海の底、森の奥

- EXOの二次創作とオリジナルのBL小説を中心としたブログです。R18表現あり。お気軽にどうぞ。

20160926

作業の前に
いたずらがき

誰ということはないんです。


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20160926

かわいい、
ぐっすり眠る

鼻と肉球が桜色。




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20160926

ことの共犯 21
イーシンは中国に撮影のため発っていた。
つまりジョンデは部屋にひとりだった。夜ずっと。
メンバーとマネージャーたちは練習から帰宅すると、皆いつも通り過ごした。
ジョンデと、ジュンミョン以外は。
ふたりは待っていた。
もともと深かった夜が自身の色をより濃くし、秘密を吸い込んでいくのを待っていた。
ほとんどの者が自室に引き上げる中、ジュンミョンが立ち上がって洗面所の方に向かうあとを、そっとジョンデは追った。
ジョンデはギョンスに頼み、みずからハーブティーを淹れ、希望した者にふるまった。
有無を言わさずジュンミョンの前にも湯気の立つカップを置いた。
離れたところから、ジョンデは彼がカップの中身をゆっくり干すのを観察していた。自分の分に、口を付けながら。
洗面所の水道の前に立ったジュンミョンは、また、歯を磨いていた。
無言のままに、ジョンデも横から歯を磨き出した。
ふたりとも、何も言わなかった。
お互いの目をそれとなく見た。
だが表情は浮かべなかった。
唇の上に白い泡を付け、かしょかしょかしょかしょ、という音だけを重ねて響かせた。
ジョンデが先に磨き終え、後に続いたジュンミョンが上半身を上げると、その背に優しく手を置いた。
そして軽く押すようにしながら、
「来なよ」
と囁いた。
ジュンミョンは逆らわなかった。
目の端で、その下半身が少し膨らんでいるのをジョンデは捉えていた。
心持ち前屈みになり、それをなんとか誤魔化そうとジュンミョンがしているのを微笑ましく感じながら、自分自身も高まっていくのが分かった。
あたりに気を付けつつふたりは洗面所を出、ジョンデが促すままに彼の部屋へと進んだ。
ジョンデがドアを開け、柔らかく、しかし断固とした態度でジュンミョンを中に入れた。
鍵を閉めた。
日付は変わり、さすがに周囲からの物音はほとんど何もなかった。
ジョンデのベッドの手前で、ジュンミョンは立ち尽くした。項垂れて。
その刈り込まれた白い首を見て、ジョンデは自分がひどく欲情しているのに気付いた。
これからここを自分が侵略する。
それは男ならではの支配欲と言ってもいいかもしれなかった。
もちろんそれだけでは決してなかったが。
だがジュンミョンという、清純と言ってもいい男のすべてに踏み込むことに、ジョンデが興奮を得ているのは間違いなかった。
どうしてやろうか。
灯りを弱め、ジョンデはジュンミョンの肩に手を伸ばす。
体を震わせるジュンミョンの首に、ジョンデは躊躇うことなく、唇を乗せた。




つづく




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20160925

ハーブが好き
ハーブ園1

ハーブ園2

ハーブ園3

ハーブ園4


リース作ってみました。






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20160925

匂い立つ何か
おはようございます!
日曜日の爽やかな朝です(違うかも)。
フェリシティ檸檬です。


昨日のお話は楽しんでいただけましたでしょうか。

久しぶりのセフンとシウミンのお話でございました。

しかも「受容について」でない、ふたりです。

セフンの一人称スタイルである、というのも珍しかったのではないでしょうか(確か)。


短編祭りは終わった終わったとあれだけ言っていたのに、1日挟んでまだ続いていたかのような感じでございますが、皆様のお気持ちとしてはいかがかな、とわたくし気になっております。
祭りの中の話とは少し毛色の違う話になったのではないかと、自分では思ったりもしております。
なんでしょう、ちょっと変態ちっくといいますか。
性的な匂いの強いお話でございますね。

私はとかくセフンを出すとそうなりがちでございますね、ほんとうに。
彼に私自身がそうってことがまるでないのが興味深いところでございます。
以前も似たようなことを書いたかと存じますが、セフンの佇まいや表情に、どこかそういうことを好みそうだな、という雰囲気を私が感じ取っているのだと思います。
実際そうであるかどうかは分かりませんけれども。

そしてこのシウミンはちょっとつれないシウミンでございました。
彼はこういう状況になったら必死に隠そうとすると思うのです。
カミングアウトとかとんでもない、というタイプだと思います。
逆にセフンはそこまでではないのではないでしょうか。
だからはじめにシウミンがセフンを戒めるようなことを言っておりますね。

直接的な行為の描写はほとんどないものになったにも関わらず、エロい何かが染み込んだこのお話、お気に召していただけたら嬉しいなあと思います。

ご感想など、お気軽にお寄せくださいませ。


今週末は1本しかお話をあげられず私としても残念でございます。
しかしほんとうは、1本すら無理かなとさっきまでほとんどさじを投げかけておりました。
なんとかこうしてあとがきまで書けて、よかったなあと思っております。
はてさて来週末はどうなることやら。


それでは皆様、今日という休日を堪能してくださいませ。
また、よろしくお願いいたします。



眠気がすごい
フェリシティ檸檬



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20160924

準備は万端(セフン、シウミン)
お前さ、もう少し態度気を付けろよ。
そう、ミンソク先輩はベッドの上から起き上がって、パンツを履こうとしながら言った。
煙草に伸ばしかけた手を俺は一瞬止めたが、それはほんとうに一瞬で、すぐベッド脇に置いた煙草を掴み、態度?と聞き返した。
ぼ、とライターの先に火が灯るのを先輩は振り返って目に映した。
「会社でだよ。ばれんだろ」
いらだちを含んだ声でそう告げると、どんどんとさっき脱ぎ捨てた服を身に付けていった。
脱ぐときはあんなだったくせに。
俺は煙草と唇の間から煙をたなびかせながら、筋肉の盛り上がった、その決して大きくはない背中を焦がさんばかりの視線で指した。
すでにシャツで隠された白い背中を見通すように、俺は黙ってそうしていた。
先輩が服を着ている姿を見ると、無条件ですぐさま剥ぎ取りたくなった。
びりびりに破いてもう、二度と着られなくさせたい、と思った。
実際そこまではしなかったが、脱がせるときにボタンが飛んだことはあった。
初めてこう、なったときのことだ。
がむしゃらで、無我夢中で、先輩の口を大口を開けて吸いながら、ワイシャツを脱がそうと試み、へそあたりに手が触れ、たまらなくなってボタンのはまったまま上から脱がしたためだった。
逃してたまるか、と思っていた。
触れた肌は想像よりもなめらかで、俺は立っていられず先輩をベッドに倒した。
こんなの反則だ、と俺は内心舌打ちをした。
過去に抱いたどの女よりもきめの細かい、色のない肌だった。
それを先輩にのちのち言うと、お前もだよ、と言って笑った。
笑った顔が、なにか俺にはいつもいじらしいものとして映った。
お互いに男とするのが初めてで、最後までうまくはできなかった。
だがそれでもよかった。
俺は何度もいったし、先輩を何度もいかせた。
もうやめろと怒鳴られて、ようやく手をペニスから離したくらいだった。
ずっと握っていたかった。
用を足すのだって俺がやってあげたかった。
それを言うのはさすがにやめた。
本気で怒られたり、暴力を振るわれるかもしれないとさえ思った。
先輩は力が強い。
俺の方がずっと背は高いが、けんかになったら確実にこちらが負ける。
だからただ、妄想するだけにとどめた。
先輩の背後に回った俺が、彼のものに手を添えるようすを目に浮かべるだけで、俺は自慰ができた。
狂ってるな、とよく思った。
でも、しかたなかった。
それが恋というものだ。


俺も先輩もひとり暮らしをしているから、セックスする場所に困るということはなかった。
会社帰りに、たいてい俺が先輩の部屋に上がり込んだ。
先輩はいつも少しいやそうな顔をした。
最初から、今まで、この関係を望んでいるというさまを見せたことはない。
早くやめたい、とまで言われることもあった。
だけど俺は聞こえなかったふりをする。
俺が先輩のその言葉を鵜呑みにし、離れていくことなどありえなかった。
実際は先輩も分かっていた。
常に彼は俺を試した。
どこまで許せるのか?
どれほど自分が好きなのか?
そんなこと。
俺はひとりほくそ笑んでしまう。
先輩のテストなど、柔らかい鳥の羽で頬を撫でられているようなものだ。
俺が頭の中で先輩にどんなことをしているのか、先輩は知る由もない。
そして現実として週に3日は、先輩のベッドの上、いや、いたるところで、俺は先輩の股を開いていた。
脚を高く掲げ、四つん這いにさせ、体の上に乗せた。
ハスキーで鼻にかかった声が、犬の悲しげに鳴くような音になるのを俺は腰を振りながら味わい尽くす。
彼はよく汗をかいた。
俺は蜜のようにことあるごとにそれを舌で舐め取った。
先輩を抱いているさなか、俺は虫か動物になったと完全に思い込むときがある。
原始的な快楽のみしかそこにはなく、太古の祭りの夜のように、俺は一心不乱に先輩を貪るだけだった。


新入社員として配属された俺の教育係が、ミンソク先輩だった。
先輩は俺からするとかなり小柄に思えた。
顔のあちこちが立体的で、目と口がひどく印象に残った。
「背、たけーなあ」
先輩ははじめましてのあと、俺を見上げて呟くように言った。
そうですか、と応じると、そうだよ、と言って笑った顔が、なんとも子供っぽいなと思ったのを強烈に覚えている。
思えばあのときもう、そうだったのかもしれない。
歯茎がおいしそうなピンク色だな、などと思っていたのだから。


「もう、帰るよ」
今日は珍しく俺の部屋に先輩は来ていた。
俺が料理するから来てよ、と招いたためだった。
ほんとうだった。
前日から準備していた。
ワインを冷やし、スウプを煮込んで、マリネを漬けておいた。
ケーキだけは帰りに買った。
先輩はシックな内装のケーキ屋の中を見渡しながら、所在なさげに隣にいた。
生チョコレートのケーキをホールで買うと、その値段に小声で、「まじか」と言ったのが聞こえた。
俺は唇だけで微笑んだ。
部屋に帰り、準備を整える横で、先輩は上着を脱いでハンガーにかけ、ネクタイの首を緩めた。
何はともあれいたしたい、という衝動を抑え、俺はいそいそとテーブルをセッティングした。
小さなふたり用テーブルは、にわかに料理と食器で埋め尽くされた。
椅子に腰を落ち着けながら、先輩は言った。
「すげーな」
それはひとりごとに等しかった。
どうしたんだよこれ、などの質問攻めに合わないんだなと、俺は向かいに腰を下ろしながら先輩の顔を窺った。
「食べましょうよ」
冷えた白のワインをグラスに注ぐ。
グラスも冷たく、曇っていた。
ボトルの口から澄んだ液体が流れ出るさまを先輩は少し口を開け、目を瞬かせて凝視した。
だが何も言わなかった。
グラスを合わせて食事を始めても、いつも通り仕事や職場の人間たちの話、サッカーの話、世間のニュースなどが話題にのぼり、常と違うのは食べているものだけのようなありさまだった。
しかし俺は構わなかった。
俺の自己満足で結構だった。
先輩が俺の作った料理を食べ、唇の上を濡らすのを見ると、血が沸き立つような感じがした。
食事のあとケーキを食べようと思っていたのに、我慢できずに油の付いた唇に俺は唇を被せた。
ケーキには冷蔵庫の中でしばし待ってもらおう。
先にこのデザートを。
そうして今、先輩はことを終えて帰ろうとしている。ケーキも食べずに。
「ケーキ、あるんですよ」
「知ってるよ。俺はいいよ」
「ホールなんですよ」
「知ってるって。お前食べれるだろ」
先輩は、俺がチョコレートに目がないのをよく知っていた。
俺は灰皿に長くなった灰を落とした。
「いいじゃないですか。ひとくちだけ」
ベッドに上半身だけ起こし、かろうじて股間に布団をかけたかっこうで俺は食い下がってみた。
先輩はハンガーから上着を取り、腕を通した。
「あ」
胸の内ポケットを先輩はおもむろに漁った。
こちらを振り向き、ほら、と言って、ベッドの上にリボンのついた小さな箱を置いた。
俺は煙草を灰皿に押し付け、そのささやかな包みをじっと見た。
そして視線を上げた。
先輩の目と、出会った。
「これ」
「おめでとう、誕生日」
先輩はスーツのボタンを留めている。
「知って」
「営業なめんなよ、お前」
開けてみろよ、と声が掛かり、俺は魅入られたようにその包みを手に取った。
包装を開けると、深い色の革でできた名刺入れが中にはあった。
「営業だからな」
両手で鈍く光るそれを持ち、俺は言葉を失っていた。
ありがとうさえ言えなかった。
「気に入ったか?」
つむじを見せた俺は、そのまま何も返さなかった。
「セフン?」
素っ裸のまま俺は立って冷蔵庫に向かった。
狭いそこに収まった黒く光るデザートを俺は引っ張り出し、テーブルに置いた。
人差し指を端に突っ込む。
なるたけ大きく掬い取ると、先輩の前に立った。
「なんにもいらないって、言うから」
俺はひどくすねたような顔をしているのが自分で分かった。
「これくらいは、したくて」
指の周りは濃い茶色や黒の柔かいものに包まれている。
それを顔のあたりにまで掲げながら、俺は続けた。
「だからふたり分、お祝いしようと思って」
ほとんど唇を尖らせた俺を見て、先輩は呆れた表情で息を抜き、口元をひしゃげるようにして笑った。
「分かってたよ。こっぱずかしくて言わなかっただけだよ」
俺を見上げて、目尻が上を向いた大きな瞳をきゅっと細める。
「…これ、食べて」
甘味に汚れた俺の指に先輩は視線を移した。
先輩を指すようにすると、ためらいながらも口を開いて、先輩は俺の指を食べた。
ぬるぬる、と、舌と生地とクリームが俺の指を包んだ。
ちゅぽ、と唇を離すと、その上には焦げ茶のカスが付いていた。
「食ったぞ」
上目で俺を見、先輩は言う。
もちろん、俺は、舌で彼の唇を掃除した。




おわり





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20160923

再び皆様の前に
こんばんは!
こうしてつれづれを書くのは久しぶりでございます。
フェリシティ檸檬です。


皆様、お元気でらっしゃいましたでしょうか?
連休は楽しく過ごされましたでしょうか?
もしかすると今日をお休みにして、まだ連休を楽しまれている方がいらっしゃるかもしれませんね。
存分にご堪能くださいませ。

さて、皆様が気になっているであろう(?)、明日からの予定でございますが、先程なんとか完成いたしました〜!

明日朝6時、短編が更新されます。
そして明後日朝6時、あとがきもどきが更新されます。


今回は数が少なくて申し訳ございません。
ちょっと厳しいものがございました。

しかし頑張りはいたしましたので、皆様に少しでも楽しんでいただけるといいなあ、と願っております。

よろしくお願いいたします!


本日、人気投票にご投票をいただきました!
ありがとうございました。
あの作品、徐々に数を伸ばしていまして、このままいくと……という感じでございます。
よく分かります!
あれは好かれる要素のあるお話であるという、わたくし自覚がございます。
だって私自身も好きですし。
とにもかくにも、ほんとうに嬉しいです。
ありがとうございます。


本日「君に届け」最新刊を読んでわたくしぼろぼろ泣きました。
今回の話は個人的に今タイムリーで来るものがございまして……。
この漫画家の、人間のまっとうな描き方というのには、いつもとても感心いたします。
ステレオタイプに見せかけて、という感じで、実際はきちんと正面から物事を描いています。
あやねちゃんの恋のようすがなんかたまんないですね。リアルで。
でも私が泣いたのはそこではないのですが。
「君に届け」は完結するまで集めそうです。


天気が悪い日が続きますが、明日はどうなのでしょう。
洗濯物に困ってしまいます。湿気がすごい。除湿機が欲しい。


それではまた、明日のお話でお会いしましょう。
素敵な金曜の夜をお過ごしください。



なかなか今日はいい買い物ができたとひとりほくそ笑む
フェリシティ檸檬



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20160923

ボナペティ 15
ふたりは部屋を完全に暗くして、「ゾンビランド」を並んで見た。
チャニョルは、これ見るの何度目だったかな、とディスクをセットしながら考えた。
それくらい、かなりのお気に入りだった。
対してギョンスは初めてだった。
タイトルから、ゾンビが出てくるのだろうか、くらいしか情報を持ってはいなかった。
始まると、ギョンスは瞬きも忘れてその内容に見入った。
そんなにたくさん映画を見ている方ではなかったが、出てくる人物全員、どこか見覚えがある気はした。
誰もがとても、適役に思えた。
ゾンビ映画というものから連想する話運びと相当違い、ギョンスは心底のめり込んでその中を漂った。
横目でそんな彼をちらちらと見て、チャニョルは満足そうにほのかな笑みを口と目の端に浮かべた。
ギョンスの隣で、ブランはひっくり返って腹を見せ、熟睡していた。
あらゆるゾンビの体が吹っ飛ばされている間、ブランは体育座りをしたギョンスの横でたまに夢を見ながら足で空を駆った。
そのたびほぼ無意識に、ギョンスは彼の腹を触った。
するとそろそろと、その脳内で繰り広げられるかけっこをブランはやめ、またただぐうぐうと深い眠りに落ちた。
チャニョルは菓子を口に入れ、なるべく音を鳴らさぬよう歯を立てながら、どんどん現実味が薄れていくのを感じていた。
ギョンスが自分の部屋にいて、ブランを撫でながら、ゾンビランドを見ている。
この部屋の中は今まさに、チャニョルの小宇宙だった。
自分の好きなものだけで溢れていて、なんだかおかしいとさえ思った。
とにかく幸せだった。
夜の色も。
ジェシー・アイゼンバーグとウディ・ハレルソンの掛け合いも。
画面を映し揺らぐように見えるギョンスの目の中も。
すべてがチャニョルの心を満たした。
もうすぐ終わりという、クライマックスもクライマックスのさなかに、ドアの向こうで、かしかしという、木を引っ掻くような音がした。
いつものことに、チャニョルは急いでドアを開けた。
そこにはちょこんと、淡い灰色の毛並みをふわふわと周りに撒くように身にまとった、グリーズが座っていた。
ギョンスは画面と扉の下に交互に目をやった。
「ほら、入んな」
チャニョルがグリーズに声を掛けると、にゃああー、と言いながら、彼女は優雅に部屋へと入ってきた。
さっさとドアを閉め、グリーズがベッドの上に飛び乗るのをチャニョルは見守り、ギョンスもそれを一瞥すると、また映画に神経を戻した。
息を詰めて最後のシーンを見つめると、エンドロールが流れる中で、ギョンスははあーと息を吐いた。
「よかったなー」
「そうだな」
「こういう終わりっていいと思うよ」
「うん」
高揚と安堵を混ぜ、目を光らせているギョンスに、チャニョルは言った。
「面白かったみたいでよかったよ」
薄暗い中でも白目や頬の照ったギョンスが、同様のチャニョルを見やると、より感情をあらわにし、答えた。
「うん。すごく面白かった」
ギョンスと視線を絡ませ微笑みながら、DVD買っといてよかったな、とチャニョルは思った。
そしてまだまだたくさんストックのあるDVDを、これからギョンスとこうして見ることができるかと思うと、未来がとても明るく楽しく甘いものに感じられ、チャニョルは思わず息を吸い込み、胸を大きく膨らませたのだった。




つづく


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20160922

家路
ふたり

アン

帰り


楽しくいっしょに過ごした彼ら。




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20160922

テレパシー?
こんにちは。
最終日です。
フェリシティ檸檬です。


さあ、最後のお話、お読みいただけたでしょうか。
いかがでしたでしょうか。

ルハンの登場でございました。

このルハン、なにか可愛くて、私は好きです(笑)

ベッキョンのときもそうだったのですが、チェンはゲイ受けがいいんではないかな、となんとなく思っております。

あの首の感じとか、男性という性を実は強く感じさせるメンバーのひとりなのではないかなと、考えます。

結構このルハンは真性のゲイって感じが強く、私のお話の中ではなかなか珍しいタイプのキャラになったなあ、とも思っております。

皆様こんなルハン、いかがですか?

この先、このふたりがいったいどうなるのか、読んでくださった皆様の中で考えていただけたらなと願っております。

しかしこのルハンは切ないです。
この短編祭り内でもいちばんくらい切ないキャラだなと思います。
私は心からルハンを応援したい。

まったく時期の違うお話で、でもなぜかクリスマスがしっくり来るなと感じております。
一足どころかといったふうな季節感でございましたが、皆様にそこも含め、面白く感じていただけていることを祈ります。

お思いになったことなど、是非お気軽にお寄せくださいませ。


長々と、ほぼ1週間に渡り続けてきた短編祭りはこれで終わりとなります。
しかし、これを書いている今、この翌日、そしてその次の日とそのまた次の日をいったいどうするんだろう、と急に不安に駆られております。
うまいことその週末を切り抜けられる気がいたしません。

もし、力尽き、お話を更新できなかったときは、どうかお許しくださいませ。

すべてをお付き合いいただいた読者様には、心からの、深い深い感謝をお伝えしたいと思います。
ありがとうございました。

またこれからも、よろしくお願いいたします。



終わったーーーーー!!!!!
フェリシティ檸檬



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  • ミス・レモン
ようこそお越しくださいました。
EXOのメンバーを登場人物にした二次創作BL小説や、オリジナルのBL小説、好き勝手なことを綴った雑記などを置くブログでございます。
内容を読んでのコメント、メッセージなど、いつでも心よりお待ちしております。
よろしくお願い致します。

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