。

昨日買った漫画かわかみじゅんこ「中学聖日記」がとんでもなくよくてびびりました。
久しぶりに普通の漫画で(BLでないという意味です)震えるほどぐっときました。
私が描きたいと思うことを漫画で成し得ていて、ひどく創作意欲が掻き立てられました。
笑いのセンスもとてもツボです。
もしよければお読みになってみてください。
ひりひりとします。
そこにあるような、触れるような感じがします。


トニー・ベネットとレディー・ガガのデュエットを聴きながら
フェリシティ檸檬



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20161013

ヒーローショー
おはようございます。
盛大に曇っております。
フェリシティ檸檬です。

洗濯物が困りますね。

さて、なんとなくつらつらと思っていたことなのですが。
私は手塚治虫先生を心から崇拝しておりまして、それはごあいさつでも述べてございます。
高校受験の推薦入試の際、尊敬する人の欄に手塚治虫と書いたくらいです。
両親などがいいと例に出されているのに。 そのせいではないですがその推薦は落ちました。のちに一般で入りましたが。
先生を慕う理由というのは山のようにあるのですが、今日申し上げたいその中のひとつは、「ヒーロー願望というものが主人公格の男にない」というものです。
それはいわゆるヒーローということでもあるのですが、それよりも私が今お伝えしたいのは「女性に対する庇護欲を基にした王子様になりたい願望」的なものです。
これは男性作家(漫画家に限らず)の創作したお話に散見される登場人物の特徴で、毎日のように何かしらでそういった男性が行動を起こしていたり話をしていたりするのを目にすることができると思います。
私はこれがあまり好きではありません。
我慢できないほどではないのですが、根本のところで納得がいっておりませんし、楽しんでもおりません。
守られなくたっていいもん!ぷん!みたいなことではなく、そういうことで男性が恋愛感情を得、ナルシシズムを満たしているというのが気持ち悪く感じるのです。
つまり彼は相手よりも自分が好きなのです。
私は自分以上に相手を愛している男性を見るのが好きですし、実際そういう男性の方と付き合いたいと思います。
手塚治虫先生はあらゆるヒーローを描いていますが、絶対にそういう男は出しません。
アトムであれ、ブラック・ジャックであれ、写楽ほうすけであれ、レオであれ、どろろのあのどろろでない方であれ、オズマ隊員であれ、マグマ大使であれ、バンパイヤのあの子であれ、なんであれ。
もしそういうヒーロー野郎が出てきて女の子に向かうと、その女の子にそれを嘲笑われたりします。
皆様の中にもおそらく読まれた方が多く、非常に名高い漫画史に残る傑作、芸術の頂点に輝くと言っていい作品として、「火の鳥」があります。
これはもう私がどうこう言うような漫画ではないのですが、ひとつだけ言えるのはこれ以上の漫画はこの人類の歴史が終わる瞬間までおそらく作られることはないだろうということです。
シリーズ中どれを取ってもです。
そしてその中の「望郷編」というものに、今回の私のそのヒーロー願望うんぬんというものが関わってきます。
いや関わってくるとかなんとかという話でもないのですが、私が勝手に結びつけて今朝物思いに耽ったのです。
このお話は読まれた方ならお分かりでしょうが、ある女性と男性が地球から飛び出し小さな星に行って……というSFなのですが、なんて言うかもう素晴らしいんです(何も言えていない)。
私が特に心奪われるのは最後です。
私はしょっちゅうラストのコマとその中のセリフを思い出してはひとり身震いします。
お読みでない方にネタバレをしたくないので詳細を省きますが、つまり、人間は自分が人生において選択した何かや場所を、ほんとうの住処、自分がいるべき場所だと感じるのだということです。
あの感じ……。
あんなにああしたいああしたいと言っていたのに、結局、心底で彼女が望むこと、望むものはこれだったのだと分かり、全身に鳥肌が立ちます。
彼女はこの話の中で過酷な運命を背負います。
それはもう、禁忌というほかないことです。
そこにはヒーローなど存在しません。
夫であっても、息子であっても、誰であっても、確かにいっとき力を貸してくれる存在ではありますが、決して英雄にはなりえない。
ヒーローは彼女自身なのです。
なぜにこんなことを考えていたかと申しますと、浦沢直樹先生のスキャンダルもどきのニュースを小耳に挟み、あー…と思ったからです。
彼は素晴らしい漫画家ですが、その漫画には私の受け入れがたい特徴がいくつかありまして、その中のひとつが女性に対するそれなのです。
私は幼い頃「YAWARA!」のアニメが大好きでして、それはあの柔のポップさ、ファッション性に惹かれていたためでした。
オープニングやエンディングの音楽と映像が素晴らしくて!
非常に自分に強い影響をもたらしました。
ですが、まだYAWARA!では我慢できた諸々のそういう匂いのする部分が、その後描いた「HAPPY!」などではちょっと……。
これはたくさんの漫画家が抱えている問題でして(主に私にとっての)、どうしたら解決できるのかと言えばその方法はないのではないかと思っています。
その人の人生観や男性観や女性観すべてが関係していることだからです。
手塚治虫先生のように、生き物をすべて生き物として見るような特性がないと難しいのかもしれません。
彼の前ではすべてが等しく、彼はそれによってある意味ほんとうに神であるのです。
(ここで言う神というのは、創造主的な使い方をしておりますが、そういう意識のある作家というのは基本的にはあまりいいものではありません。しかし手塚治虫先生は例外です。彼は規格外の存在なので)

朝っぱらから何を言っとるんじゃと思われてもしかたございませんが、昨夜そんなことを聞いてから今朝起きて今に至るまで、なんとなく考えていたことでございました。
浦沢先生の話がほんとうかどうかなどまったく分かりませんが、お仕事に差し支えがないといいなと思います。
「漫勉」、また見たいですし。

皆様はお好きな漫画などございますか?


火の鳥で何が一番好きかと考え出すとほんとうに分からなくなる
フェリシティ檸檬


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20161012

駄目すぎます
また、ぐったりして失念しておりました……!

人気投票ありがとうございます!!
あの方とあの方がお好きなのかしら……ぐふふ……と思っておりました。
とてもとても嬉しいです!
自分で投票いただいたお話を読み返したりいたしました。にやにやしながら。

心から感謝申し上げますー!


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20161012

本能
こんばんは。
今日は出掛けたりなんだりとまったくものが進んでおりません。
フェリシティ檸檬です。

さて、タイトルですが、お察しのとおり(?)、椎名林檎氏の歌でございます。
私は今、UNCHAINというグループのカヴァーを聴きまくっております。
この方達を知ったのは前お伝えしたキリンジの「エイリアンズ」をカヴァーまで網羅して聴きまくっていたときでして、彼等もその中にいたのです。
他のカヴァー内容を見てみましたら、おそらく気が合うのでしょう、たいてい好きな歌でした。
マイケル、宇多田ヒカル、キリンジ、山下達郎、ジャミロクワイ、などなど。
たぶんファンキーだと感じる部分が似ているのだと思います。
特に椎名林檎氏とは声などの相性がいいのかすごく素敵です。
原曲より好きかもとすら思います。
私はBメロっていうんでしょうか、の、
「鋭いその目線が好き」
と、突然言うところが大変に好きです。
そしてこの歌詞に、ディオのあの目つきを重ねたりしてひとりぽーっとなったりします(馬鹿)。
私はディオの何が好きってあの目つきが好きです。
元来あんまり優しげな、特に垂れ目っぽい顔の男性を私はそんなに好みません。
白目部分の多い、横に長い目が好きです。
セクシーさをそこに見ます。
ちょっと話が逸れますが、歳を重ねてくると、自分の中での苦手・駄目な顔というのが出て来ます。
それは好み云々でなく、経験則に基づく印象論のようなものです。
私ははっきりと、特に男性はこの手の顔はない、というのがあります。
信用できない、といった感じです。
女性は顔立ちというより振る舞いの方が気になりますが、やはり多少顔にも出ます。
振る舞いの例で言うと、初対面の相手を頭からつま先まで舐めるように見るタイプの人なんかはアウトです。
その顔つきにもよるんですが、たいてい、非常に底意地の悪い表情を浮かべています。
値踏みしているのです。
それを相手に伝えているということに自覚があるのかないのかでも、かなりその人の人となりは変わってきますが、どっちにしろ性根がいいとは言えないタイプです。
私は何を語っているんでしょう。
話を戻しますと、LOTTOパフォーマンスなんかを見ておりますと、やはりダンスというのはセックスだなと思うわけです。菊地成孔氏の言うとおり。
軽いセックスを見せているわけです、音楽になって。
その得手不得手がそのままその行為に直結するか否かはおいておき、私はダンスボーカルグループというのはそれだからこそ好きだと言えると思います。
なぜなら私は色っぽいものが大変に好きだからです。
LOTTOの振り付けはやはりよかったです。
何度も何度も見たくなります。
未だにフィックスで見ておりませんので、全体のきちんとした細かい振り付けが把握できていないのが残念です。ですが逆にそれを知る楽しみがこれからあるとも言えます。
何度も言っておりますが、何がいいってそのおかしみとセクシーさが両立されているところがいいです。
シウミンがヒットを打ったポーズを取ったり、チャニョルがポップコーンを食べる仕草をしたり。
そういうのを入れ込みつつ厳然とセクシーであるというのがすごくいいのです。
私もそういうものを作りたいです。

またとりとめないままつづりました。

ご飯を食べましょう。


これからなんとか進めなければ
フェリシティ檸檬


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20161012

三度目
ディオ


ぶほっ(吐血的な)。


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20161011

電気信号が飛び交う
こんにちは。
またまたやって参りました。
フェリシティ檸檬です。


ほんとうにお話も書かずに申し訳ないのですが、なんとなくつぶやいてみようと思います。

昨日少し触れた、いらっしゃるお客様の数についてでございますが、昨日ほどではないにしろ、やはり本日もとても多く、いったい何が起きているのだろう、としみじみ不思議に思っております。
多分早晩沈静化するだろうとは踏んでおりますが、思い返してもあれはなんだったのだろうと自分が感慨にふけるのが目に見えるようです。

何人かの読者の方からご心配いただいた旨をコメントでいただき、ほんとうに情けないような申し訳ないような思いを抱きつつ、また嬉しくも感じ、そんなつもりではなかっただけに、恥ずかしい気持ちでいっぱいでございます。
ただただ余裕がなかっただけなのですが、皆様に支えられてのブログであるなあと改めて思い知った次第です。

そして現在、いろいろな言葉の前で頭を抱えうんうん唸っております。
だからこんなふうになんとなく走り書きなどを認めているのです。
どうしようかなあ、と思い、何をやるにもなんとなく気もそぞろです。

私は制作時に音楽やテレビや、とにかく情報の入ってくるものをあまり付けません。
そこまで頭がうまくできておりませんので、集中力がそがれると言うか、思いつくようなことが思いつかなくなったりいたしますので。
なので無音で過ごすことになり、家事中などなんだかつまらなくも感じ、八方塞がりな気持ちになります。
ある程度目星がついてくると特に音楽などは私の背中を押してくれますので、非常に有効なのですが。
私は気分が乗ると恍惚とした感情に支配されます。
「シング〜」などを書いていたときは、あれは音楽そのものが出て来ましたので、ひどくその世界に浸りきっていたものでした。
あと「人さらい〜」のときも、あとがきなどで書いたEXOの「love,love,love」をものすごく聴きまして、だいぶ侵食されました。
ボーカルたちの話を書くときにそうなりがちのようです。
やはり歌い手ですので、声に言及したりすることが多くなりまして、気持ちが入り込みやすいのでしょう。

なんやかんやととりとめなく書きましたが、ひとことで言うと今は少し前のつれづれタイトル同様、「産む苦しみ」味わい中でございまして、これがまたしばらく続くのかと思うとげっそりするような思いです。
かと言って嫌だというわけでもなく、人間とは不思議なものでございます。

ここに読みに来てくださる方が、このようなメモ書きのようなものをどれくらい楽しんでいて、そして興味を持ってくださっているのか、私はいつもただただ疑問でございます。
こんなものはいいからさー、というような、嘆息を誘うようなものになっておりますでしょうか。

それはそれだけお話を楽しみにしていただけているということで、結局私にとって都合のいい解釈と言えるかもしれません。
とにもかくにも、また脳を文字の羅列でいっぱいにしたいと思います。
いや、ちょっと、違うな……。
イメージの海って感じでしょうか。


こちらに懲りず来てくださっている皆々様に、深い感謝を捧げます。



そろそろ温かいお茶の季節になって来ました
フェリシティ檸檬



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  • ミス・レモン
ようこそお越しくださいました。
EXOのメンバーを登場人物にした二次創作BL小説や、オリジナルのBL小説、好き勝手なことを綴った雑記などを置くブログでございます。
内容を読んでのコメント、メッセージなど、いつでも心よりお待ちしております。
よろしくお願い致します。

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